体験的な教科横断型の教育カリキュラム

プログラミング教育が注目を浴びる中、ロボット科学教育crefusはすでに2002年12 月に神奈川県横浜市でパイロット教室を開校しています。2004年9月には東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、京都、福岡でFC加盟校を開校。以来全国でFC会員になる塾が着実に増え続けています。crefusは、ロボット製作を通じて子どもたちの好奇心を喚起させ、「高度な理数系の知識を楽しみながら習得できる科学教育カリキュラムの構築と実践」を理念としています。また、知識詰め込み型の学習ではない体験的な教科横断型の教育カリキュラムに基づき、知的好奇心や探求心、論理的な思考力、問題解決能力、そして学習の成果を他者に伝えるための表現力の育成を目指しています。
ある平日の夜、教室にお伺いするとそこには小学3年生を対象とする「ブロンズコース」の男子6人がいました。週1回90分間の授業。教室に入るなり、生徒たちはすぐに自分のキットを取り出しロボット製作にとりかかっていました。講師の助けを得ながら、プログラミングに熱中し、授業終了まで集中力を切らすことはありません。

机にはブロック玩具で世界的に知られるレゴ社とマサチューセッツ工科大学が共同開発したロボット教材「レゴRマインドストームR」の「EV3」が1人1台置いてあります。さらにプログラミングのためのパソコンが1台。また、生徒に様々な「理科的・算数的」な素養を身につけさせる、crefusオリジナルの書き込み式テキストも。
生徒たちはそのテキストを読み、ロボット製作の知識を蓄えます。そして、それを自分のロボットに搭載して、「マイロボット」を強化していくのです。
ロボットをスムーズに動かすメカニズムを覚えていく中で、ロボットづくりのノウハウを学びます。プログラム入力をするかたわら、（クレーンの）てこの仕組みやギア、滑車の原理、また長さ・重さ・かさなどの単位、かけ算・割り算といった理科・算数の学習領域も自然と覚えていきます。
小学4年対象の「シルバーコース」では、迷路脱出競技を通じて、より複雑な動きができるロボットのプログラミングを学びます。さらに、小学5年～中学3年対象の「ゴールドコース」は、フォワードとキーパーの2種類の自立したサッカーロボットを製作。ロボットを制御するプログラミングの難易度はどんどん高まっていきますが、子どもたちは「試合に勝つ」ためにそれらを自発的に学んでいきます。講師は言います。「勉強は、教科書を読んで知識を詰め込むだけの作業ではありません。興味あることに時間を忘れて取り組むことこそ、本当の学びです。面白いことに没頭しているからこそ、途中で発生した課題やトラブルの解決方法を自ら見つけ出そうとします。ロボット製作は理数系の頭脳を育てながら、そうした生きていくための力を引き出すツールでもあるのです」

FLLプラチナ認定校、ロボット検定の運営認定校

授業を中心とした教室運営を主とする中で、crefusの教室運営は様々な事業にも取り組める環境が整っています。
1つ目は、世界のロボット競技会「FLL（ファースト・レゴリーグ）の運営」及びFLLプラチナ認定校になれることです。FLLは子どもたちに科学やテクノロジーといった分野への興味や関心を喚起させることを目的として、米国のNPO法人FIRSTがレゴ社の協力を得て1998 年から始めた国際的な教育プログラムです。STEM教育を実践するプログラムとして世界中の数多くの教育機関で取り入れられています。
日本においてはNPO法人青少年科学技術振興会が2004年から主催・運営を行っており、crefusも毎年各教室でチームを作り参加し、世界大会出場の功績も毎年残しており、グローバル人材教育にもつながっております。
2つ目は、日本で唯一のロボット・プログラミング技術を認定するロボット検定の運営認定校になれることです。「ロボット検定 forEV3. for WeDo 2.0」は、ロボット製作やプログラミングを学んでいる子どもたちが将来その技術を生かして、広くIT社会で活躍できるように基礎技術の習得とその成果を認定することを目的に実施される試験です。
crefusの教室はこの検定試験に対応したスクールに認定されています。crefusでは教室開校に向けて多くのお問い合わせをいただいております。今後のプログラミング教育を一緒に盛り上げていきましょう。