
ベネッセコーポレーションが『語彙・読解力検定』を実施
2015-07-30
朝日新聞社とベネッセコーポレーションが共同で実施する『語彙・読解力検定』は6月、2011年の初回からの累計受検者数が20万人を突破した。
検定は「辞書語彙」「新聞語彙」「読解」の3領域で、社会で活躍するために必要な「ことば力」を測定する。
国語力だけでなく、時事の知識も試せる国内で唯一の検定だ。
小学校高学年からシニアまで幅広い世代がチャレンジしている。
6つの級があり、年2回実施(1級は年1回)。
「辞書語彙」は異なる回や級を受検しても相互に比較できる「IRT(項目反応理論)」を採用。
「新聞語彙」「読解」では複合的な思考力を問う出題のため、得点率で測定している。
取得級により入試で参考にする高校や大学、採用試験で優遇する企業も広がっており、高校生の受検も増えている。
また、「学力を培う土台となることばの力を育てたい」と、塾を会場にした団体受検も広がりをみせている。
6月21日の2015年度第1回は、約2万1000人が受検。
会場では親子で挑戦する姿も目立った。
渋谷区の会場で母とともに受検した小学6年生は「知らない言葉を調べると別の知らない言葉が出てきて、また新しい言葉を知りたくなる。世界が広がった」と話していた。