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平成30年度(株)SRJ秋期定例研修会
入試改革 直前改革【分析事例】最前線

2019-01-07
SRJ・堀川直人 社長

SRJ・堀川直人 社長

2018年11月4日(日)に大阪のグランフロント大阪にて、11月11日(日)に東京の東京コンファレンスセンター・品川において、(株)SRJ(堀川直人社長、東京都中央区)主催の「平成30年度 秋期定例研修会」が開催された。
今回のテーマは「入試改革 直前改革【分析事例】最前線」。
大学入試センター試験に代わり、2020年度から導入される大学入学共通テスト。この大変革の全体像を掴むとともに、現場での具体的な指導方法の糸口を見つけるきっかけにしてもらいたいとの思いからこのテーマが選ばれた。
ここでは、11月11日(日)に行われた東京会場での要旨をお伝えする。

最初に、SRJの堀川直人社長が挨拶。
「私たちの会社がここに至るまで、多くの方々にたくさんの応援をしていただきました。来年2019年はその方々にもっと様々な形で還元できるようにしていく所存です。今日の研修会も、皆様のパッションを高め、ミッションをもう一度思い出し、そしてアクションにつながるようなものにしていきたいと考えておりますので、お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします」

特別講演
入試分析からわかる、今押さえるべきポイント
(株)エデュケーショナルネットワーク 向井 菜穂子 氏

エデュケーショナルネットワーク・向井菜穂子 氏

エデュケーショナルネットワーク・向井菜穂子 氏

現在進められている教育改革では、これからの社会で必要とされる力に結びつく「学力の3要素」として、①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度──を上げている。そして新しい大学入試では、これらの力を多面的・総合的に測ろうとしている。「思考力・判断力・表現力」について、向井氏はこう説明する。
「〝思考力〟というのは、ある課題や問いがあったときに、どうすればこの問題を解決することができるかという道筋を考える力のこと。〝判断力〟は、課題を解決するために今与えられている情報の中からどれが必要なのかを選び取る力。最後にそれをわかりやすく人に伝える力が〝表現力〟です。ですから、道筋を考えて必要な資料から情報を選び取り、わかりやすく人に伝える。これが〝思考力・判断力・表現力〟となっております」
今の高1が大学入試を迎える2020年度、新しい共通テストに英語では4技能の外部検定試験が加わる。国立大入試は、原則、外部検定試験、共通テスト、個別試験となり、受験生にとっては負担が増える。外部検定試験活用についての具体案(出願資格、得点換算など)が各大学より公表される予定。私立大は一般入試で外部検定試験の活用が拡大中。国私立とも外部検定試験への対応は不可欠といえる。
「外部検定試験利用は今後もどんどん増えていくでしょう。英語ができるお子さんにとっては出願のチャンスが増えています」

公立高校入試にも変化が見られる。
2018年の入試では全国傾向として、国語が一番変わったとのこと。「国語が大きく変わる年というのはあまりありません。間違いなく大学入試改革が影響しております」と向井氏は述べる。
複数の資料の内容をまとめたり、発表の仕方を考えるなど、プレゼン型の作文が目立つ。〝AI〟や〝哲学〟をテーマにした素材文が増加傾向にあり、漢字の読み書きは難度が上がり、馴染みのない言葉が目立つようになった。
数学は問題文が長文化し、日常生活に絡めた問題が増えた。難易度の二極化は一層進み、基本問題の出題割合は年々増加しているという。
英語は大学入試改革の影響もあり、リスニングと英作文の難化は顕著。単語力を問う問題も増加傾向にあるという。

事例講演
速読は未来への武器!〜新入試突破につながる言葉の力〜
ケーエム進学教室 小馬 久美子 代表

ケーエム進学教室 小馬久美子 氏

ケーエム進学教室
小馬久美子 氏

ケーエム進学教室は、大阪府高槻市にある創業10年の学習塾。集団授業と個別指導(「eトレ」による学力定着)を併用した指導形態をとっており、数学は必修で、国語・理科・社会は選択制となっている。プラスして「速読国語」と「速読英語」を導入。
速読導入以前から言葉の力をつけるために、小学生には朝日小学生新聞の「天声子ども語」を、中3には朝日新聞の「天声人語」を週に1回必ず書き写しさせていたという。今もそれは続けていて、さらに速読で訓練することによって言葉の力は大きく伸びていくという。
学力が高い生徒の方が結果は出やすいが、真面目に取り組む生徒であれば、多少時間はかかっても学力は伸びるという。「学力中位以下の生徒の保護者には、多少時間がかかることを必ず最初にお伝えしておきます」と小馬代表は語る。

熱心に講演を聴く塾関係者たち

熱心に講演を聴く塾関係者たち

「最初は方程式も全然解けなかった中学生の生徒がいたのですが、とにかく真面目な子で、速読も一生懸命取り組んでいました。今では連立方程式をバリバリ解くくらい学力が伸びていますが、あるときお母様に『この1年で本当に変わりま
したよね。どうしてでしょうね?』と聞くと、『速読がよかったんだと思います』と、間髪入れずにきっぱりとお答えになりました」
「速読国語」「速読英語」を選択するように保護者には勧めているが、生徒自身にその気がないのに無理に選択させるようなことはしないのも、大きなポイントだという。
「要するに、無駄なお金を保護者に支払わせてはいけないということです。選択させないことによってかえって保護者からは信頼が得られますし、高校生になってから初めて速読を選択する生徒も結構いるんです」

SRJより
さらなる受講満足度向上のための活用提案
株式会社SRJ

新中学問題集(教育開発出版)

新中学問題集(教育開発出版)

「みんなの速読」について、堀川社長から新たなサービスとして4つのお知らせがあった。
まず、低学年向けトレーニングの拡充として「聴くトレーニング」を追加。視読(速読)トレーニングの前段階として、文章を見ながら朗読音声を聴き、読み方の確認や音読の練習ができる機能を搭載する(209年3月予定)。
また、角川つばさ文庫と提携し、収録作品の一部をトレーニング用文章として配信。より魅力あるコンテンツを提供し、受講生の読書への関心、トレーニングの継続意欲へつなげていく(19年3月予定)。さらに「新中学問題集 国語」の問題文章を配信する(19年4月予定)。
「みんなの速読英語」についてはカスタマーサポート担当の佐伯氏が新たなサービスを紹介。「英多読IBT」を年2回にすること、リスニングコースの設置(19年3月予定)、英検対策コース(19年4月・5月予定)等について説明があった。英検対策コースの対応級は4級〜準1級。確認テストもあるという。


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