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アプスデザイン/学習・進学塾アプス  川崎 一 塾長 「小論文鍛錬場」で小論文指導者を養成

2018-03-30
川崎一 塾長

川崎一 塾長

あなたは小論文の書き方を学んだことがありますか?
ほとんどすべての方が「ない!!」と答えると思います。
なぜなら、小論文は受験科目としてのニーズが限られるため、医学部受験生などを除くと小論文の専門家に指導を受けることが稀だからです。また、受験の小論文作成は一般の学術論文作成と大きく異なるため、専門の指導者が極めて少ないことも指導を受けた人の少ない理由です。大学で習うことのできる学術論文と違って、決められた時間内に一定の条件に従って書かなければならない小論文は、その技術を修得するために多くの訓練が必要なのです。
現在、入試の多様化と共に多くの塾講師や中学高校の教師は自分自身が学んだことのない小論文を指導しなければならない状況にあります。しかし、これは国語の先生が物理学を教えているようなものです。そして、早急に対応する必要があると感じています。
このような状況を踏まえ、私たちは小論文指導者を養成しようと考えました。

小論文指導者養成の重要性

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「国語力は学習の基盤となるものだ!!」
とわかっていても国語の受講生を積極的に募集できない塾経営者が多いと思います。その理由は、ほとんどの中学生は英語や数学に比べて国語ができないという自覚がないため、そのニーズが発生しないからだと考えています。さらに生徒たちが真剣に国語を学習するのは受験直前期になることが多く、時間がかかる語彙力の増強や文書作成力の向上などは付け焼刃になる傾向にあります。
このことから、現在の塾業界において作文能力を高める指導は、今のところニッチすぎて根付かないと考えています。しかし、語彙力や文書作成力は、すべての教科の学習到達度を左右する重要な能力です。そして、母国語を使いこなすために必要な能力を鍛えるための学習指導は、英語の4技能やプログラミングなどよりも重要なことだと考えています。

今後は多様化する入試や新しい学習指導に対応した小論文作成指導者を多く養成することが急務であると考えられます。このようなことを踏まえて考え、小論文指導者養成講座を開講することにしました。
生き残りをかけ、様々な仕掛けを考えている皆さん、手間のかかる小論文指導は機動性の高い個人塾やFCの教室管理者などが身に付けると他塾との差別化がはかれます。この機会に推薦入試やAO入試のベースにもなる小論文添削の技術を身に付けてはいかがでしょうか?

小論文鍛錬場とは?

高松校舎長と生徒さん

高松校舎長と生徒さん

「小論文指導って、なんとなく抽象的な感じがしませんか?」
小論文指導は、指導者ごとに答えがバラバラです。特に高校の指導はひどいものが多いです。私の指導した小論文が無数の赤ペンで修正されて戻ってくるという事故が何度も起こりました。事故の種類は、問いに対してまったく的外れな書き方をしているものや抽象的な表現が多すぎるものなど、悪い見本のオンパレードです。
小論文鍛錬場の「小論文指導者養成講座」では、「小論文の課題をできるだけ定型のものとして指導する!」ということに重点を置きました。そして、小論文の指導方法を修得するための不安要因である「これを書いてもいいのか?」「これを書いて点数がもらえるのか?」「これは評価されるのか?」などを解消するための指導をします。
さらに、小論文のテーマに対し、解決策の誘導を行い正解と言える小論文を書かせることができるような指導者を養成します。

本講座のおよその流れを以下に示します。
最初のステップとして、小論文の基本事項を憶えるために「心得集」を暗記し、到達度をテストします。次に、音声ソースやテキストを使った課題とテストを行います。ここまでは各分野共通の課題であり、これを修得後は2分野目以降必要ありません。その後、テキスト問題や実際の答案を使った第一段階添削、第二段階添削と続き、最後に小論文を書いてもらいます。その後、修了検定とディプロマの授与が行われます。
特に、小論文指導にかかわる指導者の不安を取り除くため、できるだけ密に小論文指導に関する学習到達度テストを行い、十分な能力が付いたと判断された方には各分野修了時に採点基準とディプロマを授与します。

各分野のディプロマ取得者は独立後、自信を持って指導することができるように、十分な技能が備わるまでは年間サポートや添削指導の代行サービスを受けることもできるようにしました。

小論文指導の実例

平工業高校の石嶋くんの事例。
2017年度、私が指導する武田塾いわき校9月入塾の生徒が慶應義塾大学環境情報学部と総合政策学部の一般入試でダブル合格いたしました。
「この受験、めちゃ面白かった! 感無量です!!」
この生徒は柳田先生とのコラボでびっくり合格をした最初の生徒です。簡単に紹介させていただくと小論文鍛錬場の柳田先生は慶應義塾大学をはじめとする難関校に数百人単位合格させています。それに対して私は田舎でアラウンドビリ(ビリ周辺)の生徒を再生する作業を細々としています。このように私たちはまったく指導環境の異なる立場で指導しています。ただし私のライフワークは学力階層の移動、大学院試、高専生の指導などで、18年間の大学入試指導で100%の生徒が現役合格していることや東大の大学院4名をはじめとする院試100%合格など、「摩訶不思議な?」と思えるような合格をいくつも出しています。
そして、その中でも今回紹介する石嶋くんはまさに「奇跡の子」です。
彼は「工業高校の生徒が文転して1年半計画で大学に入れますか?」といって無料受験相談に来てくれました。
なぜ「奇跡の子」なのかというと普通は滅多に来ない工業高校の生徒、やる気のある本人、保護者の理解と多大な教育投資、小論文指導のプロとそんな子どもに慶應大学現役合格を勧めるぶっ飛んだ先生が奇跡的に揃って生まれた慶應大学合格者だからです。
そして、5時間にもわたる相談の結果、慶應大学SFC現役合格を目指すことで彼と合意いたしました。受験勉強は英語(英検準1級以上、教養教育)国語(現文のみ、語彙力向上)小論文(週6本義務化)などの科目です(企業秘密もあるから全部じゃないよ!)。

今後の可能性「リベらぼ」

「リベらぼ」の講義風景

「リベらぼ」の講義風景

現在、茨城県水戸市内で小学生から通える「リベらぼ」というリベラルアーツ教育のための塾をつくっています。これは生徒だけでなく小論文指導の講師も、英語力・小論文作成能力の向上のほかに基礎学力や一般常識を持つことが必要だからです。そして、そのために教養教育を生徒と一緒に学んでいくようなサロン形式の鍛錬場が必要だと思ったからです。また生徒には、その鍛錬場や別のフィールドでFeelNoteを使ったポートフォリオの作成を義務付けます。

前述の石嶋くんは「リベらぼ」の要素を取り入れた学力階層移動に協力してくれました。その結果、慶應大学の小論文試験に対応することのできる教養を身に付けることができたのです。
 本講座の修了者を対象として将来的に「リベらぼ」の導入もできるよう、現在検討中です。


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