
三重県津市、小中一貫教育へ 2019年度末までに全校で実現目指す
2013-03-01
三重県津市教育委員会は、市立すべての小中学校で、小中一貫教育を導入する方針を固めている。基礎学力の向上や学校生活の安定が狙いで、来年4月から順次導入し、2019年度末までにすべての中学校区で実現させる予定だ。
文部科学省によると、東京都三鷹市、横浜市などではすでに市内全域において小中一貫教育を導入しているが、「すべての小中学校で一貫教育を導入している自治体は全国的にはまだ少ない」(教育制度改革室)とのこと。
津市教委によると、現在津市には中学校が20校、小学校が53校ある。市内の2つの中学校区ではすでに2005年から一貫教育を導入しており、学力向上など一定の効果がみられたという。
小中一貫教育は、義務教育の9年間を連続した教育課程として指導する方式。文科省は小中学校の連携普及を推進しているが、今後もこの教育方式を取り入れる自治体は増えるかもしれない。
