
クラウド型学習システム「すらら」 インドネシア教育大学付属小学校で2月に授業開始 産学連携による子どもたちの学力達成度強化事業
2016-03-01
小中高生向けクラウド型学習システム「すらら」の開発・販売などを行う株式会社すららネットは、インドネシア共和国で産学連携によるeラーニングを活用した子どもたちの学力達成度強化事業を行っている。
その受け入れ担当機関であるインドネシア教育大学(英語名/Indonesia University of Education 以下、UPI)の附属小学校が2月11日より授業を開始した。
授業は、西ジャワ州の州都であるバンドン市において、UPIの附属小学校Bumi(ブミ)校で小学校1年から4年生の全生徒305名を対象。eラーニング学習用の専用教室を作り、35 分間授業を週3回実施する。
内容は、インドネシア語に対応したクラウド型学習システム「すらら」を用いて、算数(計算)を数の概念理解など基礎から始め、スモールステップで四則演算を学ぶものとなっている。加えて、挨拶、手洗いなどの日本式教育のマナーも指導する。
また授業開始にあたり、現地の教員に対してすららネットのトレーナーが8日間の研修を行うほか、UPIの数学研究者などのスタッフが研修に参加し、授業開始後のサポートを行う。
今後は地元の日系大手企業とも連携し、福利厚生の一環として、現地従業員の子どもたちを対象とした学習塾のパイロット校も企業内に設置し、試験的に学習を進めていく予定。