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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第42回

2021-02-01

新型コロナをきっかけに、日本の医療制度の見直しを

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1月8日から首都圏に緊急事態宣言が発出された。二度目の緊急事態宣言である。
1回目の時は、全国一斉休校だけでなく学習塾に対しても自粛の要請があった。大慌てでオンライン指導を始めたり、家庭学習の方法を考えたところも多かった。
それに比べて今回は地域が限定的で、業種についてもコロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、一番拡大をさせている飲食業を中心に範囲が限定的になっている。 学習塾にとっては今回の緊急事態宣言は直接大きな影響はない。共通テストも入試も行われる。学校の休校もない。このまま収束に向かえばいいのだが、そうなるだろうか。
東京は年末に1337人の数字が出て驚いたが、新年に入ってさらに大きく数字を伸ばしている。首都圏以外でも過去最多の数字が次々に出ている状況は危機的な雰囲気だ。とりあえず2月7日までの予定だが、その程度で収まる状況ではないはずだ。
今世界はコロナウイルスのパンデミックで、1日に70万人から100万人ほどが毎日感染している。この記事が出る頃は1億1000万人近くに達して、死者も220万人を超えていることだろう。ワクチンの接種を世界中で始めたが、新しい感染者は後を絶たない。
日本と諸外国は感染者・重症者・死者数が大きく違う。例えばアメリカは日本の二・五倍の人口で感染者数は一日20人を超えている。日本の6000人程度とは桁が違う。その日本が医万療崩壊だと騒いでいる。なぜそんな少ない数なのに医療崩壊になるのかというと、それには日本の医療の特殊事情があるのだ。
日本は世界でも医療の充実した国だ。国民皆保険という世界に誇る制度もある。なのになぜなのか。
第二次大戦後、日本の医療は民間の病院を中心に急速に伸びた。圧倒的に公的病院が少ない。そしてコロナ患者を受け入れる大病院は、全体に数が少なく、それらの病院は先進医療の技術が進んでいて、高度の医療を行っており、街の医院は高度な医療を求める時は、紹介状を書いて大病院に患者を回す。町の医院はコロナ患者が出たら隔離病棟のある大病院に回す。その大病院が高度な治療を必要とするベッドとコロナ重症者のベッドと両方を準備することがだんだん出来なくなってきたのだ。一部の大病院はいっさいコロナの患者は受け入れないところもある。
諸外国は公立病院の方が多いところがほとんどだ。そこが日本の特殊事情なのだが、そうかといって町の病院には入院施設のないところも多いし、コロナ患者を受け入れるようにしたら、感染するのが怖くてその病院に行く人がいなくなってしまう。
ワクチンが世界中に行きわたる4月から5月頃には収束に向かい始めると思われるが、このような感染症に対する対策をしっかり立てることは絶対必要だ。日本の医療制度をこの際ぜひ見直してもらいたい。


ウイングネット


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