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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第39回

2020-11-02

教師の自覚と指導力が問われる時代

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withコロナの時代をどう受け止めればいいか。
東京都では依然として1日100人、200人の感染者が報告されている。感染が収束に向かっているとは言いがたい。また世界では恐ろしいほどの感染拡大が続いている。むしろ感染爆発が起こっているといってもいい地域が存在する。アメリカやイギリス、フランスなどは第二波が襲いかかっていると思われる地域がいくつもある。
そのような時に、日本では自粛を緩和し始めた。競技場や映画館、コンサートなど人が集まる劇場なども5000人までとか、大声を発しない場合は1万人までは認めることになった。それどころか世界中の国からの入国も条件を付けて緩和することになった。
4月頃には考えられなかったことだ。そしてwithコロナ、afterコロナという言葉があふれ始めている。
本来ならば収束してから人の往来は始めるべきことだが、そこまで待っていては経済が立ち行かなくなるということらしい。倒産企業が増えている。失業者が月を追うごとに増加し始めた。日本だけでなく世界中で数十年味わったこともないほどの産業経済の疲弊、世界大恐慌を上回る激しい不景気に直面している。
つい昨年までは花形産業であった航空・新幹線などの運輸業界、インバウンドを対象とした遊園地・ホテル・旅行社・土産物などの観光業界は世界中で叩き潰されている。バリ島などの観光を中心にした島は、島ごとすべての仕事がなくなった。

日本の話に戻ろう。6月から緩和が始まって様子を見ながら少しずついろいろな分野で動きが進み始めた。政府のやり方を見ていると、緩和しながら医療関係者の危ないという意見も取り入れながら国民が暴走しないようにブレーキをかけている。車でエンジンブレーキを併用しながら下り坂を走るように、事故を起こさないよう進めていかないとどうにもならないように見える。
比較的被害が少ない学習塾の世界でも、激変の時を迎えている。教育再生会議などで語られてきたことは、旧来の教育のひずみの是正と新しいグローバルな社会にあってどのような人材を育成したらいいのかといった議論であった。
現在直面している新型コロナウイルス感染症の影響は大きい。学校も塾も休校や分散指導などで学習指導に混乱を起こしている。今求められていることは、受験学年、最上級学年について特にコロナ防止策を徹底した上で学習指導を遅らせないこと、ICTが必須の社会になって、学校や塾がウェブを使った指導に熟達すること、そして世界中が瞬時につながる時代に共通語としての英語を話し、聞き取れるグローバルな人材を育て上げることだ。
かっての読み書きそろばんの時代とは一味も二味も違った教師の自覚と指導力が問われる時代だ。今年の冬はインフルエンザやコロナで混乱する年になるのか。
ものすごい不景気が社会全体を襲い、世界各地で倒産・解雇などの激しいリセッションや暴動が起こることになるのか。
社会の動きをつかみ、今の時代に生き残る、人としての力をしっかりと持ち続けなければ荒ろう波に呑み込まれるだろう。座して天命を待つ時ではない。強い意志を持って道を切り開いていく努力が必要だ。


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