勉強しなさいと言わずに成績が上がる！
すごい学習メソッド

藤野雄太 著　永岡書店 刊　1,296円（税込）

個別指導塾スイング代表の藤野雄太です。大学卒業後は神奈川県の大手塾に就職し、外資系企業を経験したあとに個別指導塾スイング（横浜市西区）を創設しました。中学部は公立中学生を対象にした「5科目100点アップ成績保証制度」（達成率95％以上）を看板商品にしています。なぜ、5科目100点もアップするのか？それは、子どもが自分から勉強するようになるからです。スイング生は定期テスト前には2週間毎日50時間も勉強します。この光景が噂になり全国から150名以上の塾関係者が見学に訪れました。今回はそのノウハウ『すごい学習メソッド』を全国の親御さんにも知っていただきたいと思い出版しました。

『すごい学習メソッド』は個別指導とオリンピック選手の英才教育をミックスさせたものです。ナディア・コマネチなどオリンピック金メダリストを多数輩出している全米ナンバー1体操コーチ、カロリー夫妻の日本人唯一の弟子である天才教育コンサルタント故・野村るり子氏から学んだオリンピック選手の英才教育を個別指導に落とし込みました。2月14日に文科省が学習指導要領改定案で「主体的・対話的で深い学び」「社会に開かれた教育過程」を推進すると発表しましたが、本書で提唱している「子どもを主体的にさせる方法」「学歴より社会に貢献する力」と合致しています。

本書にも書いてありますように、藤野は偏差値39の学区内最低偏差値高校に通っていました。しかし恩師の「言葉」により成績が上がり人生が変わりました（211ページ参照）。実は、この恩師とは東進ハイスクールの安河内哲也先生です。当時の東進はまだ先生がライブ授業をやっている時代でした。安河内先生が「偏差値30台のお前でも年間計画でいけば東大クラスの奴に勝てるぞ」と言ってくれたのが嬉しくて、今まで嫌いだった勉強を頑張ることができました。これが藤野の教育の原点です。どんなにダメな子でも大人が情熱を持てば必ず子どもは変わる。安河内先生に感化され、大学生になった藤野は即塾講師のアルバイトを始めました（笑）。そして、自分のようにダメな子でもやる気になり頑張ることができる勉強方法を研究し続けました。また、勤務していた大手塾では当時の上司であった教室長に「子どもができないのは先生のせい」という考えを徹底的に仕込まれました。教室長は熱血な方で、徹夜で授業研修をしていただいたこともあり感謝しております。

著者の藤野雄太 氏

本書では、一度勉強嫌いになってしまった子どもや、勉強が苦手な子どもにやる気を取り戻し、勉強がしたくなる方法を紹介しています。子どもの成績で悩む多くの親に向け、親が知っておくべき子どもの成績を上げる方法がわかります。3月から全国で親を対象としたイベントや講演を開始します。

なお、『すごい学習メソッド』は塾長対象の6カ月間セミナー「地域ナンバー1個別指導塾プロデュース講座」で公開しています。第2期生の募集は3月に行う予定です。