
森上教育研究所主催 「首都圏中学入試の結果と分析」開催
2013-04-01

森上教育研究所・森上展安 代表
森上教育研究所(森上展安 代表、東京都千代田区)主催の平成25年度・塾向け「首都圏中学入試の結果と分析」が、2月18日(月)アルカディア市ヶ谷私学会館にて行われた。
第1講は、教科別に国語、理科、社会、算数の順で入試問題、入試で何が問われたかの解説があり、第2講では、早稲田アカデミー・千葉崇博氏、SAPIX・広野雅明氏による「入試状況の変化」について講演があった。
森上教育研究所は以下のように今年の首都圏中学入試を分析。
「2月1日受験者実数は前年比97.9%、実数で3万7,006人となった(2月14日現在)。一方で各中学の主たる入試(各々のほぼ第1回の入試)での増減は96%と千葉、埼玉、茨城等の減少傾向を受けてより鮮明に沈静化を示した。
中学受験市場はここに来て上位校まで倍率が緩和し、中下位校の大緩和もあり、従来の大競争モデルの得点競争受験とはニーズを異にし始めている。

会場には首都圏の塾関係者が大勢集まった
今年の入試校選択に強く示された理系志向、語学(論理力)志向、あるいは適性試験志向は、むしろより豊かな学力形成という視点で個々の入試問題解法にとどまらない学習戦略の提案としてより市場に提供される必要がある。そうでなければ市場は縮小していくことになる」。