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危機か、転機か、好機か!? 学習塾の次の一手は? オンライン・ICT教育の可能性

2020-07-01

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コロナによる厳しい状況を好機と捉え、「TERRACE」の最大限の活用を
「夏に立ち向かう!TERRACE活用セミナー」

(株)SRJ・堀川直人 代表取締役

(株)SRJ・堀川直人 代表取締役

6月10日(水)、株式会社SRJの「夏に立ち向かう!TERRACE 活用セミナー」がビデオ会議システム「Zoom」によって開催された。参加者は約50名。プログラムは「TERRACE 速読聴英語講座について」「学びを止めない! 夏に向けたTERRACE 活用法」などをテーマに進行され、後半ではグループに分かれてブレイクアウトセッションも行われ、意見が交換された。

教育のボーダレス化とハイブリッド化が加速

開会の挨拶として、株式会社SRJ代表取締役の堀川直人氏がオンライン・ICT教育の可能性を次のように述べた。
「新型コロナウィルス感染症の影響で人々の暮らし方や働き方、学び方が大きく変わりました。塾の皆様は、この変化にどう対応するべきかという岐路に立たされていると思います。こうした中、ICTによる新しい潮流が生まれています。一つは教育のボーダレス化です。都市部と地方との格差が解消されました。もう一つは教育のハイブリッド化です。塾や家庭に限らず、いつでも、どこでも、子どもたちが教育を受けられるようになったのです。これは塾にとって大きなチャンスです。この潮流に対応して弊社は、TERRACE速読聴英語講座の機能やコンテンツをさらに充実させ、サービスの幅を広げていきたいと考えています。これはコロナに打ち勝つ武器になるはずです。ぜひ、夏に向けてTERRACEを最大限に活用し、学習塾の底力を発揮していただきたいと思います」
続いて、TERRACE速読聴英語講座について。今年の夏から体験期間が始まるこの講座の特色を、SRJの秋山和沙氏が紹介した。
「ご承知の通り、大学共通テストの英語はリーディングの文章量が増え、設問もすべて英語になります。リスニングは1分間に読み上げる文章量が増え、話者数も増加します。そして、リーディングもリスニングも答えが一つではない問題が出題されます。また、6割の大学でリスニングの採点比率が変わります。こうした大学入試改革の波によって、2020年度の高校入試も変化しました。グラフを活用した読解問題が出題されたり、都道府県によってはリスニングの配点が満点の3割になったりしたのです」

速く正確に読む・聴く力を鍛える「速読聴英語講座」

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秋山氏は、語彙には2種類があると述べた。
読んだり聴いたりする時に意味を理解できる「理解語彙」と、書いたり話したりする時に実際に使用できる「使用語彙」の2つだ。
・「理解語彙」の量が多いほど「使用語彙」の量も増えるという。
・「理解語彙」の量が多いほど、実際に書いたり話したりできる「使用語彙」も増えるという。
そこで、同社は「読む・聴く」といったインプットの量をさらに確保して、揺るぎない英語力を身につけてもらうために「速読英語」をリニューアル。速く正確に読む・聴く力を鍛える「速読聴英語講座」を開発したのだ。
コースは5つ。Ⅰが「英語学習初心者」、Ⅱが「高校受験生・高校生」、Ⅲが「大学受験生」、Ⅳが「難関大志望生」だ。
この「速読聴英語講座」は、塾関係者や生徒の「こうなったらいいな」という声に応えるため、従来の「速読英語」を次にように改修した。一つがモチベーションの維持向上だ。そのために世界旅行をテーマにしたゲーム機能を搭載。毎月10分程度のマンスリーチェックというテストを受けることで、世界各国を巡るチケットが購入できる。世界50ヶ国を巡りながら、それぞれの国の文化や経済についても学べるのだ。
また、自宅でも学習できるようにスマートフォンにも対応可能だ。
講座のパターンも指導スタイルに応じて設計できる。例えば「授業に組み込みたい」あるいは「短時間で行いたい」なら、30分の「1技能実施バージョン」がお勧め。リーディングとリスニングがあり、内訳はそれぞれ単語学習5分・単語テスト5分・演習5分、速読(速聴)トレ5分・ディクテーションまたはシャドーイング10分だ。「『読む・聴く』をバランスよく演習したい」なら「40分バージョン」がお勧め。リーディングとリスニングがあり、内訳はそれぞれ単語学習5分・単語テスト5分・演習5分・速読(速聴)トレ5分だ。
「『速読聴英語講座』の体験期間は7月22日から8月31日までで、本格始動は9月を予定しています。詳細は決まり次第、お知らせします」

塾でも家でも使いやすいようにTERRACEをアップデート

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次に「学びを止めない! 夏に向けたTERRACE活用法」をテーマに山田征輝氏が語った。
「弊社では3月からTERRACEの各種機能の改善化を進めてまいりました。これからも、今まで以上に先生方が使いやすいように、そして生徒さんや保護者の方々に自信を持って進められるようにアップデートしていく予定です」
アップデートの一つがスマートフォン版のリリースだ。通塾が難しい生徒に向けて、家庭でも受講できるよう、スマートフォンに対応できるようにする。塾と自宅のどちらでも学べるため、授業の遅れを取り戻すこともでき、夏期講習の期間も短縮できるのだ。
「生徒さんが自宅で受講する場合、保護者の方々にダウンロードやログインをお手伝いしていただく必要があります。そのためにLINE公式アカウントで自宅受講FAQを開設しました。接続などに関して不明点があった場合、保護者の方々が自分で解決できるようにします。また、弊社から保護者の方々に向けて弊社のホームページからも情報を発信していきます」
また、山田氏は無料で使えるTERRACE簡易版のリリースについて紹介した。コロナの影響によって新規募集が停止している塾などに向けたサポートの一環だ。この簡易版を体験できるようにLINE公式アカウントに記載するほか、その旨を告知するポスターやのぼりなども塾に提供するという。

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続いて、ブレイクアウトセッション。参加者約50名が小グループに分かれて意見を交換した。テーマ①は「今年の夏期講習設計で工夫された点は何でしょうか」。ある塾はこの問いに「例年通りの夏期講習期間が取れないので、7月と8月に第1回特別講習を、9月と10月に第2回特別講習を行う予定」と答えた。
②は「コロナによる休校時にどのように対応したか」。ある塾は「保護者からの通塾の要望が強かったので、三密防止を徹底させ、少人数の分散授業を行った」と振り返った。
③は「コロナ第2波に備え、どのような対策を行っているか?」。ある個別指導塾は「生徒がオンライン授業を楽しんでいるだけでなく、教員も手厚い指導ができるようになった」と述べた上で「第2波に備えて、オンライン授業の質をさらに向上させていきたい」と意欲を語った。

最後にTERRACE表現力コース(よのなか科・FUTURE)の紹介。再び秋山氏が画面に登場し、この2つの特色を述べた。
「よのなか科」は元杉並区和田中学校校長の藤原和博氏によるオンライン講座。正解が一つではない問題の解決に向けた情報編集力を養う、高校生以上が対象のアクティブラーニング授業だ。「FUTURE」は、小中高生に向けたワークシート型テキスト。今年の夏から販売が予定されている。どちらもこれからの社会に求められる力を鍛えるための画期的な教材だ。
同社はアフターコロナを見据えたセミナーを引き続き開催。塾をパワフルにサポートしていく。


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