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    第1回 世界青少年「志」プレゼンテーション大会開催

誰もが志(こころざし)でつながる世界を創る!
第1回 世界青少年「志」プレゼンテーション大会開催

2018-11-01
(一社)志教育プロジェクト・出口光理事長

(一社)志教育プロジェクト・出口光理事長

国内外の青少年が自らの熱い「志」を発表。世界を変えていくための「第1回世界青少年『志』プレゼンテーション大会」が9月17日(月・祝)、一般社団法人 志教育プロジェクトの主催により、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木)で開催された。
テーマは「誰もが志でつながる世界を創る!」。210人の応募者の中から選出された12人がファイナリストとして登壇。パワフルなプレゼンテーションを繰り広げた。

志は自分を動かす究極の原動力となる

[左]審査委員長の松本零士 氏  [右]元文部科学大臣の下村博文 衆議院議員

[左]審査委員長の松本零士 氏
[右]元文部科学大臣の下村博文 衆議院議員

「人間には、自分のためではなく、人のため、みんなのために何かをしたいという思いがあります。その心の奥底にある崇高な思いは、自分を動かす究極の原動力になります。それが志です。自分の志を話し、人の志を聞く。志をみんなで共有しあって、世界を変えていきましょう」
(一社)志教育プロジェクトの出口光理事長がこのように開幕の挨拶を述べた。続いて審査委員一人ひとりが紹介されたあと、ファイナリスト12人のプレゼンテーションへ。その氏名と志は次の通りである。

バレラシッド愛凛七さん(10歳)の志は「自分が食べる野菜は自分で作ることで地球を助け、その活動をたくさんの子どもたちと一緒に行うフリースクールを作る」。畠中栄太朗さん(12歳)の志は「学校に行けない子どもたちの居場所をつくり、自立できるようにする」。金子璃珠さん(14歳)の志は「いじめや言葉の暴力で苦しんでいる世界中の子どもたちのために、海の向こうの仲間たちと手を取り合い、子どもたちに生きる喜びを伝えていく」。岩井響さん(14歳)の志は「1人でも多くの人の命を救うため、医師になり、医療行為を行う」。出田遼聖さん(17歳)の志は「起業し、地域内に人と人とが関われるコミュニティを作り、地球を活性化させ、日本全体を地域愛で溢れさせる」。千葉百華さん(21歳)の志は「死ぬことよりもつらい思いをしている人をなくすためにつまずいた子どもを救う」。 
森風音さん(20歳)の志は「社会の『今』を伝えるニュースキャスターになって、読者の小さな声を多くの人に知ってもらうきっかけ作りに貢献しつづけること」。小西真由さん(17歳)の志は「京都の町家をリノベーションし、京都の街並みを残す一級建築士・インテリアコーディネーターになる」こと。桒原元芳さん(22歳)の志は「子どもを笑顔にする環境を提供する」。田中麗華さん(22歳)の志は「フェアスタート社会の実現に向け、精神的・経済的ハンディに苦しむすべての子どもたちへ、自分の経験を通じ『生い立ちに関係なくなりたい自分になれる』ということを体現し続ける」。早川優心さん(11歳)の志は「ロボットクリエイターになって老人や一人暮らしの人が楽しめるロボットを作る」。イキイ・ウォルターさん(20歳)の志は「農作物の品質を高めるための機械を作り、母国の農業をかえる」。

最優秀賞は千葉百華さん「子どもたちを救いたい」

全員のプレゼンテーションが終了した後、審査委員の一人である元文部科学大臣の下村博文氏の記念講演「志の力」が行われた。下村氏は「あしなが育英会」の第一期生。9歳の頃に父親を交通事故で亡くしたが、育英会の奨学金によって高校や大学に進学できたと語り、こう続けた。
「教育によって一人ひとりのチャンスは広がります。しかし、今までのような教育ではなく、これからは自分の持っているものを引き出すことが必要です。それは志によって可能になると思っています」。
続いて審査委員長を務めた漫画家の松本零士氏は次のように述べて、参加者全員と会場の人たちにエールを送った。
「時間は夢を裏切らない、 夢も時間を裏切ってはならない。この2つが出会った時に夢は叶う。そう信じて私は子どもの時から頑張ってきました。12人の方々のお話を聞き、心が震えました。これからもお互いを助け合って、自分の志を果たすために元気にがんばってください」。

