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市進アシスト、障害者雇用優良企業として千葉県より「笑顔いっぱい! フレンドリーオフィス」に認定 障がいのある方のさらなるキャリアアップを目指す

2018-02-01

株式会社市進アシスト(竹内厚社長、千葉県市川市)は、市進教育グループの8番目のグループ会社として2011年6月29日に設立された。障がいのある方を中心に、グループ会社の事務代行業務を行っている。12年2月に、障害者雇用促進法における特例子会社の認定を受け、13年3月には障害者雇用優良企業として千葉県より「笑顔いっぱい! フレンドリーオフィス」に認定された。
これまで取り組んできたことや新たな取り組みなどについて、同社の竹内厚社長に話をうかがった。


障害者雇用促進法における「特例子会社」に認定される

株式会社市進アシスト/千葉県市川市 竹内 厚 代表取締役社長 (株式会社 市進ホールディングス 常務取締役)

株式会社市進アシスト/千葉県市川市
竹内 厚 代表取締役社長
(株式会社 市進ホールディングス 常務取締役)

企業には、障がいのある人を一定の割合以上雇用する義務があり、この割合(法定雇用率)は通常、企業単位で算出されている。障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている人も含めて親会社や企業グループ単位での雇用とみなされる。これが障害者雇用促進法における「特例子会社」制度だ。
市進アシストは2012年2月にこの特例子会社の認定を受けている。
「障がいには知的・身体・精神とありますが、弊社では当時急増していたうつ病や発達障害などの精神障害の方々を主に採用することにしました。設立当初はうつ病や発達障害を抱える6名のスタッフでスタートしたのですが、そのときのメンバーは今も3名残っています。さらに新しいメンバーが加わり、現在は精神障がいの方8名、身体障がいの方1名、そして市進ホールディングスの正社員がマネージャーとして2名、事務的な仕事をする事務社員が1名、合計12名で運営しているという状況です」と竹内社長は語る。
その業務の内容は、次の5つだ。
① 紙ベースで保管してある文書・帳票類の電子化(段ボール10箱程度のものがDVD1枚に納めることができる)。
② 首都圏に展開している学習塾「市進」・「個太郎塾」への新規入会生の口座登録と口座振替依頼書の処理。
③ 初回納入金のコンビニエンスストア用振込依頼書の印刷と圧着はがきへの加工および送付。
④ 入試問題のデータベース化。
⑤ 名刺作成。

失敗を共有することで一人ひとりの精神的な負担を軽くする

障がいを持つスタッフのうち男性は6名、女性は3名で、30〜40代が大半を占めるという。
一般的に精神障がいの方はコミュニケーションがとりづらいと言われていて、仕事において焦ったりするとパニックになったり、いわゆる「報・連・相」ができないことが多いという。
「当初からそのようなことはわかっていましたので、まずは打ち合わせを確実にやるようにしています。自分に与えられた仕事をするだけではなく、つねにミーティングを行い、誰がどんな仕事をしているかがわかるようにし、ローテーションで業務が回るようにしています」。
パソコン入力は得意な人が多く、ミーティングの中では「もっとこのようにした方が仕事が速く進む」などの仕事のコツの提案が出されるので、それらをマニュアルのようにペーパー化して、メンバー全員で共有しているとのことだ。

「とにかくミスがあっても当人一人だけの責任にしないで、みんなで次は同じミスをしないように、失敗を共有することで一人ひとりの精神的な負担を軽くするように心がけています」。
また、たまにはミーティングでメンバーがそれぞれ自分の病気のことを話し、「時々落ち込んでしまうと、話もできなくなってしまうのです」などと正直な気持ちを打ち明け、お互い理解し合うように努めているという。それぞれの仕事に関するリーダーは毎日変えて、全員が交替でリーダーを務めるという。
「たしかに最初のうちは大変ですが、リーダーになることによって自信も生まれ、業務も円滑に回るようになっていきますね」。

