
「受験コンパス」で高3生の売上げ0円→1000万円に‼
有限会社 ECプログラム 橋本 悟 教室長
聞き手/株式会社Lacicu 服部 悠太 代表取締役
千葉県で小学生から高校生を対象とした1対2の個別指導のフランチャイズ学習塾を運営しているECプログラム。株式会社Lacicuの「受験コンパス」を活用して、劇的に効果を上げているという。
「受験コンパス」導入以前と以後ではどのように変わったのか。Lacicuの服部悠太代表がECプログラムの橋本悟教室長にインタビューした。
受験コンパス導入後、講習の売上げが劇的に向上
──受験コンパスを導入する前はどんな状況でしたか?
受験コンパス導入前は、一般受験のノウハウがなく、高3生に上がるタイミングで” 卒塾”。大手予備校に送り出すことしかできていませんでした。
──導入によって、運営上どのような変化がありましたか?
現在高3生が15名となり、開校以来過去最高人数になりました。すべての高2生が退塾することなく高3生につながったのはとても大きいです。例年であれば、この15名が0名ですから…。
──収益的なメリットはありましたか?
通常授業ももちろんですが、講習の売上げが劇的に向上しました。今まで高3生の売上がほとんど見込めなかった。ところが、今年は高3生のみで年間売上1000万円まで急激にアップいたしました。
私たちの塾では、受験コンパスコースを週に1度提供しています。個別で受験コンパスコース(約2万円)を受けていただき、プラスで英語や数学の主要科目を受講いただいております。
個別指導塾で受験コンパスを運営すると、講習時でのインパクトがすごいと実感しています。客観的に自分の苦手なところが把握できるため、生徒からも保護者からも積極的に講座を受講いただける環境づくりができています。今年の夏期講習の平均生徒単価は30万円程度でした。
もちろん、売りつけるようなことをするのではなく、本当に生徒にとってベストな講座選択をしてもらっているので、双方が満足できている提案になっていると思います。
また私が週間面談も月間面談も担当するので、講師人件費が劇的に下がり、増収だけでなく増益にも大きく寄与しております。
大学受験の戦略サービスを提供
──具体的にどのような面談を実施しているのですか?
生徒一人ひとりの面談は毎週行っていますが、面談時間を短縮するために、受験コンパスのアプリを駆使しています。受験コンパスアプリでは、毎日細かい参考書の指定ができ、生徒と共有することができます。毎日講師が出勤すると、全生徒の参考書の進捗状況が把握できるので、自習室に来ない日も、学習状況を把握することができます。そのため面談も数分で終わるようになりました。
私たちの受験コンパスコースは、面談を売るのではなく、大学受験の戦略サービスを提供しているのです。
──生徒さんとの関係性は変わりましたか?
極端な言い方をすると、今までは担当講師と生徒だけの関係でした。生徒の情報は担当講師から聞くだけで、直接生徒と情報交換する機会が少なかったといえるでしょう。
受験コンパス導入後の今は、生徒との距離が圧倒的に縮まったと感じています。生徒の志望大学、学部学科はもちろんのこと、生徒自身がどんな夢を持っているのか、といったより深いところまで把握しコミュニケーションがとれるようになりました。やはり高校受験から大学受験まで一貫して見れることが安心感につながりますし、室長と生徒の距離感がぐっと近づきました。
──自習室は用意していますか?
高校生専用の自習室は5席だけ確保しています。教室の規模の関係上、これ以上自習室を確保できていません。そのため、自習室を使えない生徒については、近くの無料自習室を使ったり、カフェ、自宅でやってもらっています。もちろん自習室で目の前で生徒が勉強しているのが理想ですが、受験コンパスアプリを使えば、どこで勉強していようとも勉強内容を把握することができます。
個別指導を受ける生徒と保護者の真のニーズは個別対応
──保護者の評価はいかがでしょうか?
予備校に行かずに、全教科対応できることへの評価は高いです。
志望大学に受かるために必要な勉強量が視覚化されていることもそうですし、授業時間以外の勉強を見ているということへの信用度は高いです。私たちの塾では、生徒だけでなく希望する保護者にはアプリをダウンロードしてもらっていますので、生徒がどの参考書を何時間勉強しているのかを共有しております。
受験コンパス導入前は講師を付けないコースということ自体に不安がありましたが、実際蓋をあけてみると、個別指導塾のニーズとしてあるのは個別対応だということに気づきました。受験コンパスは、生徒の学力、志望大学に合わせて個人でのカリキュラム設計をしますので、個別指導を受けたいというニーズと合致していると思います。
──生徒の意識は変わりましたか?
学年最下位だった生徒が前回のセンタープレテストで7割まで向上して喜んでいました。もともとは、有名大学ならどこでもいいと言っていた生徒だったのですが、成績が上がっていくと、本当は上智に入って学校の先生になりたいんだ、と本心を言ってくれるようになりました。
今の子どもたちは夢がないとか野心がないとか言われがちですが、決してそんなことはなく、成績が上がって自信がつけば、私たちが彼らの夢に導いてあげることができるんだと改めて認識しました。
──最後にひとことお願いいたします。
受験コンパスは、フォロー体制も整っており、コミュニティーサイト「受験コンパスLABO」で一つ一つの細かい疑問にも
答えてもらっているので、1年で大学受験の知識をつけることができました。
私はオーナーではなく、いち教室長ですので、受験コンパスの導入が決まったときには、正直仕事が増えると思いながら嫌々スタートしました(笑)。また、大学受験の知識が乏しくて不安ばかりでした。
でも今まで、長年見てきた生徒が、最後まで自分たちの教室で面倒見れること、学力が上がり自身がつくことで目を輝かせて、夢を語ってくれるようになったときには、高校生を指導できるようになって本当によかったと実感しています。目の前の子を本気で志望大学に合格させてあげたいという思いがあれば、利益や売上げはあとから付いてくると思います。
これからが受験シーズン本番なので、いい結果がでることを楽しみにしています。