
全国学習塾協同組合 主催
2025年 塾・教育総合展in東京
全国学習塾協同組合(森貞孝理事長)主催「2025 年 塾・教育総合展in東京」が東京都立産業貿易センター浜松館2階の展示室で開催され、多くの教育関係者が来場した。
冒頭、森貞孝理事長は、「中学の教科書が変わります。生成AIを搭載した教材、ICT教材もたくさんありますから、自塾でどんな教材を使えばいいか、十分考えて選んでください」と述べた。
来賓を代表して、(公社)全国学習塾協会 安藤大作が挨拶。「毎年塾・教育総合展を開催されていることを本当にありがたいと思いますし、感謝申し上げます。
学校の先生が圧倒的に足りていませんし、今後は塾も講師が足りなくなります。公教育、民間教育問わず、手と手を取り合いながらやっていかないとこの国の教育はもたないというところまで来ていると思います。しかし公教育側もどの民間教育が信頼に値するか、実績を出しているかがまだ見えて来ないという話も聞きます。信頼されるためには圧倒的な実績を出すしかありません。
また、教育は国内でしっかり盛り上がり、海外に輸出するべきものかもしれません。日本の教育産業を世界の冠たる教育産業にするためにも、民間教育が圧倒的な実績を出すしかありません。いま、そして今後の学習塾に必要なのは、学校教育との連携と世界に輸出できるようなしっかりとした産業の構築です。今のように業界全体が厳しいときこそ、お互いに手と手をとりやすい時期です。今日もそういった場になり、未来につながるような時間になればと願っております」
ホール内の特設セミナー会場で行われたのは、塾に役立つミニセミナーと全国模擬授業大会。
塾に役立つミニセミナーでは、(株)スプリックス「フォレスタシリーズの改訂/英語の指導について」、東京学参(株)「過去問をもっと有効活用しませんか? お役立ち情報」、(株)学びエイド「少子化時代を生き抜くために」、(株)好学出版「中学生指導における課題や多様化する定期テストに合わせた教材改訂と背景」、(株)すららネット「学習塾だからこそできる!不登校対策、フリースクールの併設で新たな収益の柱を!」、全国学習塾協同組合(AJC)「講師募集について新たなご提案」が行われた。
全国模擬授業大会では、(株)開倫塾 林明夫塾長による「知識専門職としての学習塾の先生は、一生勉強・一生青春。超少子化が進む中、学習塾が、地域の持続的発展のために果たすべき、社会的役割を考える」という講話のあと、野田塾の奥村孝司先生(中3英語 過去形)、アガトス創学舎の村田寛之先生(中1歴史 鎌倉仏教)、開倫塾の磯貝直希先生(中1国語 部首)の模擬授業が披露された。