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FIRST LEGO League(FLL)世界大会 Virtual Open Invitational アイズアカデミー チームFIRST FUJISAN 総合優勝で世界一に!!

2021-08-02

株式会社 アイズアカデミー 代表取締役学院長 志村 裕一

志村裕一 学院長

志村裕一 学院長

アイズアカデミーのチームFIRST FUJISAN が世界一に

FIRST LEGO League(FLL)をご存知でしょうか。
110ヵ国、67,000チームが出場する、小中学生向け世界最大規模の「ロボット競技・問題解決プロジェクト・チームワーク」の総合的な競技会です。
6月、世界大会Virtual OpenInvitational がオンラインで開かれ、私どもアイズアカデミーのチームFIRST FUJISAN が、世界一となる総合優勝に輝きました。

チームはアイズアカデミーに幼少期から通う小中学生8人で構成され、昨年12月の地区大会で7連覇、今年2月の全国大会で4連覇を果たし、8月に米国デトロイトで開催予定だった世界大会への出場が決まっていました。しかし昨年に続き世界大会はオンライン開催となったため、普段の教室に集まり、PCとウェブカメラでロボット競技やプレゼンテーションを中継し、スクリーン上の審査員と質疑応答をすることになったのです。
リアルな世界大会なら、空港から少しずつ外国に触れ始め、現地での街探検や世界中のチームとの交流、だんだん慣れて物怖じしなくなってきた頃に大会本番を迎えます。ところがオンライン大会では、クリックした瞬間に海外の審査員との会話が始まります。そのギャップが大きすぎて、生徒たちは心の準備をする暇もありません。しかも本番はアメリカ時間に合わせて、夜10 時、深夜2時、朝6時など、とてもイレギュラー。遠征もしていないのに、体力的にもヘトヘトです。それでも競技の合間には世界中のチームとzoomで直接話したり一緒にダンスをしたりして、積極的に交流もしました。外国チームの積極性に押されっぱなしでしたが、よい刺激をもらっていました。

FLLは、21世紀型教育のお手本となるような教育プログラム

[上] ロボット競技 [中、下] プロジェクトプレゼンテーション

[上] ロボット競技
[中、下] プロジェクトプレゼンテーション

さて、チームFIRST FUJISAN は2009年に結成。以来、日本代表として世界大会出場16回、世界大会でも総合優勝、総合準優勝、部門優勝5回を数えるに至りました。いまや世界中から注目される人気チームになっています。ただし、部活動のように生徒が毎年入れ替わっていくので、常に挑戦者です。
冒頭、FLL は「ロボット競技・問題解決プロジェクト・チームワーク」の総合的な競技会とお伝えしましたが、単なるロボット競技会ではない、21世紀型教育のお手本のような教育プログラムです。毎年8月にミッションが世界で一斉に公開され、メンターの見守りのもと、子どもたちが長期間かけて2種類の探究活動にチームで取り組みます。

「自律型ロボット競技」は、レゴマインドストームを使ってチーム独自のロボットを開発し、フィールド上の様々なミッション(約20種類)を、2分30秒以内でどれだけクリアできるかを競います。ロボット開発は戦略立案に始まり、メカニズム、プログラミングなど、仮説検証、試行錯誤の連続です。他のチームとは違うオリジナリティが重要です。
「社会問題解決プロジェクト」は、毎年出されるテーマ(都市問題、高齢化問題、教育問題など)に応じて調査研究をして問題点を発見、それに対する解決策を開発します。今年は「人々がよりアクティブに生活するには」というテーマのもと、高齢者施設の高齢者に下半身の運動が不足している問題を発見し、運動×音楽×人との関わりで運動を促進するエクササイズマシンを開発しました。専門家にシェアしたり地域や学校でテストをしたりして、試作機の改善を進めました。
そして大会においては「ロボット競技」と3分野の「プレゼンテーション&質疑」(ロボット設計・社会問題解決プロジェクト・チームワーク)を行います。

良いチームを作ろう、対話をしよう、信じて見守ろう

[上] 質疑のセッション [中] 通常の教室の風景 [下] 表彰式にてチャンピオンアワード発表

[上] 質疑のセッション
[中] 通常の教室の風景
[下] 表彰式にてチャンピオンアワード発表

では、FIRST FUJISAN はどのようにしてこの驚異的な実績を上げ続けているのでしょうか。その秘密はロボットやプログラミング技術の指導法ではありません。
一つはチーム作りを大切にすること。
「一人ではできないことが、チームならできる」ことを、生徒たちは身をもって理解しています。ある生徒が「このチームなら安心できる、このチームなら頑張れる」と言っていました。つまり、生徒一人ひとりにとって、このチームは安全地帯であると共に、意欲を掻き立てられる場になっているのです。生徒たちはお互いを受け入れ合います。仲間や先生の意見を受け止め、自分の意見も聞いてもらえるから、議論が活性化してよいアイディアがたくさん集まるようになります。また、チームに貢献できることを自分から探します。仲間の役に立っていることを実感できると、さらに頑張れるという好循環が出来上がります。

[上] 大会終了後のチームの記念撮影 [下] 山梨県甲府市の中心部にあるアイズアカデミー

[上] 大会終了後のチームの記念撮影
[下] 山梨県甲府市の中心部にあるアイズアカデミー

二つ目はメンターである私たちの関わり方。
私たちには「子どもは対話をするだけでこんなに変わる」という実感があります。世界大会の質疑では「私たちの先生の話は謎だらけ」と、審査員に向かって嬉しそうに話す生徒がいました。そう、普通先生という人は、子どもが理解しやすいように懇切丁寧に教えるものです。ところが私たちは、教えるのではなく、子ども自身に考えさせようとしているから、「先生との対話は謎だらけ」ということになるんでしょう。この生徒は続けて「だから謎を解こうとみんなで話をして、もっと考えて、また先生と話すのが楽しみ。その結果良いものが生まれるし自分も成長する」と話していいました。
FLL 活動に限らずこの教室では、やり方や答えが与えられるわけではなく、自分から行動しないと何も得られません。でも、一生懸命それをやれば、今すぐできなくてもいずれゼッタイできる! ということを伝えているつもりです。

三つ目は、ご家族の支えです。子どもたちは皆、とことん試行錯誤できる機会を与えてくれた親に感謝をしています。親御さんは勉強に支障が出ると心配した時もあったかもしれませんが、今こそこの教育が大切と、信じて見守ってくださったからこの成果があります。

最後に学力との関係にも触れておきます。大会の結果も異常値ですが、生徒の進学実績も異常値が続いています。アイズアカデミーでFLL 活動を経験する生徒は各学年わずか数名ずつですが、高校を経て、なぜか東大、東北大、難関国立、早慶、医学部に毎年入っていきます。中学時代、塾よりもテストよりもFLL 活動に打ち込んでいた生徒たちがです。生徒自身の目的意識、意欲、自己肯定感、人間関係力といった非認知能力が高まった結果だと考えています。 
このように、勝つことでもなく、知識や技術でもなく、良いチームを作ろう、対話をしよう、信じて見守ろうという非認知能力の目標を掲げたチームが、結果的に世界一というのは、これからの時代に必要な能力を示す好例なのかもしれません。

アイズアカデミー
山梨県甲府市中心部で2001 年より「考える力」とそれを支える「非認知能力」の開発を目的に、幼児から中学生まで、レゴブロックで学ぶ教室を中心に、読書作文教室、玉井式国語的算数教室、速読、速読英語、玉井式図形の極、数の極を開講している。
結果よりも試行錯誤し続けるプロセスを大切にしている。


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