
(株)成基、3月に「発達障がい」支援(放課後等デイサービス)事業「ゴールフリーB5」を開設
株式会社成基(佐々木喜一代表、京都府京都市)は今年3月、「発達障がい」支援(放課後等デイサービス)事業「ゴールフリーB5」を開設、第1号教室を滋賀県大津市に開校する。
文部科学省の調査結果によると、全国の公立小中学校で発達障がいにより「通級指導」を受けている児童・生徒は、2016年で9万人を超え、この20年で約7倍に増加している。研究・調査の進歩によりLD・ADHD・ASDの発見がしやすくなったことが背景としてあるが一方で、障がいをもつ人たちが社会の中でどのように適応して生活を営んでいくか、大きな課題として認識されるようになっている。
成基は創立より「教育を通して社会課題を解決する」ことを理念としている。各事業所においても、発達障がいに関する相談を受ける機会が増加しており、この社会的ニーズに対して、本格的に取り組む必要があると判断したという。
「成基の療育教室ゴールフリーB5(ビーファイブ)」を立ち上げ、放課後等デイサービスとしてこの事業をスタートする。
「私たち〝成基の療育教室ゴールフリーB5〟では、年齢や障がいの状態に応じて個別や集団という指導の形をとります。様々な学習の中で、自分を受け入れ活かすための方法を学び、身につけ、自分の力で自分に合うように様々なことを調整できるように育てていきます。自分に合った学び方を学び、それを選択し、学び続けられるよう育てていきます。『自分の力で働く=自分の力で収入を得る』ことができるように、就労まで見据えて指導をしてまいります」と、大津石山教室の教室責任者、藤庭真也氏は語る。
なお、大津石山教室開設に先立ち、1月26日(土)に開設記念講演会が「栗東芸術文化会館さきら」にて開催され、児童精神科医師の吉田友子氏が『わが子の自己理解支援~子どもを心から抱きしめるために~』をテーマに講演を行った。