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AJC(全国学習塾協同組合)森貞孝理事長の最新教育情報 第43回

2021-03-01

SOCIETY5.0に備えて

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ようやく収束の気配が見えてきたかもしれない。1月からの緊急事態宣言も栃木を除いて1カ月の延長が決定したものの、1月下旬頃からの感染者数の減少と、コロナのワクチンの接種が世界各国で始まったことを考えると、パンデミックも拡大の最終局面に近づいているという印象が出てき始めた。それでも3月末には1億5000万人に近づき、最終的に収束する時には2億人を超える感染者と300万人を超える死者が全世界で記録されることになろう。

そのことよりも新型コロナウイルス感染症が収束した後、始まる前とは世の中の景色が一変していることに気が付くのではないか。特にサービス産業が大きく変わりつつある。より多くの人が集まり、より華やかにという感覚が全否定された今回のウイルス感染は、いたるところに死屍累々の惨状をもたらしたと思っている。人がより集うことを自粛する動きは、コロナが収束しても数年間は人々の行動に大きな影響を及ぼすことになるだろう。
と同時に、コンピューター技術の進歩がそこに絡んで、より少ない人で、より効率的に、あるいはロボット技術や自動で作業し生産する方向にイノベーションが進み創造されていくものと思われる。いわゆるSOCIETY5.0の時代に無理やりに突き進まされていく。そういった時代の変わり目のページをコロナウイルスが否応なく開いてしまったのだと考えている。

数年前からやがてAIを中心とした社会構造が一変するシンギュラリティが訪れる。その時、今ある多くの職業はなくなり、コンピューターを使ったロボットなどに取って代わられる時代になると言われてきた。人が外出を自粛し、リモートワークを行う現状は、まさにその新しい時代の1歩を踏み出しているのではないか。 

SOCIETY5.0について簡単に説明したい。SOCIETY1・0は狩猟社会、2.0は農耕社会、3・0は産業革命後の工業社会、4・0は情報社会、そして5.0とはIoTですべての人と物がつながり知識や情報が共有され、AIの活用やビッグデータなどのICT研究開発を進めて未来の新しいサービスを生み出す、自動車の自動走行車やロボットの活用など超スマート社会を言う。
企業は出歩くことの自粛、出勤の7割削減などのコロナ対策を通じて、あらゆる分野で生き残っていく上での対応を迫られ、それがICT技術の進歩につながっていくように見える。

学習塾も例外ではない。今まで何回も挑戦しては思うように使いこなせなかったICT技術も、3密を防ぐため一斉にオンライン指導に切り替えた。オンライン指導が上手に出来ないところは淘汰されるかもしれない。
映像授業の利用も増えている。生徒たちは学校で配られたパソコンやタブレットを1、2年のうちに使いこなし始めるだろう。デジタル教材も増え始めた。従来と同じ指導だけでは対応できない時代が近づいている。情報を上手に使いこなすところから塾は努力していきたい。
使い方を覚えれば、大手・中小の塾の格差はない。スマートウォッチ等の新商品はビッグデータを使って少人数のグループが作り上げている。個々の学習塾の力量が問われる新時代が近い。規模や資金の問題ではなく、頭脳や工夫の結果で大きく変わるのだ。



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