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    公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長

教育資源としての民間教育 第18回
公益社団法人 全国学習塾協会 安藤 大作 会長

2019-08-01

子どもたちに多様な教育機会の確保を

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「部活の練習を休んで塾に行ったら、試合出せないぞ」「試験前だが大会前だから練習試合を組んだ。大事な試合だから来るように」「ピアノのコンクールや模試だとかで土日の部活を休むようでは、皆に迷惑がかかる、何とかしてこい」「家族旅行もわかるけど大会前なんだから親を説得してこい」「朝練をする(または夜練をする)、これはあくまで自主練だ。ただ勝つ気があるならどうすべきか自分で考えろ」等々。

スポーツ庁は、過度の部活動の是正に向けて、昨年4月にガイドラインを全国に向けて発信しました。その要旨は、
〇放課後の部活動は2時間程度とすること
〇週2日は休みを設けること
〇土日のどちらかは休息日にすること
などがあります。しかし全国学習塾協会の会員から寄せられた情報によると、その多くは守られておらず、特に自主練という名目で朝練や夜練の実施や定期テスト前の大会や試合への参加など枚挙にいとまがない状況でした。

この現状に対し、全国学習塾協会では他団体と協力しながら「民間教育推進のための自民党国会議員連盟」に向けて、去る6月25日、衆議院議員会館にて改善要望を直接手渡しました。多くの塾事業者の方々やピアノや英会話やスイミングなどの民間教育団体の方々にもお集まりいただき強く要望したところです。もちろん「部活動に行かずに塾に来るように」といった単純なことではなく、子どもたちの学びの主体的な選択の確保を主眼としています。

またほかにも、貧困家庭に向けた民間教育バウチャーの国費による発行も要望しました。総務省調べによると少子化の要因として民間教育費の負担が上位に挙がっています。
子どもたちにとっての多様な教育機会の確保はもとより、少子化対策の文脈においても民間教育バウチャーの有効性を要望しました。この件については秋以降の議員連盟との勉強会においても取り上げていくつもりです。
また、学校現場におけるICT環境整備にも言及しました。民間の優れたICTツールは多種多様であり、学習機会を最大化するためにもそれらの積極的な活用について要望しました。これについても秋以降さらに議論を深めていくことになります。

全国学習塾協会は公益社団法人として、いつも全国の子どもたちの教育環境に視点を置き、その立場での働きかけに集中しています。
全体のことは一人のためでもあり、一人のためのことが全体につながるように働きかけていきます。
教育という公益性の高い事業に取り組まれている皆様、どうぞ公益社団法人にもご入会くださりますようお願い申し上げます。
また今年度は全国学習塾協会設立30周年でもあり、そして改革真っただ中の重要な時の流れの中で、民間教育の力を強化していかなくてはならない只中にあるので、この1年は入会金をいただかずにご入会していただけます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。


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