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    和歌山県の広域通信制高校・慶風高等学校

地域に根差し、多様な学びを支える
和歌山県の広域通信制高校・慶風高等学校

2025-08-01
令和7年度 入学式

令和7年度 入学式

2005年、通信制高校といえば公立が主流だった時代に、和歌山の地でひときわ異彩を放つ私立高校が誕生した。それが学校法人田原学園慶風高等学校だ。「幸せの風が吹いてくるような学校に」との想いから「慶風」と名付けられ、自然豊かな土地に佇むこの学校は旧美里町立国吉中学校の跡地を活用して開設された。国吉中学校の廃校を受け、地元住民が「跡地に新たな学校を」と陳述書を提出したのがきっかけだ。生徒一人ひとりの個性に寄り添いながら、高校卒業資格の取得だけにとどまらず、社会で生きる力を育むことを目指す同校は、時代の先を読み、今では当たり前となった「多様な学び」をいち早く実践してきた。通信制教育の枠を超えたその取り組みについて、田原サヨ子理事長にお話を伺った。

一人ひとりの歩みに寄り添う学校をめざして

学校法人田原学園 理事長 田原サヨ子氏

学校法人田原学園 理事長 田原サヨ子氏

偏差値や学力をもとに進路を決めるのが依然として一般的ですが、近年は多様な価値観を持つ生徒が増えてきました。勉強を順調にこなし、高校、大学、そして企業へと進む──そんな進路がすべてではありません。家庭環境や人間関係の影響で、学びたくても思うように勉強できない生徒もいます。だからこそ、大切なのは「自分は何をしたいのか」「どんな将来を描きたいのか」という視点。学力だけでなく、自分の意志を持って進むことが、これからの時代に求められる力だと思います。
開校から20年を迎え、私たちの想いも徐々に和歌山県内で理解されてきました。通信制高校に対しては、まだ旧来のイメージを抱く人も少なくありませんが、S高やN高の誕生により、その認識も変わりつつあります。かつて存在した「全日制の下に通信制がある」という序列も、大きく揺らぎ始めています。
本校には、学校生活でつまずきを経験したり、不登校を経て入学したりする生徒も多く在籍しています。一方で、スポーツや芸能、起業など、自らの活動と学業を両立させるために、最初から通信制を選ぶ生徒もいます。それぞれの「自分らしい未来」を実現するための学びの場が、ここにはあります。

全国からトッププレイヤーが集う本気で挑む部活動

硬式野球部

硬式野球部

本校は通信制高校でありながら、部活動が活発なのが大きな特徴です。特にテニス部は全国レベルの強豪で、毎年インターハイに出場。北海道や福岡、三重、京都など、全国からテニス目的で入学する生徒がいます。指導にあたるのは、学生時代に松岡修造氏に勝利した実績を持つ著名なコーチ。全国から選抜された選手が集うテニス塾「修造チャレンジ」に招かれる生徒も在籍しています。陸上競技部も全国大会常連で、800m走で全国優勝したほか、今年も走幅跳び、三段跳び、円盤投げ、砲丸投げの4種目で全国大会に出場します。学びとスポーツの両立ができる環境が整っています。

3年前に創設したeスポーツ部

3年前に創設したeスポーツ部

3年前にはeスポーツ部を創設しました。一見「ゲーム」と見なされがちなeスポーツですが、チーム戦を通じて協調性や集中力、戦略的思考が育まれるなど、教育的な効果も高く評価されています。さらに高齢者を対象とした実証実験では、わずか3カ月で認知機能や身体機能の改善が見られ、健康増進の手段としても注目されています。和歌山県は高齢者比率が33・3%(令和5年)と高く、県も「eスポーツわかやま推進プロジェクト」を通じて活用を進めており、県内5校にeスポーツ用の機材が提供されました。裾野拡大を目指し、本校では小中学生対象の体験会も開催。春休みに実施済みで、夏にもパソコンを使ったeスポーツ夏期講習を予定し、eスポーツを通じた交流の場を広げています。

生徒には様々な体験をしてほしい

スクーリングの様子

スクーリングの様子

自ら起業し、プロ仕様のレーシングシミュレーターを設置したカフェを経営している生徒もいます。サーキット走行を疑似体験できる本格的な設備で、地域では珍しく、反射神経や集中力を鍛える体験ができ注目を集めています。このビジネスでコンテストにも応募し、二次審査を通過し8月11日に大阪・関西万博で行われる最終審査のプレゼンテーションに挑みます。本校では「まずやってみる」精神を大切にし、学校行事や部活動、林業体験など、多様な活動を通して生徒の主体性と可能性を伸ばす環境を整えています。
ロータリークラブが支援する中高生向けのボランティア団体「インターアクトクラブ」に2年前より参画し、ボランティアや国際交流を通じて、視野を広げ、国際感覚を育んでいます。大雨による災害で赤土が民家に流れ込んだ際には、生徒たちがバケツリレーで土砂を運び出す作業に参加。また、和歌山市やロータリークラブと協力して実施している「花いっぱい運動」では、地域を花で彩る取り組みにも貢献しています。

毎年インターハイに出場するテニス部

毎年インターハイに出場するテニス部

就職支援においては、和歌山県内の中小企業の経営者を学校に招き、直接対話の機会を設けています。通常の合同企業説明会とは異なり、トップの考え方を生徒が直接聞く形式を採用。生徒たちはアンケートやコメントを記入し、それを企業側にフィードバックすることで、双方向の理解を深めます。背景には、和歌山県内の企業に就職する若者が少ないという課題があり、「県内にどんな企業があるのか知らない」という保護者にも理解を深めてもらうことを目的としています。「あの会社に出会えてよかった」と言ってもらえるような就職支援を目指し、実践的なキャリア教育にも力を入れています。
卒業生の保護者からは「中身が濃くて少し変わった高校」「子どもが多くの体験を積めたことに感謝している」といった声が寄せられています。地域とのつながりも教育の柱であり、地元の高齢者をはじめとした多くの方々の協力が、生徒にとっての貴重な学びの場となっています。高校生活の過ごし方は十人十色です。高校はゴールではなく通過点。それぞれの未来に向けた準備ができる学校であり続けたいと願っています。


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