
新しい学校の会 創立10周年記念シンポジウム 「日本の教育の未来を考える」 ~ICT教育の行方と心の教育実践~
11月15日(水)東京・アルカディア市ヶ谷(私学会館)において、新しい学校の会 創立10周年記念シンポジウムが開催された。テーマは「日本の教育の未来を考える」~ICT教育の行方と心の教育実践~。
第1部の基調講演を行ったのは、(株)リクルートマーケティングパートナーズの山口文洋社長。テーマは「ICT教育を学校に活かす」。
同社はテレビCMでもおなじみの『受験サプリ』を開発したことで知られているが、『受験サプリ』は、教育とは誰もが自由に、思う存分受けられるべきであるという信念の下、高品質・低価格を追求した受験ツールだ。月額980円(税別)の有料コンテンツでは、5教科13科目、2000講義を選りすぐりの講師たちが解説、その動画を好きなだけ視聴できる。
実は全国700の高校で、反転授業などの授業のインフラ、補習や復習などのインフラとして『受験サプリ』を活用しているという。
すでに小4~高3のカリキュラムの動画を合計すると4000時間ほど揃えていて、偏差値でいうと50程度、50代後半、60~65と、3つのレベル別になっているという。アクティブ・ラーニングのツールも
用意しているとのことだ。
第2部はパネルディスカッション。新しい学校の会・桃井隆良理事長が司会を務め、基調講演を行った山口社長、デジタルハリウッド大学大学院・佐藤昌宏教授、明蓮館高等学校・日野公三理事長校長の3名
がパネラーとなり、ICTを学校教育にどのように活用していくか、教師はどんな役割を担うのか──などについて意見交換が展開された。
第3部は「東日本大震災調べ学習ツアー」の趣旨説明と参加生徒の報告発表が行われた。第一学院高等学校、さくら国際高等学校、日々輝学園高等学校の3校の生徒たちが報告発表を行った。