• Home
  • 新着情報
  • (株)文理「全国到達度テスト」をリニューアル
    小・中学生の基礎学力の定着状況が数字で見える

(株)文理「全国到達度テスト」をリニューアル
小・中学生の基礎学力の定着状況が数字で見える

2026-07-01
[左] (株)文理 アセスメント戦略部アセスメント事業課  課長 織田 志乃 氏 [右] (株)文理 アセスメント戦略部  部長 西田 泰則 氏

[左] (株)文理 アセスメント戦略部アセスメント事業課 課長
織田 志乃 氏
[右] (株)文理 アセスメント戦略部 
部長 西田 泰則 氏

(株)文理(田子由和代表取締役社長 東京都)はこれまで「あすがく」と共に実施していた「全国到達度テスト」を、2026年春からリニューアル。単独実施できるテストへとパワーアップさせた。「なぜ間違えたのか」、「どこまで理解しているのか」を可視化し、生徒の基礎学力の定着状況が数字でわかるのが特徴。在籍生の学力を伸ばすと同時に、外部生に向けての、入塾イベントとしても活用できるツールとなっている。「全国到達度テスト」について、アセスメント戦略部 部長 西田泰則氏とアセスメント戦略部 アセスメント事業課 課長 織田 志乃氏にお話を伺った。

「なぜ間違えた?」を可視化
生徒の理解度を数字で提示

2026_07_p72_ghirashi

(株)文理「全国到達度テスト」のリニューアルのヒントは、文部科学省が実施している「全国学力・学習状況調査」だ。誤答のポイントがわかるテストを学習塾でも実施することで、様々なフィードバックができるのではないかと考えた。
同テストの実施は春と秋の年2回、今年度春には全国約1万人、秋には1万8000人もの生徒が受検予定。
対象学年は春が小学4年〜中学3年、秋が小学3年〜中学2年。教科は小3〜6年が国語・算数(各35分)の2教科。中学1〜3年は英語・数学(各50分、英語リスニング10分含む)・国語(各40分)の3教科だ。
テストが終了したら、学習塾は答案用紙をスキャンし、WEBにアップロードして事務局に送信。採点後、個人成績表がデータとして送信される。塾側でデータ配信、プリントアウトが選択できる仕組みだ。
個人成績表では、科目毎に4段階で判定された到達度が示されるほか、「英作文」「リスニング」など大問別の到達度も%で表示される。
また、採点後の解答用紙の画像とともに、問題1問毎に問題レベルや得点率も記載されている。これらを見ることで、生徒が理解していない単元はどこなのか、どの設問が解けていないのか可視化されている。
(株)文理 アセスメント戦略部部長の西田泰則氏は「誤答パターンの分析から、生徒のつまずきポイントがわかります。例えば、数学の四則計算で、掛け算、割り算を先にせず、前から解いてしまっているなど、解答から間違えた理由が見えてきます。英語では、単語の並べ替えで英作文を作る整序問題は正答率が高いですが、単語を書かせる問題になると一気に正答率が落ちます。英語に関しては書く力が弱くなっているといった傾向を指導者に数字で提示できることがこのテストの強みです」と語る。
同アセスメント戦略部アセスメント事業課 課長の織田志乃氏も「生徒がどうして間違えたのか、きちんと自分で気付けるようなテストにすることが、今回のリニューアルの1つのポイントです。普段は先生が採点することで、生徒の弱点を把握されていると思います。とはいえ、学習塾の先生方は多忙です。外部採点であっても、より詳細な分析結果を示すことで、先生方の今後の指導に役立てていただけるように準備しています」と話す。

