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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報第14回

2018-10-01

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塾の経営戦略
 
10月に入って今受験生との面談に追われている学習塾が多い。三者面談で志望校の選定に力を入れる。ほぼ目標校が決まったら学校説明会にも行き、合格を目指して計画を立てる。受験のためのホームストレッチに入っていく。塾の経営者はこの時期から本当に連日多忙で時間がない。三者面談・推薦入試の志望校決定・期末テスト・冬期講習・入学試験とやる気のある教師ほど1日フル回転だ。
しかしこの時期は塾経営にとって最も重要な経営方針を決定する時でもある。大手塾と個人塾の違いは企画室があるかないかだと言う人がいる。毎日仕事に追われ続けて、気が付いてみたら新学期の募集時期だというのでは、塾を伸ばす努力があまりにも欠けているのではないか。現在の経営状況を客観的に分析して、方針を立てるのは来年になってからでは間に合わないのだ。

ここ3年間の自塾の経営状況を分析して、来年新年度の計画を立てるのは、私はまさに10月が最適だと思っている。
私のやり方を説明してみよう。最近3年間のそれぞれの学年の生徒数を教室ごとに書き出してみる。3年前に中1生に活気があって順調に増えて、昨年今年と持ち上がってきたために、今年は中3生が多く収入にもゆとりがあるが、来年は卒塾してしまうと一気に半分程度に生徒数が減少してしまう。それを補う方法はないか。現在の中1があまりにも集まりが悪いので、冬期講習も含めて中1を重点的に増やす方法はないか。近くに新しく大手塾が進出して戦いがシビアになりそうだ。講師の募集がだんだん難しくなり始めてきた。卒業生で大学へ入って時々顔を見せる元の生徒に声を掛けてみようか。小学校の英語指導のコースを新設して、その生徒たちをある程度集めることで、持ち上がって中学生の生徒増に結び付けることは出来ないか。そのために他塾とはっきり差別化を図れる魅力的なコースを作る努力をしたい。どんな方策を考えたらいいか。
周りの塾とここが違うというものを持っているか。三者面談で親の不満を汲み取る努力をしているか。保護者がこの塾を選んだ理由を理解し、満足させているか。

卒塾生をそのまま手放すのではなくて、半数ほどでも引き続き勉強を指導する工夫は出来ないか。
そのような現状分析と新年度募集の計画を立てるには来年になってからでは遅い。まして募集時期になってついうかうかと過ごし、5月になって愕然として慌てて対策を講じるなどということをしていたら、この厳しい時代に生き残っていくことは出来ないのだ。
10月、指導が終わって夜布団に入って来年の計画を立ててみる。何人かの教師たちと夢を語り合ってみる。アイデアを出し合ってみる。ポジティブにあれこれ考える時期ではないか。
少子化で求人難の時代にあっても最高益を上げている企業も多い。難しい時期に無計画な経営は成り立つはずはないのだ。


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