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(株)学研塾ホールディングス あらゆる指導コースで活用できるデジタル教材『GDLS(Gakken Digital Learning System)』をリリース!

2020-11-02

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AI(人工知能)を活用した自立型個別学習メソッド「G-PAPILS(ジー・パピルス)」を広く提供してきた(株)学研塾ホールディングスが、中学校の学習指導要領の改訂を機に教務システムをリニューアル。個別指導だけでなく、集団一斉指導にも導入できるよう、問題コンテンツに解説動画を加えたGDLS(GakkenDigital Learning System)を来春3月にリリースすることを発表した。同社で開発を担当した木本 充氏にその特徴をお聞きした。

教材をデジタル化し、成績データも一元管理

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教える機能は映像授業、評価・管理機能はAI(人工知能)、そして生徒を励まし、やる気をサポートする役割を講師(メンター)が担うというのが、G-PAPILSの特徴。生徒は映像授業で知識や技能を学び、その理解度・習熟度をAIが判定し、判定に基づいたプリント学習で演習を行う。今でこそ浸透している「個別最適学習」をいち早く実現したメソッドだ。今回のGDLS(GakkenDigital Learning System)への教務システムリニューアルでは、従来のプリント(ペーパー)教材をデジタル教材へと切り替える。
基本的な学習の流れは、左の図(「学習の流れ」)の通り。③の確認テストや⑤理解度確認問題、⑥の演習問題をはじめ解答や解説動画がタブレットで表示される。④の導入授業は、映像授業や対面個別授業はもとより集団一斉指導でもOK。導入授業が終わると、生徒が使用するタブレット端末に授業の理解度確認問題が表示される。生徒はそれを解くのだが、解答はタブレットではなくノートに解いていく。解き終わったタイミングでタブレットのボタンを押すと解答が表示される。生徒はこれを見て自己採点をし、正解・不正解をタブレットに入力。するとAIが理解度を診断し、その生徒に最適な演習問題を提示する。生徒は演習問題に取り組み、理解度確認問題と同じ流れで自己採点まで行う。
「演習問題が不正解だった場合、AIによる分析で難易度が低い問題や前の単元に戻って学習することになりますが、どんどん下の学年の内容に戻ってしまい、生徒のモチベーションが下がってしまうケースが少なくありませんでした。また、間近に迫った定期テスト対策をしないといけないのに、今やっている内容は前学年の単元…というようなこともあり、課題となっていました。そこで今回のモデルチェンジを機に始めたのが、講師による演習解説動画です」

3万本以上の解説動画を学研グループ総力で実現!

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今回のモデルチェンジの最大の特徴となっているのが、この解説動画。問題ごとの解説となっており、各1?2分程度の短いものだ。学研グループの講師が分担して撮影を行い、内容のチェックも行っている。動画は、一問一答式などシンプルな問題を除いた演習問題すべてを網羅する。最終的には47都道府県の公立高校入試問題の過去問にも解説をつける予定だ。
「自分で解説を読むのと先生の解説を聞くのとでは、理解度が変わってきます。一つひとつの問題レベルで理解ができれば、前の単元に戻る生徒を少なくすることができます。ゼロから動画を制作するのは大変なことでしたが、現場の先生方の協力を得て、まさに学研グループの総力を上げて実現しました。実際にGDLSが始動してからも、解説動画を見ても生徒の正答率が上がらないようであれば、その解説動画には何かしら改善の余地があるはずだ、撮り直そう、ということになるでしょう。動画については一度リリースしたら終わりではなく、今後もどんどん進化し続けていきます」 
教材のデジタル化により、問題を解く、採点する、復習して理解するという一連の学習の流れがよりスムーズに行えるようになったGDLSだが、塾の運営面でも多くのメリットがあると、木本氏は言う。
「講師は生徒の学習状況をリアルタイムでチェックできるので、何をやってどこを間違えたかということに加え、どの時間帯に家庭学習をしているかなどもわかります。このデータを参考にして声かけや面談ができるので、より生徒の実態に即した指導が可能になります」
国のGIGAスクール構想のスケジュールが前倒しになったため、インターネットやデジタル端末などICT環境も急速に整ってきた。また、映像による学習のハードルも下がってきたため、デジタルコンテンツの普及は今後一層加速すると思われる。

アナログとの融合で、塾に通う価値を提供する

塾の指導形態に合わせて様々な使い方ができる汎用性の広さもGDLSの魅力だ。
「例えば集団指導の場合は、授業内ではなく宿題として活用していただくことも可能です。授業では一律で同じ問題を解かせて解説しつつ、宿題ではそれぞれの習熟度に合わせて演習することで、生徒一人ひとりに合った指導が難しいという集団指導のデメリットを軽減できます」
さらに木本氏は、「〝デジタル〟や〝AI〟に拒絶感がある学習塾もあると思います」と続ける。
「昨今は個別最適化を謳った様々な商品・サービスが出ていますが、すべてをデジタル化・効率化してしまうことには反対です。その一例が、ノートです。GDLSでは、タブレット端末に問題が提示されますが、生徒はノートに解答を書きます。紙に書き、丸つけをしてきちんと間違い直しをすることが、理解度が上がるコツだと思います。ときには先生がそこにコメントを書き入れることで、保護者も塾でどんな勉強をしているのか、先生からどんな指導を受けたのかを確認できます。
そうした温度の感じられるコミュニケーションがあることは、塾に通う価値の一つだと思います」
学研グループが、構想から2年間をかけて開発してきたGDLS。コロナ禍を経験したことで、塾における学びのあり方も保護者のデジタルコンテンツへの理解度も大きく変わったタイミングでのリリースに、大きな注目が集まりそうだ。

お問い合わせ先
s.osawa@gakken.co.jp(担当:大澤)


ベネッセコーポレーション


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