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生徒の学習記録を把握するとともにコミュニケーションの密度を高める 教育事業者向けの「Studyplus for School」

2019-04-26
スタディプラスCOO の宮坂直 取締役

スタディプラスCOO の宮坂直 取締役

スタディプラス株式会社が開発した無料の学習管理アプリ「Studyplus」は、累計登録者数が400万人を超えた。これは大学受験生の3人に1人が使用したことになる。同社はこのノウハウを注ぎ、革新的なサービスを開始した。有料の教育事業者向け学習管理ツール「Studyplus for School」である。塾に業務改革をもたらすその機能について、同社COOの宮坂直取締役に話を聞いた。

「集める」「見える」「気づく」「話す」の4つを追求したサービス

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「私たちは『継続こそ学習の最大の課題である』というコンセプトでサービスを提供しています。その一つが生徒さんに個人でご利用いただいている『Studyplus』です。家計簿アプリの勉強版とお考えください。生徒さんが日々の学習記録をつけると、データがグラフで可視化されるアプリです。記録し始めると『昨日と同じくらい勉強をしないとならないな』いう気持ちになり、学習の継続が図れます」
「Studyplus」にはSNS機能も備わっている。同じ目標を持った日本全国の子どもたちがSNSでつながるのだ。地方では地元の国公立大学は受けても、東京の大学を受ける子どもたちがまわりにいないケースも多い。しかし、「Studyplus」を使えば、地域に関係なく子どもたちが同じ大学を目指して競い合ったり、励まし合ったり、情報を交換したりできるのだ。
「私たちは1回も広告プロモーションは行ったことはありません。口コミだけで広がっていきました。こうして楽しんで勉強記録をつけてもらえるようになったので、塾様のお手伝いもさせていただこうと考えて『Studyplus for School』を開発いたしました。先生方が生徒さんの学習状況を把握できるサービスです。ここには『集める』『見える』『気づく』『話す』という4つが追求されています」
『Studyplus for School』の導入によって、塾はまず、勉強の記録や計画の立て方、最近の塾での入退出記録など生徒のあらゆる情報を「集める」ことができる。その上で、勉強している生徒は赤、していない生徒は青で色づけされたりするなど集めた情報がディスプレイで 「見える」化されるのだ。

生徒の学習記録を見て講師が励ましの言葉を贈ることも

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「『気づく』はこれからリリースする機能です。先生方はお忙しいので『見える』としても『気づく』かどうかわかりません。そのため、ある条件を満たせない生徒さんがいたら、気づいてもらう機能を追加するのです。例えば、1週間の勉強時間30時間を下回っている高3生がいたり、この1週間に1回も塾に顔を出していない生徒がいたりしたら、先生がその生徒と画面でやりとりしている最中に、先生にしか見えないキャラクターが現れてその状況を知らせます。先生は生徒とのやりとりの中で『最近、塾に来ていないようだけれど、何かあったの?』など声かけができるのです」
このように講師と生徒が1対1で 『話す』こともできる。また、生徒の日々の学習記録一つひとつに講師が『いいね』を押したり、励ましの言葉を送ったりもできるのだ。
「最近の生徒さんは対面よりもオンラインのほうが本音を話しやすい傾向にあります。例えば、家庭の問題などや友だちには知られなくない志望校などを先生に深夜にメッセージ機能を使って打ち明けたという話もよく耳にします」
講師や生徒を匿名化した上で、会話はスタディプラスの社員が常時監視している。内容に問題があれば、教室長などに知らせるので安心だ。
「また、最近開始したのが、先生方が保護者の方々とやりとりできるメッセージ機能です。LINEを使ってお子さんの勉強記録や面談記録をワンクリックで保護者の方々にコメント付きで送ることもできます」

講師と高校生の面談も増やせ退塾率が9%から1%に減少

では、どのような塾が『Studyplus for School』を導入しているのか?
「今、増えているのが自立学習型の塾様で、高校生向けにご購入いただいています。中3まで教えた生徒さんが高校に進学してから退塾してしまうケースが多いことが背景にあります。自立学習型では先生方の目が届かないところが広がっていくため、その部分を私たちが可視化によってサポートさせていただいています」
昨年の4月に導入したという大手の塾は高校生の退塾率9%を1%まで減らせたという。映像授業を見せることで希薄になっていた講師と生徒の関係性が「見える」「気づく」「話す」によって改善されたからだ。生徒の学習状況が可視化されるため、これまで1人30分かかっていた面談10分で済み、代わりに月1回から週1回に増やせたことも大きいという。
「塾様にはそれぞれ理念やこだわりがあります。こちらでサービスを限定してしまうと、そこに共感する塾様しか使えなくなってしまいます。そこで私たちは無色透明なサービスであることを大切にしています。私たちスタッフが先生方の声に耳を傾けながら、その塾様に最適なサービスをプランニングさせていただいています」

今年の4月からは、また一歩進んだサービスが始動した。
「塾様が新たに高校生向けの教室を立ち上げる場合、どう教えていいのかわからないという声をよく聞きました。そこで、これまで私たちが『Studyplus』によって集めてきた難関大学合格者の学習記録データを『Studyplus for School』を導入していていただいた塾様に無料でご提供します。高3生の生徒さんを中心にして、どのくらい勉強したか、どのような参考書を使っていたのかなどカテゴリーに分けて、1学期から3学期までシーズンごとに分析したデータです。ランクも旧帝国大学から早慶上智、MARCH、関関同立、日東駒専、産近甲龍まで揃えてあります。自分で学習計画を立てられるように、このデータを生徒さんにわたしてほしいと考えています。また、入塾面談の時、生徒さんや保護者の方々に『私たちの塾では、この膨大なデータをもとに指導します』といえるはずです」


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