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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第31回

2020-03-02

新型コロナウイルス騒ぎなど、塾が子どもたちのためになすべきこと

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1月の中旬頃から話題になり始めた中華人民共和国湖北省武漢市から発生拡大している新型コロナウイルスの猛威は、感染者数・死亡者数が急速に増えて、2002年のSARSを超え、世界中が大騒ぎしている。毎日の発表ごとに感染者が数千人の単位で増加し、各国が中国からの入国者を拒否する異常事態だ。中国の隠蔽体質がここまで事態を悪化させたともいわれているが、異常気象に加えて、ウイルスが世界中に広まるパンデミックが現実のものとなりつつある。しかもその発生地がSARS・鳥インフルエンザなど、いずれも隣国中国であることに不気味さを感じる。今までのこの手のウイルスについては子どもたちがあまり話題にならなかったが、将来的には幼児や児童が感染の中心になることも考えられよう。
インフルエンザの罹患で死亡する高齢者と子どもたちの状況を見ていると、学習塾は塾に通う子どもたちのために十分な対策をとることが必要だ。
1月下旬からマスクが消えた。薬局ではどこも品切れだ。手指の消毒用のアルコールも手に入らない。毎年必ずインフルエンザの流行があり、学級閉鎖が数多く報告されているのだから、学習塾もその影響を受けているはずだ。
ある程度の塾は例年のことだから、十分な対応が出来ているはずだが、あなたの塾は大丈夫だろうか。
万が一、武漢帰りの方との濃厚接触者が家族にいる塾生が通ってきていて、今回のコロナウイルスに陽性になった場合マスコミが殺到する。塾は十分な対応をしてきたと胸を張って答えられるだろうか。災害に病に弱者である塾生を抱えていて、気が付きませんでしたでは通らないだろう。
オリンピックが近づいている。年間3000万人を超すインバウンドの人々に対して、おもてなしだけでなく安全も安心も持ち帰って楽しい思い出を提供できてこそ、観光立国を標榜する我が国の責務であろう。
小学校では、来月から英語が授業の正課になる。グローバルな社会においてリーダーとなる人材の育成に力を注ぐ。
その将来のリーダーたる子どもたちに容赦のない危難が襲いかかってくる可能性がある。
社会的には弱者である子どもたちを預かっている学習塾は、数年後に起こるかもしれない大震災や、異常気象を起因とする風水害に加えて、今回のようなウイルスの脅威など、今の時代は次々に襲いかかってくるものに対応して、保護者に安心感を持ってもらうことも必要だろう。

今回のコロナウイルスの世界に与えた衝撃は大きい。これは対岸の火事ではなくて、他山の石として学習塾が子どもたちのためになすべきことを教えている。
オリンピックは無事に開けるだろうか、貿易や社会生活に悪い影響が出ないだろうか心配することもいい。その前に預かっている子どもたちのために、今コロナウイルスの騒ぎが起きているこの時に、塾生や保護者が安心して信頼を寄せる塾の体制をつくってほしい。



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