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(一社)教育アライアンス・ネットワーク “教育改革+コロナ禍”でどう変わる?2021年度以降の高校入試を予測する高校入試研究会を開催

2020-10-01
NEA事務局の柳裕樹 氏

NEA事務局の柳裕樹 氏

一般社団法人 教育アライアンスネットワーク(NEA)は9月8日(火)、教育改革とコロナ禍という予測不可能な状況の中2021年度以降の高校入試がどう変わるかを予測する「高校入試研究会」を開催した。オンラインで開催された会では、(株)エデュケーショナルネットワーク、(株)首都圏中学模試センター、(株)文理から三者が講演を行い、NEA会員をはじめとする塾関係者が参加した。

2020年入試はSDGs元年 読解力重視傾向に拍車がかかる

エデュケーショナルネットワークの上野伸二 氏

エデュケーショナルネットワークの上野伸二 氏

NEA事務局の柳裕樹氏の挨拶に続き、(株)エデュケーショナルネットワークの上野伸二氏が登壇。「2021年入試展望(傾向と対策)」と題し、全国の公立高校入試の傾向や近年の入試問題の変化について講演した。
冒頭では2020年度入試について「大きな変化があった」とし、5教科すべてでSDGs関連のテーマ(社会課題)が出題されたことを、例を挙げながら紹介した。さらに教科別に出題傾向を解説し、「大学入学共通テストを意識した問題が見られるようになり、知識・技能をいかに活用するかを見る問題が増え、読解力重視傾向に拍車がかかった。また、知識・技能を測る比較的易しい問題と、思考力を要する難度の高い問題の二極化が見られた」とした。
続いて、コロナ禍による学習進度の遅れを受けた都道府県の対応について言及。出題範囲を縮小した都道府県や主な除外内容を紹介し、「除外範囲を細かく押さえることは重要だが、分野をまたぐ内容もあるため、出題範囲外だからやらなくていいと安易に判断しないこと。対応や範囲は都道府県により異なるので、必ず各県のホームページにアクセスして最新情報を見て分析してほしい」と強調した。

EN Journa  vol.51より

EN Journa  vol.51より

後半は教科別に特色ある入試問題を紹介し、特に数学を大きく取り上げた。
「見事に共通テストに引っ張られた」とし、日常的で身近な題材をもとにした問題、会話・レポート形式の問題、新学習指導要領の影響を受けた思考力・判断力・表現力を測る問題、プログラミング思考の先取りや統計資料の活用問題など、「読解力が決め手となる問題が増加している」とした。また、英語では、共通テストの影響でリスニングの音源が1回しか流れない問題を含む都道府県が5つあったとし、「来年度以降、1回読みがさらに増えることが予想されるが、予告がないので注意してほしい」とした。さらに、普段から身のまわりのことや社会課題に関心を持ち、自分で考える習慣をつけておくこと、正解のない課題に対する自分なりの意見を持つことが、英作文をはじめ教科を越えて重要になると締めくくった。

次代の入試で必要となる学力を測る「思考コード」

首都圏中学模試センターの山下一 氏

首都圏中学模試センターの山下一 氏

続いて、(株)首都圏中学模試センターの山下一氏が登壇。「次代の入試で必要となる学力を測る思考スキルと思考コード」と題して、同社が開発した「思考コード」について紹介し、その汎用性について言及した。
冒頭では、近年、中学入試の多様化が進んでいることに触れ、「適性検査型入試など偏差値では測りにくいものを客観的に測るために開発したのが思考コード。作問の設計図としても使っている」と紹介。横軸を「A 知識・理解思考」「B 論理的思考」「C 創造的思考」、縦軸を「1 単純」「2 複雑」「3 変容」としてA1~C3まで9つに分類したコード表を提示した。さらに、フランシスコ・ザビエルを題材にした問題を例に、9つの分類にあたる問題を例示。「論理的思考(B)は、問題を読み取って答える(自分の考えは盛り込まない)。創造的思考(C)は、自分の意見・考えを根拠を示しながら主張する。BやCの方が難易度が高いと考えがちだが、知識を知らなければ答えられないA、特にA3の問題などは、正答率も低くなる」とした。

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次に、適性検査型入試、総合型入試、思考力入試、自己アピール入試など、中学入試の多様な形式とその導入校の広がりに触れ、思考コードを使って各入試の思考レベルの特徴を提示した。さらに領域を広げ、高校生を対象にした学力テストや共通テスト、大学の個別試験にも言及。「学力の3要素も思考コードにちょうど当てはまる。つまり、思考コードを使えば、どういう力があるか、足りていないかということが見えてくる。特に注目してほしいのが、創造的思考の評価軸。世界的には重視されてきたが、日本にはこれまでなかった。新しい取り組みである思考コードを、広く教育現場で活用していただきたい」と締めくくった。

今後は出題内容が複雑化し、深い思考力が求められる

文理の西田泰則氏

文理の西田泰則氏

最後に登壇したのは、(株)文理の西田泰則氏。「高校入試問題を思考コードで分析してみた!」と題して、社会の入試問題を例に分析を行い、今後の入試傾向の変化やその対策について言及した。
まずは、社会の入試問題の出題傾向の変化に触れ、「A2、B1問題が減少してB2、B3問題が増加。問われる内容が複雑化し、深い思考力・判断力・表現力が求められる問題が増えている」とし、実際の入試問題を紹介しながらその事実を確認した。さらに、今後の入試傾向はどう変化するのかを予測し、「記述式の問題数はほぼ変わらないまま、内容が複雑化すると考えられる。A2、B1問題は減少傾向にあるものの一定数は出題されるので、知識系の記述式問題の対策もこれまで通りに必要。加えて、思考力が求められる問題の指導にも注力すべき」とした。
さらに、長野県で出題された思考コードC(創造的思考)に分類される問題ならびに長野県教育委員会の「新学習指導要領を意識し、知識・技能とともに思考力・判断力・表現力の学力が総合的にみられる問題となるよう、引き続き工夫する」というコメントを紹介。これが今後の全国的な傾向になっていくことを示唆した。
最後に、NEAが実施する「あすがく(「明日の学力」診断)」について紹介し、「各学年の履修内容に応じて、思考コードA~Cの問題をバランスよく出題している。受験学年以前からB、Cの問題に慣れておくことが今後の入試対策には重要になるので、ぜひ活用していただきたい」と締めくくった。
閉会に際し、事務局の柳氏が「予測不可能な今の時代は、生徒や保護者の不安を解消することが重要。今後もNEAでは塾の営業力やブランド力向上に役立つ情報を発信していきたい」と挨拶し、高校入試研究会は幕を閉じた。


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