「森塾勉強会2018秋」が全国10都市で開催!

2018-11-01
(公社)全国学習塾協会 安部譲一 氏

(公社)全国学習塾協会 安部譲一 氏

個別指導塾「森塾」を展開する(株)スプリックスと公益社団法人全国学習塾協会が共催する「森塾勉強会2018秋」が、9月から10月にかけて全国10都市11カ所で開催された。内容は、ショートセミナー「学習塾の労務管理について」と、基調セミナー「森塾の『現在の』競争力の源泉」と、個別指導の『今後』について」の2本立て。
9月19日にステーションコンファレンス池袋にて行われた勉強会には、学習塾関係者をはじめ約130名が参加した。

学習塾業界の継続と発展の一助に、業界を挙げて「安心塾バイト認証」を

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最初に、(公社)全国学習塾協会の安部譲一氏が、「学習塾の労務管理について」と題して講演を行った。安部氏はまず、学習塾の倒産件数が過去最多になる見通し(出典元・帝国データバンク)やこれまでの監督省庁からの要請、来年4月の労働基準法の大幅改正に触れ、学習塾業界が直面している厳しい現状について語った。
さらに、全国に40以上ある学習塾団体組織の中で唯一の公益社団法人として、官公庁からの要請を受け、昨年3月にスタートさせた「安心塾バイト認証制度」において、この1年半で800事業所以上まで認証塾が拡大していることや認証塾の好事例、文科省への近況報告の面会において、労働環境改善の取り組みが高く評価されたことを共有した。

安部氏が強調したのは、認証マークを掲げて応募が増えることが目的ではなく、労働環境改善は業界を挙げて取り組むべき重要課題であるという1点に尽きるということだ。「この点は小異を捨て、一丸となって学習塾のプレゼンスを高めていくためにご協力いただきたい」と締めくくった。

個別指導塾業界の大きな変化と森塾の競争力の源泉

会場には約130名が集まった

会場には約130名が集まった

続いて、基調セミナーとして、(株)スプリックスの常石博之取締役副社長が「森塾の『現在の』競争力の源泉」と、個別指導の『今後』について」語った。まず、個別指導業界の市場規模や成長率、業界に従事する講師数が初めて減少したことに触れ(経産省・特定サービス産業動態統計調査)、労働集約型の個別指導業界が直面している課題が共有された。かかる中、開校2年半で350名を超える生徒が通う森塾船橋校の映像を流しながら、2017年9月期の直営80教室の生徒数は2万6320人(平均生徒数329人)であることをはじめ、売上高や営業利益の推移など、東証一部上場企業ならではの様々なデータが共有された。
また、森塾の競争力の源泉として、①全国の定期テストや行動分析によるエビデンスを基に制作された教材『フォレスタシリーズ』と、②授業の進行管理など、非常勤講師の教務面を中心にICT化した『フォレスタ悟空』が説明された。

続いて、「何のための塾なのか」というテーマにおいて、「思考力・表現力・判断力」など様々な価値観が広がっている中、森塾は「楽しく通えて成績が上がる」という生徒、保護者のニーズに応えており、そこだけにフォーカスしていることが強調され、顕在化していないニーズを掘り起こすようなサービスの構築は、往々にして経営効率が下がる可能性があると指摘された。

今後の個別指導は顧客ニーズの捕捉とICT化がカギ

スプリックス 常石博之 取締役副社長

スプリックス 常石博之 取締役副社長

講演後半のテーマは、全国学習塾協会の安部氏が冒頭で触れた学習塾の倒産が増加しているという事実を踏まえ、個別指導塾が生き残る術について。
まず、改めて顧客ニーズを科学的に把握する必要性が強調された。例えば、英語において「テストの傾向が変わってきたというお声を頂戴するが、出題形式別の配点比率を見るとほとんど変わっていない」という事実。これは4技能対応に集中するばかりでは、実際の定期テストの傾向が変わってない事実を見逃すリスクがあるということ。また、成績に対して相関が高いのは「授業進度」と「授業の質」(森塾では単元ごとの理解度をクリアテストの合否により計測している)であることも紹介された。

フォレスタシリーズ

フォレスタシリーズ

次は、個別指導のICT化の重要性について。授業管理システムの『フォレスタ悟空』の機能こそが今後の個別指導の生き残りの鍵になると、その詳細が紹介された。また、講師の絶対数が不足している地域では、映像教材の活用が進んでいることが改めてクローズアップされた。これに応じてフォレスタに準拠した映像授業のラインナップが拡充されたことに加え(フォレスタゴールの単問解説が追加された)、フォレスタを利用する塾がフォレスタを題材にした映像を独自で撮影できるように法制面が整えられたことが発表された(著作権ライセンス契約が必要)。

フォレスタ悟空

フォレスタ悟空

また、森塾に対抗すべく立ち上げられた自立学習REDのAIシステム『eフォレスタ』も披露され、個別指導に取って代わる可能性のある業態であると語られた。これからの個別指導塾が生き残るには、運営でなく経営、そして、コスト構造上、ICT化により先行投資が求められるビジネスモデルにシフトしていくだろうと締めくくった。
「定期テストの成績を上げる」という理念のもとに、目の前のニーズを捉えながら「変化」を続ける森塾の今後が注目される。


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