各教室のテスト結果から、指導方法のノウハウを共有

2026_07_p73_test_kekka

「全国到達度テスト」では、生徒の全国順位とエリア順位(東日本・中日本・九州)も提示される。
「中学生の段階で、全国での立ち位置を知るのも1つのポイントです」と西田氏。年に2回、自分の全国順位を確認してもらうことで、生徒のモチベーションアップにつなげることができそうだ。
複数教室を運営する学習塾がまとまって受験するメリットもある。「この教室は数学の点数は高いが英語は低い」「この教室は国語は高いが、算数は低い」といった、教室毎の「強み」が見えてくるからだ。
「難しい問題の正答率が高い教室があった場合、その指導ノウハウを塾内で共有していただければ、学習塾全体や指導者のレベルアップにつながっていくと思っています。それが最終的に志望校への合格率の向上に役立つのではと考えています」と西田氏は話す。
さらに、毎年春・秋と受け続けることで、学年別の生徒の傾向も見えてくる。「昨年の中2は数学が苦手な生徒が多かったが、今年は英語が苦手な生徒が増えている」といった傾向だ。その学年の傾向を掴むことで、指導方法を柔軟に変化させていけば、より効率よく学力向上へと導けると考える。
このテストの出題範囲は春の実施が当該学年の4月まで、秋の実施が当該学年の10月まで。オーソドックスな問題が多いが歯ごたえのある問題も用意している。
志望校判定など結果に直結するタイプのテストが多い中、テスト範囲が広く、受験学年以外で生徒の学力を把握できるテストは多くない。毎年生徒のデータが溜まっていくと、今の生徒たちの思考も見えてくると思われる。すでに英単語が書けない生徒が増えていることも、明らかになりつつある。
織田氏は「公立高校入試の解答がマークシートになった県が増えていることも、英単語が書けなくなった理由のひとつかもしれません。ただ、大学入試など将来を見据えると、中学校の時点から英単語を書けるようになっていることは大切です」と話す。
また、このテストは「わかっていない部分を可視化するテスト」であり、「点数を取ることが目的になってしまわないよう、生徒に伝える必要がある」と、織田氏は語る。「少しでも点数をあげようとして、わからないのに当てずっぽうで答えを書いてしまうと、もし正解だった時には理解できていない部分がスルーされてしまいます。そんな恐れがあることも、呼びかけていきたいです」

生徒募集のツールとしてテストを活用

「全国到達度テスト」は、生徒募集のイベントにも活用できる。2026年秋のテストの価格は小学生2教科セットが800円。中学生3教科セットが1200円(いずれも税別。用紙代・採点費用・個人成績表作成費用含む)。1教科のみの受験でも価格は変わらない。
このテストを使った入塾体験イベントを企画し、外部生に無料で受けてもらったとしても、かなりリーズナブルな価格設定になっている。
「個人成績表を返却する際には、入塾することのメリットなどを伝えるツールになります。また、内部生と外部生の学力の比較ができれば、今後の学習塾運営のデータとしても使えると考えています」と西田氏。
織田氏はテスト教科の中でも、軽視されがちな国語について語る。「すべての教科の問題は、国語力なくしては理解できません。ボリュームゾーンの生徒であれば、英語や数学は比較的すぐに点数が伸びますが、国語の点数を伸ばすには時間がかかります。国語力を鍛えるには読書は有効ですが、それに限らず、どのような場面でも『この一文は全体や段落の中でどのような意味をもつのか』、と常に考えながら文章を読むことが大切です。これこそが、国語力を高める確実な道筋です。ぜひ小学生のうちからコンスタントに『全国到達度テスト』を受検し、国語力の伸びを定期的に確認してほしいと思います」
現在、同社が所属する学研グループの学習塾の受験者が多いが、最近ではグループ以外の学習塾が「全国到達度テスト」HPを見つけ、ぜひ受けたいと受験するケースも増えている。
今後は、テスト後の苦手克服のサポートを自走でできるツールの開発も課題と考える。個人成績表とともに、フォローアップのためのテキストなどをつけることも視野に入れている。

お問い合わせ

2026_07_p73_qr


東進ハイスクール


PICK UP


                         城南進学研究社
                         塾エイド
                         Formaid
                         スポーツマネジメント通訳協会
                         ベスト塾
                         FLENS
                         コエテコbyGMO

全国学習塾協会ITコンソーシアム塾ツール

河合塾One

東京保健医療専門職大学

琉球リハビリテーション学院

麗澤中学・高等学校

麗澤瑞浪中学・高等学校

つくば開成学園

コンパス

塾シル!

レキシとコトバの先生

塾ナビ

家庭教師

中国語資格HSK 中国政府公認・世界共通規準

塾と教育 twitter


塾と教育

株式会社 塾と教育社
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町2-28 飯田橋ハイタウン807
Copyright © Juku To Kyoiku Sha. ALL Rights reserved.