実習や研修の依頼、職場見学希望者などが続々と

「笑顔いっぱい! フレンドリーオフィス」認定証

「笑顔いっぱい! フレンドリーオフィス」認定証

2013年3月に障害者雇用優良企業として千葉県より「笑顔いっぱい! フレンドリーオフィス」に認定されて以降は、千葉県立市川大野特別支援学校より企業体験実習の受け入れ、特別支援学校の教職員研修の受け入れ、ハローワークの依頼により障がい者の企業体験実習受け入れを行うなど、自治体や学校からの依頼も増える一方だ。
「弊社の職場見学に訪れる方も多いのですが、働いているスタッフにも非常にいい影響を与えていると思います。見学に来てもらえるような職場で働いている自分を誇らしく思い、自身の励みにもなっているようです。やがて元気になって、障害の認定が受けられなくなるスタッフも出てくるかもしれません」と竹内社長は笑顔で語る。

今後のキャリアに不安を感じている障がいのある方のためのワークショップも

多くの見学者が訪れる市進アシストのオフィス

多くの見学者が訪れる市進アシストのオフィス

そんな中、市進アシストは、2015年7月から株式会社LITALICO(長谷川敦弥代表、東京都目黒区)が運営するLITALICOワークス(障害のある方が就職し、働き続けるための就職準備・就職活動、就職後の職場定着までサポートする、福祉サービス事務所)と一緒に「CareCo Plus(キャリコ プラス)」という活動を行っている。一般企業や団体で働きながら今後のキャリアに不安を感じている障がいのある方のためのワークショップだ。職場でのキャリアアップに必要な知識やスキルを習得するだけでなく、将来の夢や目標を整理しながら、今後の働き方について考える機会となることを目指しているという。
「LITALICOさんからスタッフを紹介されたことからご縁ができて、今は一緒に『CareCo Plus』を実施しています。だいたい月に1回金曜日、仕事が終わった午後7時頃から開催しています」。

その内容は、昨年後期では、「第1回 はじめてのヨガ」「第2回 カメラ講座」「第3回 簿記3級基礎講座」「第4回 身近な英会話」「第5回 臨床心理士に学ぶ、職場で実践できるメンタルケアの方法」「第6回 異業種交流会」。
ワークショップの時間は1回90分で、参加費は500円(税込)。
対象は、一般企業・団体に勤務する障がいのある方。
「当初は障がいのある方の雇用率を高めるためにスタートしたのですが、せっかく実施するのであれば、単に法律上の義務を達成するだけではなく、もっと前向きに社会貢献ができないかと考え、CareCo Plusに取り組んでいます」と、竹内社長は意欲的に語る。
「職業生活を続けていく中で資格は大きな武器になりますし、自分で勉強していけるきっかけづくりにもなりますので、今後はそんな講座を増やしていきたいと思っています」。
さっそく2月9日(金)には、市進アシストにおいて、『簿記3級講座 徹底!「仕訳問題」』が開催されることになっている。

株式会社 市進アシスト 沿革
2011年6月29日
 会社設立
2011年10月1日
 障がい者スタッフ6名、マネージャー1名でスタート
2012年2月1日
 市川公共職業安定所より特例子会社の認定を取得
2013年3月1日
 障がい者雇用優良事業所として千葉県より表彰(フレンドリーオフィス)
2013年8月
 厚生労働省・千葉労働局による見学
2014年2月
 千葉県市川大野特別支援学校より企業体験実習の受け入れ
2014年8月
 特別支援学校の教職員研修の受け入れ
2015年2月
 特別支援学校より、2回目の企業体験実習受け入れ
2015年8月
 千葉県立流山高等学園(特別支援学校)先生の現場実習受け入れ
2015年10月
 千葉県立市川大野特別支援学校より企業体験実習受け入れ
2016年2月
 ハローワークの依頼により、障がい者の企業体験実習受け入れ
2016年5月
 就労移行支援事業所 就労体験受け入れ
2016年6月
 千葉県立市川大野特別支援学校より企業体験実習受け入れ


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