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LMSと映像・AI、データサイエンスで二極化していく学習塾業界 我々はテクノロジーとどのように向き合うべきか

2020-02-03

学習塾業界は大きな変化の時期を迎えている。この変化を危機と捉えるのか、チャンスと捉えることができるのかで、これからの学習塾経営の趨勢が決すると言っても過言ではない。変化の鍵となるテクノロジーは、LMS(Learning Management System =学習管理システム)と映像、AI・データサイエンスである。これらのテクノロジーは個別に分かれているようであるが、実は相互に作用し総合的に効果を高めるものである。 
本稿では、これらのテクノロジーと学習塾がどのように向き合っていくべきなのかを論じたい。

株式会社 メディアオーパスプラス
圓林 真吾 取締役COO

圓林真吾 取締役COO

圓林真吾 取締役COO

圓林真吾 Shingo Marubayashi(株)メディアオーパスプラス 取締役COO
大阪芸術大学芸術学部卒、関西大学大学院総合情報学研究科修了(情報学修士)。2007年(株)浜学園入社。国語科講師経験の後、2010年映像制作配信事業統括責任者に着任。同年『浜学園Webスクール』を立ち上げ、その後のe ラーニングを統括。2017 年浜学園映像制作配信事業部は(株)メディアオーパスプラスに分社独立。同社取締役COO就任。浜学園退社。
現在では出版社、学習塾、大学、一般企業等の学びの映像、AI、データ解析を幅広く支援。

LMSと映像で広がる世界

LMS イメージ(ELNO)

LMS イメージ(ELNO)

LMSは、システムを介して学習の進捗状況や成績データの蓄積や、映像コンテンツやデジタルデータを配信することができるものである。
学習塾として、「一人ひとりの子どもたちと保護者にどのような指導やフォロー、サービスを提供するのが本来の理想なのか?」この問いを重ねることで、学習塾におけるLMSと映像を活用した総合的な指導設計が完成されていく。そして、理想としての指導やフォロー・サービスを教室と組み合わせて実現し、学習塾に実装してしまうことがLMSと映像導入の目的なのである。
特に映像は強力な武器となる。塾生に対しては事前学習用授業映像、入塾時の遡り、欠席した塾生や苦手単元のフォロー、志望校別の対策、テキストの難問解説など、これまで講師一人ひとりが行ってきた多様な個別フォローが手軽に実現できる。あわせて強力なのは保護者対応である。これまで学習塾という器に保護者を招いて行っていた各種説明会や、学習の仕方の説明など、映像にすることで時間と場所を問わない情報発信が可能となる。
これにより、保護者を巻き込んでの、授業の受け方、心構え、ノートのとり方、家庭学習のやり方、保護者の関わり方、志望校の選定フォロー等、塾への理解促進が可能となる。これは塾生の家庭環境を支援する意味からも、学力だけでなく、顧客満足度向上と退塾対策に直結するアプローチである。
そして、LMSを介しての配布物、アンケート、緊急連絡、個別連絡などの全ての事務対応の効率化を進めつつ、窓口説明でのきめ細やかな説明が映像化されれば、顧客サービスの強化を実現しつつ、事務効率の向上を図ることもできるのである。
このように、学習塾の優劣をゲームチェンジしてしまうテクノロジーが、LMSと映像である。
MOPは、学習塾業界がもっと手軽に、LMSを通して、自分たちで授業映像や説明会映像を活用していただきたいと考えている。MOPが提供する映像制作ワークフローでは、高価な専用スタジオや業務用機器、プロカメラマンも不要である。LMSの活用や配信映像の企画まで、これまでのノウハウをもとに総合的なアドバイスも行っている。
核となる映像編集では、タイトルやテロップの挿入、カメラワーク、不用意発言のカット、写り込んだ塾生へのモザイク(個人情報保護)、2回までの校正という基本的なパックで1講義映像60分なら3万円~。2017年からのべ2万本を超える学びの映像を制作してきたMOPだからこそのノウハウをぜひお届けしたい。

AI、データサイエンスで広がる世界

編集風景

編集風景

映像やLMSはデータの宝庫である。「いつ、どの映像を塾生や保護者が視聴したのか。最後まで視聴しているのか。注目されている配布資料はどのようなテーマで、アンケートやコミュニケーションのログデータはどのように活用するのか」。重要なのは、総合的にアンカーを打つように、データを蓄積するポイントを定め、最終的にデータをどう活用するのかの設計である。
大切なのは映像やLMSのデータだけではない。「塾生や保護者の基礎情報、テストの点数、小問別の答案、日々のやりとり、電話やメール応対の内容や件数など」。様々なデータに横串を刺して分析していくことが求められる。これこそが、学習塾ならではの貴重な財産なのである。そして、これらのデータが経営や指導を導いてくれるのだ。

レポート例①

レポート例①

MOPには多くの学習塾、大学、出版社、一般企業のデータを分析しているノウハウがある。例えば、「退学、退会分析とフォロー施策検討、マーケティングの最適化、サービスの振れ幅の発見と標準化、受講者数の予測や講座パッケージの検討」といった意思決定を、データ分析でサポートしている。「エビデンス、データ基盤のPDCAサイクルをどのように回し、意思決定を行うのか」こそが、経営の決定的な差になりつつある。
さらに、AI、データサイエンスで分析していくテーマは経営だけに限らない。
学力は学習塾にとって最も重要な分析テーマである。「入塾してからの学力推移はどのようになっており、苦手な教科や単元にはどのような傾向があり、連鎖していくのか。志望校合格の勝敗を決している教科や単元はどこなのか」。これらもまた、指導と指導計画、指導設計の決定的な差となるアプローチである。

レポート例②

レポート例②

MOPでは、AIだけでなく、統計学や確率論に基づくデータサイエンスを軸に、データは全て学習塾のものという大前提に基づき、データ分析とコンサルティングを提供している。
経営課題や学力に対して、どのようなデータが必要で、存在しないデータの場合どのように取得するべきなのかといったトータルでのアドバイスからPDCA構築までを、学習塾ありきで力強く後押しするのがMOPである。

株式会社 メディアオーパスプラス(MOP)
2017年に設立された学びのテクノロジー企業。関西の進学塾浜学園の映像制作配信事業部を前身として、学びの映像制作とAI・データサイエンスを、学校・学習塾・出版社・一般企業などに提供している。


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