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2021年NEA 後期学習会 全国定期テスト出題変化の報告

2021-10-01

全国定期テスト 出題変化の報告
考えさせる問題、自分の意見を述べる問題が増加

[左] (株)文理 アセスメント事業課 英語担当 石原雄介 氏 [右] (株)文理 アセスメント事業課長 西田泰則 氏

[左] (株)文理 アセスメント事業課 英語担当 石原雄介 氏
[右] (株)文理 アセスメント事業課長 西田泰則 氏

2021年度から中学校において新学習指導要領が施行され、学習の評価軸も新たなフェーズを迎えている。これに伴い定期テストの出題傾向に変化がみられる学校も出てきている中、NEA(一般社団法人 教育アライアンスネットワーク)会員限定学習会では、9月9日(木)「全国定期テスト出題変化報告」を2部形式で開催。
NEA会員に協力いただいた情報をもとに「第1部 2021年中学校の定期テストに何が起きているのか」「第2 部2020・2021年で何を変えたか?」を総括した。

[第1部]
2021年中学校の定期テストに何が起きているのか

(株)文理の西田氏、岡田氏が分析。地域差・学校差はあるが、英語は大きな変化が見られたところが多い。
一方で、定期テスト全体では、大きな変化は見られなかったが、教科書改訂や入試の変化に合わせてゆっくり変化していると述べ、今年のテストの中で特徴的な問題をピックアップしながら解説した。

英語

3つのポイントが挙げられる。一つ目は「思考、判断、表現」の問題が増加したこと。従来通りの文法問題には「知識・技能」の表記、思考が必要な英作文問題には「思考・判断・表現」などの表記がある。
「思考・判断・表現」の問題が増加傾向にあり、表記のある学校では「思考・判断・表現」は5割以上が意識されており、学校によっては問題の7~8割にも及ぶ。知識を問うだけでなく、それを使って思考し、発信する能力が問われている。特に自分自身のことを表現する問題は頻出。文理の「あすがく」は対策として効果的である。
二つ目は、高難度の英作文が増加したこと。「整序英作文」は相変わらず出題されているが、和文をそのまま英訳する「和文英訳」は減少。思考力を問う英文作成問題が増加傾向にある。
授業において、学習の目的を示すCAN – DOリストをつくり、それを活用することが重要だ。中1英語は、小学校での英語学習によるものが大きいため、中学校によって難度に差がみられる。小学校では「話す、聞く」がメインであるため、文を書かせる練習が必要だ。
三つ目は、実用的な場面の増加。文法知識を問うための問題が減り、実生活で起こりうるシチュエーションを題材にした問題が増加している。
対策のポイントとして、中1英語の対応のために、学区の小学校英語学習を理解しておくことが大切である。

理科

新教科書で学習しなくなった用語が設問中に出てくることもあり、対話形式の問題が増加。生活と関連させた問題、考えさせる問題が出るようになった。

社会

設問の大問単位、小問単位で「知識・技能」・「思考・判断・表現」の印がついた問題が増えている(つける先生が増えている)。

数学 国語

すでに身につけている知識を組み合わせて、主体的に学習に取り組む姿勢をはかる問題を出題。主体的な取り組みの姿勢は、授業態度だけでなく、紙のテストではかる先生もいる。唐突な問題もあるが、普段から教科書のコラムを読み、新聞を読み、授業中に先生が雑談で話す内容をメモするなどの取り組みも必要である。

[第2部]
2020・2021年で何を変えたか?

NEAの柳氏がNEA会員へのアンケート結果をもとに解説。急速な社会変化が起きている時代の中で、小学校の英語対応、中学校の英語対応、中学校の評価軸変更対応、コロナ禍対応、定期テストの変化、定期テストの変化詳細、NEAへのご要望についての回答内容を紹介した。(有効数61社)

⃝小学校の英語対応

多かったのは、英語コース新設・コース内容の見直しである。小5、6の授業における英語の必修化と答える会員様が多く見られた。紙の教材だけでは足りないため、オンラインや単語力を高めるためのアプリを活用し、小5、6からリスニング、スピーキングを強化。プラスアルファで必修化するのが難しい場合は、英検対策をオプションで新設している。 
ソフト面では英文法指導、音読、音声指導の3つがあるが、中学1年(進学時)での学力不安への対応で集客を高めるという塾様もある。学校の指導状況と子どもの習熟度に丁寧に対応し、夏に個別最適化を立て直したという回答も多かった。個社ではなく地域での学び舎として結束するという塾様もあった。

⃝ 中学校の英語対応

教科書のQRコード活用、ソフト導入、指導工夫など、様々な4技能5領域対応が見られた。入試に関わるリスニング力はじめ、音読・スピーキング力強化が図られている

⃝中学校の評価軸の変更対応

定期テスト対策の強化、新学力観に対応する授業という回答が多かったが、ポイントとなるのは新たな指導をするよりも、学力増強のための別観点による指導を深化させることである。
具体的には、考えるプロセスを学ぶ授業の設置や根本理解をより重要視するためのグループディスカッション、ディベート学習、キャリア教育などといった多彩な授業展開に期待が持てる。

⃝コロナ禍の対応

オンラインの活用を含むデジタルを活用し、多種多様な対応(模索)を図っているという回答が多数だった。今後は、オンラインとオフラインとを融合させ、学習塾目線ではなく顧客目線により、個々の顧客に最適なサービスを提供し、顧客体験の向上を目指すマーケティングの重要性が増していく。

⃝定期テストの変化

オンライン、デジタルで活用できる部分はもっと模索できるという回答が多かった。1学期時点で定期テストの変化に50%以上の会員様が変化があったと実感しているのは驚異的である。「自分の考えを述べなさい」という、常に自分の立場で答えるという問題が増えている。

⃝NEAへの要望

個社ではなく、連携・団体で対応していくべき課題が増加している中、全国の学習塾様との情報交換やDX事例、ICT化事例紹介などを求める声が多かった。
令和のスタートとともに新しい時代を切り拓き、今後のマーケティングの中枢を担っていくと言われるZ世代の特徴にも言及。
「かつて経験したことがない出来事が、突然起こり得る時代を迎え、あらゆる場面でグレートリセットの必要性が叫ばれる昨今、個社での対応が一層難しくなる時代だからこそ、よりきめ細やかな情報連携やアクティブな意見交換をしていきたい」と締めくくった。


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