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大学受験に強い高校部の作り方 受験コンパス×学びエイドセミナー

2018-10-01

9月4日(火)、株式会社Lacicu(服部悠太代表、東京都文京区)主催「受験コンパス×学びエイド セミナー」が東京都内のリファレンス新有楽町ビル2Fで開催された。テーマは「大学受験に強い高校部の作り方」。講師を務めたのは、(株)学びエイドの企画室長兼教務アドバイザーの野田亮太氏と(株)英進ゼミナールの諏訪孝明代表。
自塾の高校部を強化したい、あるいはこれから高校部をつくりたいと考えている塾関係者が大勢集まり、熱心にセミナーの講演に耳を傾けていた。

カフェ風の自習室を設置し、生徒の満足度を高めよう

Lacicu・服部悠太 代表

Lacicu・服部悠太 代表

冒頭、受験コンパスを運営している株式会社Lacicuの服部悠太代表取締役が挨拶。
「今日のコンセプトは、実際に受験コンパスや学びエイドを導入しなかったとしても塾運営に役に立つような内容を極力盛り込んで講演していただくことです。大変面白い企画だと思いますので、ぜひとも楽しんでいただければと思います」。
その後、(株)学びエイドの企画室長兼教務アドバイザーの野田亮太氏が登壇。最初に現在の大学の状況について述べた。
それによると、現在の日本の大学の数は約1200(うち4年制大学は約770)。そのうち模試で志望校として記入される大学は約200。野田氏はさらに驚愕のデータを見せながら、受験者が集中するのはそのうちたったの25大学であることを示す。さらに大手予備校の調べによると、本当に行きたい大学を受験している人はたったの4%に過ぎないとのこと。

こうした状況の中、野田氏は「せっかく塾で高校部をつくるのであれば、国立大学を目指せる高校部に育てていただきたいと、私の個人的希望も含めて思います」と述べる。
本当に行きたい大学、特に国公立大学を目指すためには「学習管理」が非常に重要。仮に学校以外で毎日2時間勉強する生徒を想定した場合、そして高3の8月末までにひと通り入試の範囲を学習し終えるとすると、5教科7科目のうち1教科に当てることの出来る時間はたったの10日間しかないという。だからこそ「受験コンパス」を使って綿密な計画を立て、つねに軌道修正しながら学習を進めていくことが合格への近道だ。その軌道修正や微調整するところにマンパワーを使ってほしいという。
「いろいろな学年、いろいろな学力、いろいろな得手不得手、いろいろな志望校がある中で、受験コンパスを上手に使えば計画的な学習指導が可能になってきます」。

学びエイドの企画室長兼 教務アドバイザー・野田亮太 氏

学びエイドの企画室長兼
教務アドバイザー・野田亮太 氏

「学びエイド」は1回5分の動画なので、授業というよりはわからないところがあったときに見るもの。辞書的に使うことを勧めるという。
そして何より生徒に喜ばれるのは、実は自習室。「生徒たちにアンケートをとると、入塾の決め手はカリスマ講師でもなく、受験コンパスでも学びエイドでもなく、自習室なんです」と野田氏は述べる。
ポイントは、居心地のいいカフェのような自習室にすること。お金をかけずにカフェ風の壁紙を貼るだけでもOKだ。その壁紙を高校生に選んでもらうと、自分がつくった塾という思いが生まれ、ツイッターやインスタで拡散してくれ、友だちを連れて来てくれるという。さらに自習室には無料のドリンクバーを設置するくらいのことはして欲しいとのことだ。

デジタルシフトをして、愛と情熱で生徒と関わろう

英進ゼミナール・諏訪孝明 代表

英進ゼミナール・諏訪孝明 代表

次に登壇したのは、株式会社英進ゼミナールの諏訪孝明代表取締役。東京都江東区で個別指導塾を経営。「昨年は大学の一般受験生が19人で、そのうち国公立大合格者が3人、早稲田大合格者4人、MARCH合格者が11人という結果を出すことができました」と諏訪代表は言う。
受験コンパスを使ってみて感じるメリットは、「年間計画表」を生徒にも保護者にも渡せること。「形になるものがあるので、お金をいただきやすくなりました」と諏訪代表は語る。
第2のメリットは、フローチャート。各教科ごとの学習方法や進め方が付いているので、塾の先生がまったく知らない科目でも「これを使ってこのように学習すれば、この程度まで力が付く」と生徒にアドバイスできるし、あるいは「これを読んでおきなさい」で済むこともあるという。

学びエイドを導入した理由は、ひとことで言うと、省人化・省エネ化。生徒の質問対応の処方箋として使いやすい。しかも、学びエイドは英語だけでも大勢の講師がいるので、どうしても合わない講師の動画は見る必要がないし、生徒に合った講師を選べるのが大きなメリットだと諏訪代表は語る。
しかも、いまやほとんどの高校生が持っているスマートフォンで見ることができるので、設備投資がかからない。
大学受験指導に必要なものとして、①学習管理 ②進路指導 ③自習環境 ④モチベーション管理 ⑤保護者への報告──を諏訪代表は挙げる。

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「学習管理とは、志望校に合格するための学習計画を立てることですが、では学習計画とは何かというと、例えば『チャート式をやる』ではなく、『今週は青チャートの250ページの例題を1時間で6問やる』という具体的なものです。それを面談で具体的にアドバイスします」。
かといって、諏訪代表の言う学習管理は決して堅苦しいものではない。生徒が文化祭の準備で忙しい週には計画を微調整して大目にみたりする。しかし、スマホの見過ぎや好きなドラマを立て続けに5本見たりしている場合には、生徒と一緒に解決方法を考える。「決して一方的に押しつけてはいけません」と釘を刺す。
モチベーション管理は、できるようになっている、成長しているという実感を生徒に与えることがポイント。そして合格のあとの将来像をイメージさせることも非常に重要だ。例えば生徒が「MARCHに行きたい」と言う。なぜ行きたいのか必ず理由があるはずだから、それを聞く。友だちのA君に絶対負けたくないからかもしれないし、お父さんよりいい大学に行きたいのかもしれない。どんな理由にせよ「そこに行って何をしたいの?」と聞くことはとても重要だし、その部分には多くの時間を割いているという。なかには「大学に行ったら遊ぶぞ」という子もいるが、否定せずに「大学に行ったら遊ぶんだから、頑張れ」と諏訪代表は言うこともあるという。それもまた将来像の一つだと思うからだ。
多くの保護者は子どもに将来お金を稼げるようになってほしいと願っている。だからこそ、保護者は塾に投資をしているという。うちの塾に投資するとこうなりますよという像を見せてあげないと、投資はされないという。「今お子さんは英文法を学習しているので、長文読解の点数がとれていなくても大丈夫です。もう少し待ってくださいね」など、これも具体的に報告する必要がある。
受験コンパスや学びエイド以外でも、どんなアプリやシステムを入れたらいいかわからないときは、なぜ自分は学習塾の仕事をしているのか、そのきっかけや動機を思い出せば見えてくることが多いという。要するに自塾が何をやりたいか次第だ。学習塾もデジタルシフトをして、本当にやりたいことをやって欲しいと諏訪代表は言う。

当然のことではあるが、一番大切なのは、生徒への「愛」と「情熱」だと諏訪代表は語る。「これがないと、受験コンパスや学びエイドを入れて使いこなしたところで、生徒は動きません。愛と情熱を持って生徒の人生を変えていきましょう。それが大学受験指導だと思います」。


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