
教育資源としての民間教育 第93回
公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長
「塾の日シンポジウム2025 名古屋大会」を終えて
去る10月13日(月・祝)、名古屋にて「塾の日シンポジウム2025 名古屋大会」を無事開催することができました。東海地区の皆様をはじめ、全国からご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。今回の大会では、改めて学習塾業界が担うべき未来への責任と、変わりゆく社会における新たな価値創造の重要性を強く感じる時間となりました。
第1部式典では、こども家庭庁や文部科学省、経済産業省からご来賓をお迎えし、官民が一体となって子どもたちの健全な育成に取り組むべき姿勢を再確認しました。今回の名古屋大会の特徴として、会場には愛知・岐阜・三重の地域に根ざした私立学校関係者の皆様にも多数ご参加いただきました。学習塾と学校との連携の可能性、共に地域の子どもたちを支えるパートナーとしての関係性のあり方について、今後さらに具体的な連携の芽が生まれていく予感を得ました。
振り返れば、当協会の設立から37年、そして公益社団法人移行から12年が経過しました。
コンプライアンスの強化、安心・安全の学習環境づくり、質の高い教育サービス提供と、業界全体としての努力の積み重ねが今につながっています。そして同時に、いま業界には「少子化」「入試制度改革」「地域差」「教員確保」など、避けて通れない課題が山積しています。
しかし、どのような環境であれ、子どもたちにとって「学びの場」は絶えず必要とされています。私たちが果たすべき役割は、むしろこれからの社会においてこそ、ますます大きく、重要になっていくのだと思います。だからこそ、私たちは「民間教育」という存在を、ただの選択肢の一つとしてではなく、「社会資源」として捉え直す必要があります。行政や学校、地域社会との連携・対話を通じて、民間教育が果たす公共的役割を明確にし、世の中に発信し続けること。これが、私たち全国学習塾協会の使命です。
最後に、まだ当協会にご加盟いただいていない塾の皆様へ。学習塾業界をともに前進させ、子どもたちの未来をともに支えていく仲間として、ぜひ私たちと一緒に歩んでいただけましたら幸いです。

































