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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報第13回

2018-09-03

小学生の英語指導は、ここ2、3年が塾経営の天王山

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いよいよ小学校で英語教育の教科化の先行実施が始まった。文部科学省が全国の1万9333校すべてを調査したところ、平成30年の時点で、移行措置期間中の時間数ではなく、全面実施をする平成32年度以降の時間数でスタートした学校が全体の29%もあったことが分かった(文部科学省5月8日公表)。
従来と全く異なる英語教育改革が、いよいよ始まる。小学校の教師の方々にとっては、研修もさることながら、長い間指導した経験もない英語教育が始まることで、忙しくなるだけでなく、自信をもって指導ができるまでになるには、数年の努力が必要だ。ただでさえ生徒管理事務も忙しい中で大変な苦労が始まっていることだろう。
塾にとってもここ2、3年が今後の塾経営の天王山になるといえるかもしれない。日本の学習塾は、中学受験が盛んな関東、京阪神、広島や松山、鹿児島など一部の地域を除いては、中学1年から3年までの生徒が大多数を占めている。しかも中3の高校受験生が一番多い逆三角形になっている。
その構図が崩れるかもしれない。小学校の英語指導は、話せる英語を国は標榜している。そしてそれが小学校のみならず、中学へも高校へも連携していく方向が形作られていく。首都圏の私立中学の入試に、とりあえず選択教科にせよ入試科目に英語が組み込まれたのが今年なんと100校以上になった。急激な変化だ。そして、小学校の正式な教科になったら試験科目にすると多くの学校が明言している。

先月号で韓国の学習塾訪問の内容を載せたが、英語という語学を指導の中に据えることで、一気に中学から小学校に指導の中心が下がってくる。話せるようにすることが、今までは入試の成績には結びつかなかったのが、大学入試までスピーキングが成績として結びつくようになった。語学は低学年ほど身につきやすい。
これからは幼児の英語教育と塾の英語指導がぶつかり合って、戦う局面が増えてくる。英会話の教室と学習塾の教室のどちらに親の選択が多くなっていくか。
英会話教室の弱点は、中学受験、高校受験に直結するような指導とは今まで一線を画していたことだ。塾の欠点は、英語を教科として成績を上げるために指導をして、聞いたり話したりすることにさほど力を入れなかったことだ。韓国の学習塾はその良い点を上手にまとめて生徒数を増やしている。

当組合では9月9日に池袋のIKE-Biz(としま産業振興プラザ)に、30年以上の英会話指導を行ってきたデイビッド・セイン氏を講師として、小学生英語指導のノウハウ、塾で教えるための問題点、英語が好きになるコツ等を中心に講演会を開催する。
小学生に英語を指導している講師の方々や、これから小学生を対象とした英語コースをスタートする予定の塾の先生方にとって絶対に見逃せない内容の企画だ。ぜひ参考にしてほしい。


ウイングネット


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