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低学年指導の重要性を徹底解説!
玉井式×パンセフロンティエルセミナー開催

2023-07-03
(株)タマイインベストメントエデュケーションズ 玉井満代 代表取締役社長

(株)タマイインベストメントエデュケーションズ
玉井満代 代表取締役社長

玉井式教材の開発者でありパンセフロンティエルのプロデューサーを務める玉井満代氏は5月26日、低学年向けオンライン在宅教育「パンセフロンティエル」の塾オーナー向けのセミナーを開催した。日本の教育が抱える課題をベースに低学年指導の重要性を解説。低学年の保護者に選んでいただくために、塾として何を大切にするか、塾としての役割を再確認するよう訴えた。

子どもが求めるもの、保護者が求めるもの、塾がすべきこと

対象学年を小学生まで拡大する塾が増えています。低学年は塾の入口、玄関のようなもので、低学年の段階で自塾のファンにすることができれば、中学生や高校生まで継続してくれるようになります。そのためにはまず、「低学年の子どもが望んでいること」、「保護者が望んでいること」、「塾として伝えたいこと」をそれぞれ考えてみましょう。
子どもが望んでいるのは「すぐにわかって、楽しくて、面白くて、褒めてもらえる、認めてもらえる」授業です。中高生と違い、「学力を上げたい」や「将来の自分のために勉強したい」といった希望はありません。一方、保護者の望みは「学校の成績向上」を筆頭に「中学受験指導」「とにかく100点!」「弱点を0にしてほしい」など。最後に「子どもが楽しめて、面白くて、できた!分かった!と言ってほしい」が挙がりますが、両者の希望はほぼ合致していません。
では、塾がやるべきことは何でしょうか。「低学年を集客したい」との声に私は必ず「なぜですか?」と尋ねます。「高学年だけだと少子化で経営が成り立たない。低学年から集めないと経営的に大変」との声が多いです。集客が大切なことは理解できますが、そもそも、なぜ低学年から塾に通うのか?低学年指導における塾の役割をしっかりと保護者に理解してもらわなければなりません。日本の教育には今どんな課題があり、将来どういう問題が起こるのかを具体的に提示し、解決の提案をしていくことが必要です。

日本の教育が抱える課題を保護者に理解してもらう

文部科学省は毎年、小学6年生を対象に全国学力・学習状況調査を実施しており、令和3年度は106万人が対象となりました。調査結果は問題への反応率や正答率も公表され、子どもたちの習熟度がひと目でわかるようになっています。何年もデータを見比べていると、調査を受ける子どもたちは毎年変わるのにもかかわらず、特定の単元の正答率がいつも低いことに気づきます。ここ数年、「読解力がない」と声高に叫ばれていますが、それがよくわかる例をいくつか挙げてみましょう。「8人で4リットルのジュースを等しく分けます。1人分はいくらですか?」という問題の正答率は55.7%でした。誤答で最も多かったのは「2リットル」。おそらく「8÷4」で求めたのでしょう。小学校では分数や小数が出てくる前に割り算を習うため、大きい数字を小さい数字で割る練習ばかりしていることも原因の一つです。割り算で数字が二つ出ると、とっさに大きい数字を小さい数で割ってしまうのです。答えが整数になる割り算ばかりである上、「整数+余り」という世界的に見ても特殊な回答方法を経て、後出しのように分数や小数を習うのですから多くの子どもたちが混乱するのも仕方のないことです。
ほかにも「果汁20%のジュース500mlを半分に分けたとき、果汁の割合はどう変わりますか?」という問題の正答率は驚きの21.6%!約80万人がジュースを分けたらジュースが薄くなったり濃くなったりすると答えているのです。実際にジュースを分けるシーンが想像できていません。
直角三角形の面積を求める問題でも図の向きが変わっただけで正答率が55.4%まで下がります。公式を覚えていても向きの違いで「底辺」がどこか分からなくなるのです。一つの単元を集中して学習する焦点型、暗記型学習の弊害でしょう。
アメリカでは焦点型学習で学んだ子どもと様々な単元を関連付けて学習する多様学習で学んだ子の比較実験が行われました。学習後すぐのテストでは焦点型学習の方が平均点は高かったものの、半年後のテストでは逆転します。焦点型学習の方が教えられる側も教える方も楽なのですが、「数学」になると公式の意味を理解できないまま、ただ覚えるだけの暗記教科になってしまうことから、低学年の間は特に多様学習法が良いとされています。

教育以外の課題も山積み

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教育以外にも日本には人口減少や日本自体のプレゼンス低下という大きな課題があります。世界の企業ランキングに32社の日本企業が名を連ねていた40年前と違い、今はトヨタですら36位。お隣の韓国・サムスンは12位です。昨年、海外永住権を取得した日本人は55万人に上り、うち6割が女性でした。出生率低下と相まって人口減少は加速的に進みます。一方、外国からの移住も増えるでしょう。今の子どもたちが社会に出る頃には、日本国内でさえ世界中の人たちと競争し、共生していく必要があります。有名大学や国公立大学だからという動機付けで大学に行くと失敗します。将来に向けて必要な力は何か?その力をどうやってつけていくか?保護者には受験よりもっと先、子どもの人生が幸せなものになることを最終目的としてご提案しましょう。
また、低学年をお預かりする際には何のために勉強するのか、お金に関する価値観、身体的な価値観、読書や世界を知ることについてなど、学習面以外に塾として大切にしている価値観を一緒に保護者に伝えてください。塾のファンになってくださるかどうか、大きく左右します。

オンライン在宅教育+塾のめんどうみ=パンセフロンティエル

低学年指導には中高生指導とは違った専門性が必要です。とても敏感な時期で、先生の声かけ一つで勉強が好きになったり、自信が付いたり、自信がなくなったりもします。この振れ幅が上の年齢層に比べ大きすぎる故、簡単ではないのです。この専門性の高い部分を低学年専門のスタッフがオンラインで担当し、進捗のチェックや復習、子どものフォローを塾にしていただくようにしたのがパンセフロンティエルです。ぬいぐるみやアバターが登場し、子どもたちを飽きさせない工夫満載の授業は「次も受講したいから予習頑張ろう!」とモチベーションにつながるほど楽しいもの。保護者の方は予習やオンライン講座の際に子どもの傍での見守りや一緒に参加していただくことも可能です。無学年制の多様学習に当初は「こんなに難しいことをやるの?」と不安になる保護者さんも高学年になると一様に感謝の言葉を述べられます。
読解力をつけるにはそもそも子どもが読みたい文章でないといけませんが、玉井式の教材は子どもが楽しめるオリジナルの文章に加え、そのシーンをイメージしやすいようアニメーションやARアプリを活用しています。読解力向上についても10年以上前から取り組んできました。様々な単元を関連付けて学習する無学年の多様学習で、現在はインドやシンガポール、タイ、ベトナムで導入実績がある「世界標準」の教材です。低学年から脳が大きくなっていく9歳、10歳にかけて、五感も感性も敏感な時期の教材選びは非常に重要です。教材選びには本気で取り組んでいただき、結果として玉井式を選んでいただけたら大変嬉しく思います。

お問い合わせ先
パンセフロンティエル事務局
専用サイトURL https://pensees-frontiere.jp/
メールアドレス info@pensees-frontiere.jp
TEL.0120-800-347
(火曜~土曜 11:00 ~ 19:00)

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