
(株)日本コスモトピア主催 学習塾改革セミナー
「自ら学ぶ生徒」を本気で育てる第一ゼミナールの
チャレンジ
個別最適化指導の可能性~自立学習支援システムSelfeeを活用したPLSの実践~
(株)日本コスモトピア(代表取締役社長 尾上幸裕、大阪府大阪市)は、約40年以上にわたり「自立学習」を提唱し、生徒ごとに最適な学びができるデータベース教材を学習塾に提供し、多くの実績を重ねてきた。その伝統と実績の結晶ともいえるのが『Selfee』。学習塾運営に最適の自立学習支援システムである。日本コスモトピアでは、『Selfee』を活用した自立学習をベースに、先進的な学習塾改革を実践する企業を招き、様々な成功事例を紹介するセミナーを開催している。
昨年度、学習塾業界の課題にいち早く取り組んできた(株)ウィザスからゲストを招き、【「個別最適化指導の可能性」~Positive Learning Systemの実践~】を開催。大きな反響を呼び、学習塾業界関係者から高い関心が寄せられている。今回は、教育業界での注目度が高い「PLS学習法(Positive Learning System)」の転換経緯と実践事例、成果や今後の展望について紹介する。(敬称略)
■登壇者
株式会社ウィザス
学習塾事業本部 第一統括部 統括 山本 太朗 氏
第一ゼミナール 鶴見校 校長 多田 友美 氏
第一ゼミナールの教育理念は生徒一人ひとりを見守る「1/1の教育」
山本 弊社は1976年創業以来、一斉指導、個別指導のほかに個別最適化指導に注力する第一ゼミPLSを7教室展開。年齢やニーズに応じた幅広いサービスを提供しています。
導入経緯ということですが、某セミナーの懇親会にて、弊社の生駒富男代表が鹿児島の進学塾MUGENの小牧聖代表と出会ったことがきっかけです。MUGEN様の指導形態が、現在私どもが展開している個別最適化指導の根幹です。生駒は鹿児島にあるMUGENの授業を見学させていただき、「こんな教え方があるんだ!」と驚愕。その衝撃は初めての経験だったといいます。あらゆる教育事業を熟知している生駒がいったい何に驚いたのか。それは、受け身的な一斉集団指導ではなく、生徒一人ひとりの主体性を引き出す指導であること。一人ひとりの理解度、習熟度、希望の進路実現に寄り添い、「場」の力を活用して相互に高め合い、競い合う集団指導形態にありました。生駒はMUGENの指導を見て、弊社が以前開催していたサマースクールを思い出したそうです。サマースクールでは、宿泊合宿形式で時間を超越(昨今は難しい)し、個別指導にも多くの時間を割き、一人ひとりに寄り添う指導をします。いわゆる主体性を引き出す非日常の指導をMUGENでは日常の指導で実践している。そこに驚き、感動したのです。
弊社の教育理念は「1/1の教育」。保護者がお子さんを見守るような思いで一人ひとりを見守っています。コーポレートビジョンは「〝社会で活躍できる人づくり〟を実現できる最高の教育機関を目指す」。VUCA時代にあって、お子さんが活躍する未来で何よりも大切なのは〝主体的に考え学ぶ力〟だと考えます。小牧代表との出会いは運命でした。「一緒に日本の教育を変えよう!」と一気に同じ夢を思い描きチャレンジさせてもらっています。
一斉指導から個別最適化学習コースに転換した当時の課題と対策、現在の様子
多田 個別最適化学習ですが、開始当初はコース名が「アクティバ(アクティブな場)」。現在はPLSです。当時、私が校長をしておりました大阪府八尾市高安校でアクティバがスタートしました。3月開校に合わせて2月に現塾生に体験会を実施。「自分に合った勉強ができるから、やらされてる感がなくていい」など前向きな声を多数いただきました。ほぼ一斉指導からの転換でしたが、全員継続でスタートできましたが、しばらくすると次のような声が出てきたのです。
《生徒の声》
授業で取り組む内容を教員に決めてほしい
一斉指導のほうが楽しかった(競い合える・教員の話が面白いなど)
《保護者の声》
自分の好きなところ、できるところをやるのでは?
自分のペースでダラダラやるのではないか
教員に任せていたら安心、生徒も保護者も管理を望んでいた。しかし、一番の課題は教員の意識にありました。
《教員》
「個別最適化学習=生徒の意志を尊重する=生徒に任せる」と思い間違いをしていた
『Selfee』教材の理解不足で生徒の習熟度に合わせた問題を教員側が提案できていなかった
これに対してどう改善していったのか。
《個別最適化学習の指導方針》
「個別最適化学習=生徒に任せる」のではない
●生徒一人ひとりの目標達成に向けて何をどうするのか生徒が自分で決定できるよう促す
●簡単に達成できる目標ではなくギリギリ達成できる目標を常に提示していく
●生徒を見守り、必要な時はタイミングを逃さず働きかける
●プリントに取り組んだらこまめに承認とアドバイスをする。習熟度によってパターンやフィードバックを提示する。生徒が選択でき、生徒が考え判断できる仕組みを心がける
保護者にも個別最適化学習の良さをわかってもらうために、授業の様子や教員とも対話している様子を伝える手紙やアクティバ通信、掲示物やホームページなどで積極的に発信しました。
生徒に対しても受身ではない主体的な学びの楽しさ、自分の成長を感じてもらうためにアンケートを実施。「自分の課題を考えることができた」
「苦手な問題にも取り組め、できなかった問題ができるようになった」など成長した自分を感じてもらっていることが教員にとって大きな喜びです。
一斉指導のときは伸び悩んでいた生徒が個別最適化学習に転換したことで成長しています。あらゆる学力層の生徒でも個別最適化学習だと対応でき、転換初年度、大阪府公立高校に全員合格しました。
現在、私は大阪市鶴見校でたくさんの生徒と接しています。生徒は取り組んでいるプリントの解説を読んで印をつけながら、要点をしっかり読み込んでまとめます。宿題としても「Selfee」のプリントを出していますが、わからないところは自ら聞いてきます。主体的な学びが日々生まれ、生徒たちは目標点に向かって頑張っています。
個別最適化指導の成果と今後の展望
山本 3月に7校のうち2校は個別最適化指導へ転換。2024年3月からPLSに転換したA校における中3生12名の5教科1学期期末考査の素点(中2生時との比較)は、12名中11名が、B校も10名中8名が大幅アップ。一人ひとりの成長を最大に実現しています。
個別最適化なので、1人ひとりが自分に必要な教科、単元、内容を、自分自身が理解できるまで、我々もしっかりナビゲートしています。一人ひとりのどこが課題で、どうやっていけば成績向上につながるのか、そこにリーチできる指導だと思っています。
学ぶ姿勢の成長ということで、授業開始前の計画と授業の振り返りをしてもらうシートがあります。なんとなく与えられて学ぶのではなく、自分で学ぶ目的、狙いを考えて学ぶから、何を学んだかを振り返る習慣につながっていることがシートを通じて見てとれます。
2021年8月から2024年8月までのA校からE校の生徒数推移を見てみると129.1%の成長。厳しい市場環境の中でも生徒数を伸ばしています。
今後の目標、展望としては「人材育成」「認知拡大」。新しい学びの指導形態なので、理解し、実践し、主体性を育むための時間を要します。ゴールはないのでまだまだこれから。「日本の教育を変える」ために発信し続けてまいります。
2025年9月に第一ゼミナール様の再登壇が決定!
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学習塾改革セミナーは実践事例をご紹介し、毎月開催しております。
https://jukumirai.cosmotopia.co.jp/category/event/




































