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    さなるグループの新たなシナジーへ貢献したい

中萬学院の力強いリスタートとしつつも
さなるグループの新たなシナジーへ貢献したい

2020-01-06
株式会社 中萬学院 中萬 隆信 代表取締役社長

株式会社 中萬学院
中萬 隆信 代表取締役社長

昨年10月1日、(株)中萬学院は、同社の持ち株会社(株)ビジョンポートが保有する全発行株式を(株)さなるに譲渡する契約を締結した。M&Aによる大手同士の全面提携は、塾・予備校業界に大きな衝撃を与えた。
この度のM&Aにはどのような背景があり、何を目指しているのか。社長として続投する中萬隆信代表取締役社長にお聞きした。

首都圏進出、組織の刷新シナジー効果のあるM&A

─突然の発表に驚いた方も多かったと思いますが、どのような経緯で全面提携に至ったのでしょうか?
実は数年前から布石がありました。5年ほど前でしょうか、佐藤理事長から神奈川への進出を考えているというお話をお聞きしました。ただ、思いはあるものの長年の親交のあった当社の前会長(故・中萬憲明氏)に配慮して、積極的な進出を控えていらっしゃるという印象でした。その後も同様の話を耳にし、それならばむしろ、さなるさんの神奈川進出と当社がなんらかのコラボができるのではないかと、私の方から同社の山中取締役を通してご提案したこともありました。そして今年になってより具体的なご提案を佐藤理事長からいただき、今回の全面提携と相成りました。
佐藤理事長と先代とは公私ともに親しく、経営者・教育者として互いに信頼し合う仲でした。私自身も佐藤理事長には大変お世話になってきました。また当社とさなるさんとの間では業務提携(中学受験部門では模試や教材で共有)や資本提携(株式の持ち合い)もありましたので、戦略的・建設的M&Aが実現できたことは極めて自然なことだったのです。

─具体的には、双方にどのようなメリットがあったのでしょうか?
まず、さなるさん側としては、首都圏拡充の大きな一歩になります。愛知・静岡の主軸エリアと東京本社(新宿)及び啓明舎の間である神奈川に拠点ができ、東海道から首都圏への流れがスムーズになりました。その上、人材の採用面においてもメリットがあると言えるでしょう。さなるさんの採用力は現在も業界トップクラスです。売り手市場の厳しい時代ですが、優秀な人材を数多く確保しておられます。ただ一方で、東京をはじめ首都圏の事業所が少ないため、首都圏で働きたいという社員のニーズに充分には応えきれないという課題もお持ちでした。当社がグループに加われば、首都圏の勤務地も増えます。この先を見据えて先手を打っておきたいとのお考えなのだと思います。
一方、当社にとっては、「サナルイズム」の注入により、旧態然とした組織を再建するというのが最大のメリットです。創業から65年が経ち、良いものもそうでないものも積み上がってきました。自社を客観視し、言葉を選ばず言えば、組織の心身が「メタボ化」しているという自覚がありました。神奈川も競争の激しい地域ですし、これからの時代はますますスピーディーにダイナミックな決断と行動が求められます。
このような当社の現況を改革するため、業界屈指の経営体力を持ち、各地域に強い塾・予備校を展開するさなるさんにお力添えいただく。それが、今回の全面提携において私が最も期待したことです。もちろん採用力の向上はむしろ当社のメリットの方が大きいかと思います。

競争力・収益力を高めるため、事業の見直し・再建を進める

─全面提携をされてから1カ月半あまり(取材時)経ちましたが、どのような変化がありましたか?
この1カ月半を省みますと、やはり「塾の再生は塾にしかできない」という感が強まりました。すでに変革が進行し始まりました。例えばCG啓明館(中学受験指導事業部)では、授業料の値下げに踏み切りました。その上次年度からさなるさんのICT支援が始まります。11月からの説明会ではこれらの内容を含め反応は上々です。啓明舎の生徒数がこの10年で4倍に至ったこともうなずけます。中学受験部門は最も速く提携効果が顕在化するでしょう。
一方高校受験部門は「メタボ化」も課題ですから、一度教場の統合に注力します。その上で人材を戦略的に配置し直し、競争力を高めることを目指します。なかなか自社だけでは手のつけられなかった判断が次々と下され、様々な新しい動きが出ています。研修面も交流が始まり、集団指導の社員のモチベーションは確実に上がってきています。もともと指導のあり方や授業に関する理念は互いに近似性が高かったと思いますから、研修の交流はとても自然に受け入れられているのです。

─社員の方々の反応はいかがでしょうか?
今でこそあらゆる業界でM&Aは戦略的にポジティブにも捉えられていますが、社員の方々にしてみれば「まさか我社が」という想いはあったと思います。それでも多くの幹部・社員は変化を前向きに捉え、新しい組織づくりや経営体制の整備に取り組んでくれています。その点については非常にありがたいと感じています。今後も、ただ変化についていくのではなく、自分たちにはなかったノウハウを吸収・活用していこうという積極性を持って、主体的に変化の渦を作り出し波及させていってほしいと願っています。

次世代へのブリッジに徹し、連合体として確たる強味が育つ

─社長を続投されるにあたっての思いや抱負をお聞かせください。
年度期中ということもあり、私が社長を続投しているのです。長年で染みついた常識や文化にのみとらわれず、発想も行動もブレイクスルーするには、本来その代表的存在である社長こそ変わらなければならないはずです。次の若い幹部たちが、いかに伸び伸び力を発揮できるようにするか、私の目下の使命は、それをスムーズに力強く実現できるようにするブリッジの役割にほかなりません。私は以前より、3代目の世襲はないと断言してきました。今、前向きに頑張る社員にはチャンスが広がりました。人生、これからどこまで可能性に挑戦できるのか、若い世代に早く権限を移譲します。

─最後に、さなるグループの一員としての今後の中萬学院のあり方について、中萬社長の思いをお聞かせください。
佐藤理事長は、近い将来さなるグループをホールディングスにされるお考えです。そうすることで、間接部門は省力化されますし、個性豊かな活力ある塾同士が、互いに相乗し合い、それぞれが地域に合わせた強味を育む「創造的仕組み」になっていくだろうと確信しています。
たとえて言うなら、一流の料理は優れた素材の個性が生かされつつ、素材同士が引き立て合い、全体としてはしっかり調和がとれています。その意味ではサナルイズムの横串しが通ってこそ、次代を担える力強い指導グループが実現できるのです。


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