2019年上半期MBAセミナーレポート（東京会場）

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 中土井鉄信 代表

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ（MBA）が主催するMBAセミナーが、5月26日（日）渋谷サンスカイルームで開催された。
MBAセミナーは、学習塾向けのセミナーで、実践的な集客方法、売り上げ増のノウハウを提供するセミナーとして知られている。
10年以上の長きにわたり開催されているMBAセミナーだが、今年度は講師のラインアップが一変した。
セミナーの副題が「豪華コンサル祭り」となっている通り、現在、現役で活躍している学習塾のコンサルタントが、会社の垣根を越えて一堂に集結するセミナーとなった。
2019年上半期のMBAセミナーのテーマは、「各有名学習塾コンサルタントからの地域一番塾になるための提言」。定員は70名であったが、増席を重ね81名が参加するセミナーとなった。

第一講座の講師を務めたのは、主催である合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表の中土井氏。講座テーマは『地域一番塾を目指して～ビジョンが行動を創る～』。地域一番塾になるのには、「生徒・保護者・講師（セルフ）マネジメントの3つの領域」で存在感を示すことが大事であるとし、具合的にどのようなビジョンのもとで行動をすればいいのかを解いていった。学習塾の命は、「提案」であるとして、生徒・保護者・講師のそれぞれのモチベーションを高める仕組みを解き明かしていった。

第二講座の講師は、オグノブグループ株式会社副社長の小倉政彦氏。講座テーマは、『学習塾専用マーケティング　売上を2倍にするチラシの作り方』。実際に反響が大きかったチラシをサンプルにして、単にブランドイメージを高めるものではなく、実際に問い合わせ数が増えるダイレクトレスポンス広告のチラシの作り方を丁寧に解説していった。

第三講座の講師は、鹿児島市内で、進学塾MUGEN／ハイスクールMUGENを展開する小牧聖氏。『自立学習への転換／自立学習とは何か』と題し、独立・創業から開校時の苦難の克服、開校2年目での一斉指導から自立型への転換など、現在に至る同塾発展の軌跡が語られた。特に、情熱いっぱいの先生のもと、勉強が苦手な生徒の成績を塾が一丸となって上げたエピソードは受講者から強い共感をもって受け入れられていた。

第四講座の講師は、株式会社ワイズコンサルティング代表の山口博士氏。山口氏は、集客が難しいと言われる自立型のFC教室で、運営する2教室の生徒数がいずれも100名を超えている。講座テーマは『問い合わせから入塾に至るまでの生徒・保護者対応の具体的実践例』で、山口氏が実際に「問い合わせ数＝入会数」となるべく奮闘した中で獲得した入会説明などのノウハウを、惜しげもなく披露。臨場感たっぷりの生徒・保護者対応の極意は、保護者面談期間ということも相まって現場の先生方から大好評だった。

最終となる第五講座は、『何でも解決！塾経営相談』という受講者の質問に中土井氏が回答するコーナー。
今回は、校門前配布のやり方は？宿題をやってこない生徒への対応は？志望校と現在の学力に差がある生徒の進路指導は？学習塾を新たに立ち上げる方法については？広告宣伝費の資金の投入方法は？FC塾の室長としての業務・待遇・将来性についてなど30以上の質問が受講者から寄せられ、次々と中土井氏が答えていった。

セミナー会場には81名が集まった

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツでは、2019年下半期にもMBAセミナーを開催予定だ。テーマは、「人が集まる塾にするための集客・教務・広報活動」。
上半期と同様、会社の垣根を越えて第一線で活躍する精鋭の学習塾コンサルタントが登壇する予定。
MBAセミナー下半期の開催日は、東京会場が9╱29（日）、福岡会場が10╱20 （日）、大阪会場が10╱27（日）。各講座別のテーマや講師陣の顔ぶれなどの詳細は、https://management-brain.co.jp/ から。