
「めんどうみ合格主義」の「個太郎塾」
勉強もメンタルサポートも、生徒の個別最適化を実現
市進教育グループの(株)個学舎(眞田剛代表取締役社長 東京都)が運営する「個太郎塾」は徹底した面倒見の良さで、楽しく学びながら基礎学力を定着させ、志望校合格へと導いている個別指導塾だ。
「個太郎塾」が掲げる「めんどうみ合格主義」とはどのようなものか、また新しくスタートした高校生専門の大学受験予備校「Oar(オール)」の取り組みについて、(株)個学舎の眞田剛代表取締役社長と同社の教育本部長で武蔵小金井教室教室長の細谷昌利先生に伺った。
小学生の英単語テスト「えいたんごマスター」
小学生1年生から高校3年生まで幅広い層の生徒が学んでいる「個太郎塾」。「小学生の指導は、とにかく『楽しく学ぼう』ということにかなり力を入れています」と、(株)個学舎 教育本部長で、武蔵小金井教室教室長の細谷昌利先生は話す。
小学生は中学受験をしない非受験層と受験層の生徒に分かれるが、今年から非受験層の生徒には、英語力をつけさせる方針を固めた。
取り組みの1つが、英単語テスト「えいたんごマスター」だ。同塾で英語の授業を受講しているしていないに関わらず、小学生は塾に来たら英単語テストを受ける。1回受けると「えいたんごマスターへのみち」というシートにスタンプを押してもらえる。回を追うごとに市進学院公式キャラクター「ひゃくてんし」の仲間をゲットできるストーリーになっていて、20個集まると「えいたんごマスター」に、さらに20個集まると「グランドマスター」に到達する。
「楽しみながら取り組んでもらうとともに、スタンプで生徒の『頑張り』を見える化することで、達成感も感じてもらえたらと思っています」と細谷先生。
(株)個学舎の眞田剛代表取締役社長は「英検は、今後ますます高校受験や大学受験に活用されると思います。なるべく早い時期に高い級まで取得するスキームを作っていきたいです」と話す。2026年度の第3回検定(2027年1月実施)から英検に6、7級が導入され、英語への関心が高まる中、スタートダッシュをかけていきたい考えだ。
一方、中学受験指導の強みは、カリキュラムがしっかりしていることだ。学校ごとのカリキュラムを40校分用意。中堅校は個太郎塾だけの勉強で合格できる仕組みを作っている。
使用する教材は文理の中学入試対策テキスト「小学実力練成エフォート」。テキストに沿った解説映像もあり、わからないところは映像で確認できるようになっている。中学受験する生徒もしない子も個太郎塾でしっかり学ぶことができている。
中学生の定期テスト対策は勉強のお祭り「勉祭」で!
中学生では定期テスト対策として、無料学習イベント「勉祭(べんさい)」を行っている。「夏勉祭(なつべんさい)」「冬勉祭(ふゆべんさい)」と、季節ごとのお祭りのようなネーミングがユニークだ。
同塾では、近隣の中学校の定期テストの出題傾向を分析し、数年分のデータを蓄積。「数学で平均点を目指す場合、この学校なら学校ワークの基礎問題を、別の学校では応用問題まで解く必要があるなど、傾向に違いがあります。さらに85点以上を目指す場合には別の教材も使うなど、学校別に綿密な対策を練っています」と細谷先生。
その勉祭が昨年の2学期からさらにバージョンアップ。テスト後に「解き直し」と「振り返り」を行う、その名も文化祭のようなネーミングの「後夜祭」を追加した。
「後夜祭」では、生徒は返ってきた答案を塾に持っていく。それを講師が分析。一緒に解き直しをすることで、どこを理解していなかったか振り返る。最後に講師と一緒に「次は100点取るぞ!」といった、次のテストの目標点を立てるまでが「後夜祭」だ。
眞田社長は「実はテスト後の解き直しや振り返りが一番大切で、それをすることで成績は伸びていきます。中学生は、定期テストの成績を上げるということが一番大きな目標ですので、今年は後夜祭までを含めた『勉祭』をしっかり定着させていきます」と話す。
「勉祭」は外部の生徒も無料で参加できる。生徒の友達の他、個太郎塾のホームページを見て、申し込む外部生も少なくない。「勉祭」がキッカケで入塾を決める外部生も多く、生徒募集のフックにもなっている。
さらに「勉祭」はアルバイト講師の指導力向上にも役立っている。講師は解き直しを通して、テスト内容を深く理解。その後の授業の精度が向上している。
「Kテストノート」と「共有ノート」で究極の面倒見を
個太郎塾の面倒見をよく表しているものの1つが「Kテストノート」だ。授業の最後の5分間を使い、今日勉強した内容をきちんと理解できているかを確認するテストで、ほぼ正答できる問題が出題される。ノートには授業を担当した講師から「よくできました」「頑張ったね」といったコメントも寄せられる。
「これは普通のノートと違って、家に持って帰らずに塾で保管しています」と細谷先生。その理由は、三者面談の時に「お子さんは、こんなに頑張っているんですよ」と、保護者に見せるためだ。保護者の方が我が子を褒めるきっかけになり、生徒も「Kテストノートを頑張ると褒められる」と、張り切って勉強するようになる。「自分の努力が保護者に伝わり、褒めてくれることで、自己肯定感も上がり、楽しく学習してくれると思っています」(細谷先生)。
もう1つは「共有ノート」だ。これは生徒1人につき1冊あり、生徒の生活面について得た情報を手書きで記録している。記録を担当するのは授業を担当した講師。「やる気が出て、自習室も使って勉強している」「最近、学校に行けていないようだ」など、細かな変化や言葉も逃さず記録する。それを他の講師や細谷先生が見ることで、生徒を見守る手立てとして活用している。
勉強に加えて心のケアもする。「個太郎塾」ではすべてにおいて個別最適化し、「めんどうみ合格主義」を貫いている。
個別指導でありながら、予備校のようなカリキュラム
個太郎塾武蔵小金井教室には、高校生専門の大学受験予備校「Oar(オール)」が併設されている。Oar(オール)は個別指導でありながら、予備校のようなカリキュラムを生徒一人ひとりに合わせて組んで指導する。志望大学合格に向けて、いつ、何を学習したらいいかを明記した「パーソナルシート」を作成し、明確な道筋が示してくれるのが特徴だ。「オールは船を漕ぐ道具のこと。生徒が前に進む力の原動力になりたいという思いが込められています」と細谷先生は話す。これまで「個別指導塾で大学受験は不安」と思っていた保護者も、体験授業で手厚いフォローがあることがわかり、入塾を決めた例もあったという。
授業は個別指導もしくは映像授業。映像授業を見たかどうかは、細谷先生が毎回手書きでチェックする。「個太郎塾に来たら映像も絶対サボらせません。生徒と会話をしチェックするというアナログな方法ですが、人の手を入れてきっちりカリキュラム管理しています」と細谷先生。
総合型選抜・推薦入試が増えていることから、苦手科目2科目を克服したいというニーズに応えて、週1回の個別授業と映像授業をセットにした「評定対策コース」を今年新設した。
個太郎塾はフランチャイズ募集をしているが、商圏の人口動態などを分析した上でオーナーに提案し、本部が生徒募集を行い、運営を軌道に乗せてから譲渡するスタイルをとっている。FCオーナーへの面倒見も徹底していると言える。眞田社長は「オーナー様も弊社もWIN WINになるように、運営に伴走していきます」と語った。





































