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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第77回

2024-01-05

生成AIのさらなる進展

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大きなきな話題を呼び続けた生成AIについてさらなる進展が本年は話題になる。
8月に元Googleの天才技術者といわれた二人のAI技術者が日本に来て、日本でAIのスタートアップ企業SakanaAI」を立ち上げた。理由は日本が何回も訪れて好きだったこと、シリコンバレーは今AIの狂騒真只中にあり人材の確保が難しいこと、そして日本は高度な教育を終えた若年人材が多くいること、さらに国際都市東京はAIの新しい発表の場としてもふさわしい場所だと考えられることだ。そして11月にはNTTがSakana AI社とAIに関して提携を発表した。本来シリコンバレーで活躍すると思われたライアン・ジョーンズ氏やデイビット・ハー氏が港区新橋で起業し、それにNTTが連携する動きは今後の日本のAI戦略に大きな影響を及ぼすとみられる。これに呼応するかのように日本の大手IT企業もAIに本腰を入れ始めている。先日聴講したセミナーで、生成AIに関して講演した東大大学院教授の松尾豊氏は、すでに周りで10社を超えるスタートアップ企業が活動を始めたと言われた。
11月4日にxAI社が生成AIのGrokを発表、またNTTが生成AIのための言語「Tsuzumi」を24年3月から企業に提供すると発表した。
そんないろいろな動きがある中で、突然OpenAI社の中でCEOのサム・アルトマン氏の解任という大騒動が持ち上がった。取締役会に呼ばれて、その場で解任を告げられたという。発端は*Q(キュースター)という新しいAIの言語がChatGPTで使われているものと違うことが発端で大騒ぎになり、その後マイクロソフト社が彼を首脳陣の一員として受け入れる、そして700名以上の社員のほとんどがマイクロソフトについていくという話に発展し、最終的には、アルトマン氏が再任され、従業員も全員元のさやに納まり、旧取締役陣が解任されるという決着になったようだ。
突然始まった生成AIの衝撃的な発表からわずか1年、技術はさらに進化し、人の動きは大きく変わってきた。
この動きは第二弾、第三弾の大きな波を起こしながらコンピューターの世界が変わっていくことになるのかもしれない。今特に求められているのが医療の世界、そして兵器、輸送、電子機器、製造などの分野だ。当初日本は生成AIには大幅に後れをとっていた(先月号で詳述)が、ここへ来てシリコンバレーならぬ東京バレーともいうべき、生成AI関連の動きが始まってきた。
数年先には日本発の新しいAIが大きく育ち始める予感がする。そしてその頃、日本のIT技術の担い手は、今学習塾に通っている中学生、高校生だ。その若くてしなやかな頭脳が大きく飛躍できるかどうかが日本の将来のカギになるのではないか。
学校は学習指導要領に沿って学ぶ。塾はもちろん学校教育の補完をするところも多いがいろいろな分野に向けた指導もしている。明日の日本を担う人材は今学習塾の教室で育ちつつあると私は確信している。
これからの1年、そして10年後には、考えたこともない技術の進歩が眼前に繰り広げられるはずだ。そしてその中に数年前の自塾の生徒の姿を見る可能性も考えられるのだ。


ベネッセコーポレーション


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