
(一社)日本青少年育成協会 熊本で復興ボランティア
2017-02-01
昨年12 月3 日(土)4 日(日)、一般社団法人日本青少年育成協会(増澤空会長)が熊本県で復興ボランティア活動を行った。同協会の指導者育成委員会のメンバーである教育コーチングトレーナーたちを中心とした総勢23 名が全国各地から集い、活動に参加した。
初日は、地元熊本のなるほどゼミナール(山中孝光代表)の協力を得て、南阿蘇中学校において中学生の学習支援活動と教員研修に取り組んだ。学習支援活動は、傾聴、質問、承認に溢れるプロの教育コーチたちが関わることで、生徒たちの意欲がどんどん引き出されていった。さらには、理科や英語などのミニ授業も。生徒たちの興味関心が一気に高まり、頬を紅潮させながら一生懸命考える姿が見られた。同時に行われた教員研修も、アクティブラーニング形式で進行し、生徒たちの成長を心から願う先生方が、時に無邪気な笑顔も見せながら熱心に学んでいたのが印象的だった。最後にはチャリティ委員会からビブスの寄贈も行われた。
翌日には、大津町と西原町での復興支援。取り壊しが決まった邸宅での家財整理・搬出、仮設住宅へ荷物搬入などをボランティアチームの一員として手伝った。「作業3 割、コミュニケーション7割」という合言葉のもとで、「被災された皆さんの様々な想いをしっかりと受け取ることが、ボランティアとしてどれだけ大切かを学ぶ機会となった」と参加者が口々に語っていた。また、6 月に発刊された書籍「この一冊でわかる!アクティブラーニング」の印税を全額熊本復興義援金として寄贈したり、南阿蘇村と益城町の教育委員会に義援金を届けている。