最優秀賞の千葉百華さん

最優秀賞の千葉百華さん

そしていよいよ結果発表。最優秀賞に輝いたのは、千葉百華さん(21歳)だ。千葉さんは宮城教育大学の4年生。小中学時代に親からDVや育児放棄を受けてきたが、その悩みを学校では隠してきた。ところが、悩みに気づいた中学校の先生から声をかけてもらい、救われたという。「私も先生みたいにつらいことや苦しいことを吐き出せない子どもの力になりたい」と思い、宮城教育大学に進学。現在、教育に興味のある学生を集めたALL東北教育フェスタの代表を務め、高校生に向けたキャリア教育に励んでいる。その中で、自分の過去を話していると語った。
「私はつらい人、苦しんでいる人を救いたい。だけど、私一人で救おうとしたら、ちっぽけな力です。だから、私は子どもを救えるような大人を増やしたいと思います」。

優秀賞は桒原元芳さんとイキイ・ウォルターさん

[左]イキイ・ウォルターさん [右]桒原元芳さん

[左]イキイ・ウォルターさん
[右]桒原元芳さん

優秀賞を受賞したのは、桒原元芳さん(22歳)とイキイ・ウォルターさん(20歳)の2人だ。
桒原さんは、中央大学総合政策学部の4年生。生まれてすぐに祖父母のもとへ養子に行ったが、中学時代にその養父母を亡くしただけでなく、腎臓の難病にかかってしまう。しかし「あしなが育英会」の奨学金を利用して高校に進学でき、多くの育英会の学生に出会って「自分は一人ではなかったんだ」と知ったという。そして「自分がこれまで感じてきた孤独から、心の居場所の重要性を強く感じた」という。そこで、大学進学後、子ども食堂を運営する学生団体を立ち上げた。子ども食堂とは、子どもに無料で食事を提供する活動だ。こうした活動が評価されて内閣府の有識者会議にも参加している。

12人のファイナリスト

12人のファイナリスト

「子どもの笑顔がない国に未来はないと思います。子どもが『生きていてよかった』と思えるように、私はこれからも子どもを笑顔にする心の居場所づくりを続けていきます」。
イキイ・ウォルターさんは、現在、農業の機械を作る会社の設立を志にして、大学で機械工学の勉強をしている。イキイさんはアフリカにあるウガンダの貧しい家庭に生まれた。イキイさんにできる仕事といえば、ただひたすら鍬一本で畑を耕すこと。裸足のためケガをしたり、サソリに刺されたりした上に収穫した作物も高くは売れない。だが、ボランティアの人たちの力を借りて高校を卒業でき、日本の「あしなが育英会」の奨学金で日本に留学できた。
「大学を卒業してから日本の会社で働いていろいろな経験を積み、仲間を募ってウガンダで会社をつくります。アフリカの資源に日本の技術が加われば最高のコンビになります。私は日本とアフリカの架け橋になります」。 
大会が幕を閉じたあとは12人を囲んだアフターパーティー「プレゼンター応援の輪をつくろう!」が開かれ、志のうねりがさらに広がった。

審査委員
⃝審査委員長
松本零士 氏
(漫画家、代表作「銀河鉄道999」
「キャプテン・ハーロック」)
⃝審査委員
大久保秀夫 氏
(公益資本主義推進協議会会長、
(株)フォーバル代表取締役会長)
下村博文 氏
(衆議院議員、元文部科学大臣)
鈴木寛 氏
(文部科学大臣補佐官、元文部科学副大臣)
出口光 氏
(一般社団法人 志教育プロジェクト理事長)
倉川清志 氏
(一般社団法人 メキキ 志ビジネスミーティング事業部長)
小菅克己 氏
(第6回全国志ビジネスプレゼンテーション大会実行委員長)


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