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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第57回

2022-05-02

少子化を食い止め、教育にもっと力を注ぐべき

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ロシアがウクライナに侵攻して世界は連日その報道で持ち切りだ。あっという間に降伏すると思ったロシアの誤算、ウクライナの頑強な抵抗と西側諸国の積極的な支援が、世界中に緊張をもたらしている。
まさか日本にもその余波が及んでくるとは当初考えもしなかった。ロシアへの制裁に協調し、EU、NATOにも招かれてロシアのジェノサイド(集団虐殺)を非難することは先進七7カ国の一員としても、人道的立場からしても一歩を踏み出さざるを得ないことなのだろう。ただそれだけでなくウクライナから避難民を受け入れ、一方的に侵攻して大量虐殺するロシアのやり方に、共産党までが日本は自衛隊を活用して国を守るという発言があり、日本の周辺にもきな臭い話が増えてきた。昨今の情報が飛び交い技術革新が急速に進む時代に、世界中が一触即発の第三次世界大戦にもなろうかという緊張した話が起きること自体が驚きだ。
さて前回に引き続き教育立国推進協議会について話を進めていく。日本は少子化高齢化が大きく進むといわれている。現在の15歳から60歳までの労働人口が8000万人から4000万人に急減する。その時に、この国が世界に肩を並べて力を持ち続けていくためには、外国人労働者をどんどん受け入れるというようなことではなく、数少ない国民の教育をしっかりと行い、技術革新の時代にも後れを取らない力を持つべきということだ。韓国は日本の半分にも満たない人口であるにもかかわらず大学の理系の学部生は日本の2倍、中国は22倍もある。いつのまにかICTといわれる技術において日本は後進国になってきてしまっている。一部の大都会を除いて、ほとんどの県が高校入試は定員の8割から9割程度しか集まらず、高校入試のために切磋琢磨するという状況にならず、大学入試も国公立も私立も定員割れしている学部が半数に達する状況で、このまま放置して個人の能力に期待しているだけで将来が明るいと言えるのか。
今回のウクライナ侵攻でロシア兵の知識のなさが改めて浮き彫りになっている。チョルノービリ(チェルノブイリ)の原子炉の事故現場あたりを掘り返して塹壕を作ったり、使用済み核燃料の高い放射線を浴びたりしたという。
いま世界は基本的な生活習慣以外の科学的な知識には全く疎い人たちと、情報の世界で世界中を牛耳るほどの技術を持った人たちが共存しながら生活し国をつくり上げていると思う。ことウクライナとロシアだけでなく、シリアとイラン、イラク。そしてミャンマーの国軍、ロヒンギャ、中国と台湾、内モンゴルや新疆ウイグル自治区など。今回のウクライナ侵攻で改めて国の成り立ちやその国、地域の将来への経済・資源・宗教等の動きが世界中でそれぞれに難しい問題を多くはらんでいることに気づかされた。
だからこそ、今日本は教育にもっと力を注ぎ、グローバルな人材を輩出しないと、国力が落ち野に埋もれてしまう存在になりかねないのではないか。
少子化を食い止めたい。教育をしっかり行ってICTの時代に大きな力を持った人材を育てたい。そして平和で温かい日差しの下で明るい笑い声が響く社会を作り上げていきたい。我々塾人がそのために力を出すことが出来るならば精一杯協力したい。


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