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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第26回

2019-10-01

学習塾の世界に迫る大きな波

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人類はなぜこのような争いごとを繰り返していくのだろうか。10年前には考えたこともないような不協和音が世界中に満ち始めている。
アメリカと中国の経済戦争は、互いに関税を上げ報復を繰り返し、収束する気配もない。ヨーロッパでは英国がユーロ圏からの離脱騒ぎでもめ続けている。韓国の文政権の反日行動はエスカレートを続けている。そしてそのいずれもが景気の不透明感、いや悪化につながっているように見える。

日本だけで考えてみれば、改元が行われ、ラグビーのワールドカップで浮き立ち、即位の礼のお祝い行事があり、来年はオリンピックが開催される。教育の世界でも英語教育を中心に大きな改革が行われて、心がはやるようなビジネスチャンスがいっぱいあるように見える。まさにいいことづくめだ。
しかし足元では韓国との軋轢で韓国人の来日が一気に減少し、米中の貿易戦争で韓国への輸出も大幅に減少し始めている。中国やオーストラリアでは不動産価格の急落が話題になっている。世界は互いにぎしぎしとこすれあって今にもどこかにひびが入りそうだ。

それはさておき、今年は本格的なAIの進歩が一気に加速し始めた年に見える。医療の面でも産業の面でも、さらに個人の生活の中にもここ5、6年分どころではない技術進歩が僅かの間に進んでいる。まさにカーツワイルの言ったシンギュラリティの時代がやってくることを実感できるのだ。がん患者の治癒率は数年で60%を超え、自動車は衝突防止・自動運転の技術が付いたものが続々と販売され始めた。IoTの普及も進み、生活の中にコンピューターの技術がどんどん取り入れられている。

我々学習塾の世界でも、大きな波が迫ってきている。
プラスの面では英語教育改革を中心とした教育改革、学習指導要領の改訂だ。高大接続が議論され、小学校の英語指導の教科化はいずれも非常に大きな変化で、今までと同じマンネリ化した指導の塾は淘汰されかねない。逆にこういう時は一気に伸びる塾も現れてくるものだ。時代の変化の波を見極めて、対処できるかどうかが鍵となる。
マイナスの面では昨年12月に平成30年の出生数の速報値が92万1000人と発表されたが、今年確定値としてさらに2200人少ない数字が発表された。ここ3年間の出生数の落ち込みは激しい。

今年は改元の年だけに、出生数も婚姻数も久しぶりに増加しそうだが、来年以降世界中が不況になり、その影響が日本にも及ぶようになると、高齢者世帯の増加に加えて個人消費の落ち込み、場合によってはリーマンショックを上回る世界不況の恐れも考えられる。
ICT技術の急速な進歩で世界が小さくなり、それぞれの国が自己主張をし、世界の至るところで波紋が広がっている。教育の世界もEdTechの動きが加速しそうな話だ。未来の日本の在り方に真剣に注視していく時かもしれない。


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