
ウイングネット、吉備学習システム販売、SRJ 3社合同 「集客できる自立学習セミナー」
昨年12月4日(日)、東京グランドホテルにおいて「集客できる自立学習セミナー」(共同主催/㈱ウイングネット、吉備学習システム販売㈱、㈱SRJ)が開催され、全国から塾関係者が集まった。
個別指導Q・笠木誠代表による「コンテンツを活用した自立型指導と集客について」と題する講演が行われ、その後SRJによる「速読、速読英語を活用した集客事例とコンテンツ運用術」、吉備学習システム販売の「自己教育力を育む指導について」、ウイングネットの「自立学習指導と国語力の強化について」──という提案があり、魅力的な講座運営と自立学習モデルや成績向上のヒントが満載のセミナーとなった。
キャッチフレーズは「わかる、できる、面白い」
個別指導Qは函館にある塾生200名の塾。SRJ主催の2015年速読甲子園では団体戦全国1位を獲得している。塾を開業したのは2010年3月で、笠木代表が39歳のときだ。
個別指導Qのキャッチフレーズは「わかる、できる、面白い」。「わからないことがわかったり、できないことができたりしたとき、人間は一番面白いと感じます。意味のない面白さではなく、意味のある面白さが一番感じるのではないかと私は思い、このキャッチフレーズをつくりました」と笠木代表は語る。
塾を開業する際、函館市内にある個別指導塾の授業料を調査し、一番高く設定。10年4月に生徒16名でスタートし、3年目に「速読」を導入し、翌14年には吉備学習システム販売の弱点補強システム「メビウス」を導入。同年10月には0歳からの個別英語教室「チャイルドQ10」を開講。英検・児童英検の準会場にも指定され、速読甲子園で全国21位、北海道1位になったという。
16年春には生徒数163名となり、4月からウイングネットの「ベーシックウイング」を導入し、「プレミアムQ」をスタート。10月には生徒数200名に増加している。
自立のタイミングを自問自答
自立型指導を行うにあたって、間違いなく「速読」「弱点補強システム」「ウイングネット」はその武器になると笠木代表は言うが、重要なのは自立のタイミングだ。「いつからが自立のタイミングか、自問自答しました。私は、生徒が何か自分自身で頑張って、成果をあげて自信を持ったあとに自立できるのではないかと思っているので、中3でも、成功体験が一度もなければ自立できない生徒もいると思います。いつからが自立なのか、これについてはつねに考えていますね」
個別指導Qでは目の届く1対3の指導をしているが、塾長による「学習計画表のチェック」は大きなポイント。さらに、最近になって『勉強のやり方冊子』を作成し、生徒一人ひとりに配布した。そのほか、自習室スタンプラリー、有言実行チャレンジ、読書コーナー、Qポイント、クオリティーの高い自習室、個別対応Web授業「QNET」など、生徒のやる気と可能性を引き出す様々な工夫が盛りだくさんだ。
SRJ、吉備学習システム販売、ウイングネットからの提案
基調講演が終わると、主催のSRJ、吉備学習システム販売、ウイングネットから、それぞれ自立学習と自社製品に関する提案があった。
SRJの板橋玲氏は、そもそも速読とは、頭の中でそれぞれの単語を音声に変換して読むのではなく、1文なり3行なりを大きな固まりとして捉えて読んでいくことだと説明。トレーニングによって読むのが速くなり、読解力も付いてくると、当成績も上がる。自主的に学習させるツールとしても非常に有効とのことだ。むろん、英語でもそれは同じだ。
吉備学習システム販売の近藤宣氏は、「学習システム・メビウスZERO」を紹介。自ら考えずに答えを欲しがってしまうという依存学習から脱却する必要性を説き、繰り返しの弱点克服学習で成績をアップさせる「メビウスゼロ」の有効性を説明。小4〜高校の様々なレベル・パターンの問題、約42万題をデータベース化している。
ウイングネットの中野憲二氏は、ウイングネットの映像授業と自立学習について語った。定期テスト対策から最難関校合格まで、国語力・読解力の向上や自立学習での活用事例などを挙げ、ウイングネットがあらゆる目的にすべて応えられるツールであることを述べた。全国1600以上の教室で導入されている。
セミナーが終わったあとは、懇親会が開催された。