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2014年4月19日(日)

第13 回 全国塾長・職員研修

「学びの現場に立ち返る。」
─ 他社の現場を知り、良きものをまねる。─


  • 私学を代表して来賓の挨拶をした
    東京私立中学高等学校協会・實吉幹夫 副会長

  • 塾を代表して来賓の挨拶をした
    塾全協・沼田広慶 理事長

  • 閉会の際謝辞を述べた
    関志郎 副理事長

  • 主催者御礼と挨拶をした
    湯口兼司 理事長

4月19 日(日)、東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、全日本私塾教育ネットワーク(私塾ネット)が「第13 回 全国塾長・職員研修」を盛大に開催した。
今回のテーマは「学びの現場に立ち返る。」~他社の現場を知り、良きものをまねる~。
「気になる大改革 英語教育」「地域で支持される塾」をテーマとした講演が行われたあと、ワークショップ形式で研修が行われ、最後は「ふりかえり」として、各班が発表と決意表明を行った。

「気になる大改革 英語教育」 講師 今村健吾 氏

ベネッセコーポレーション
今村健吾 氏

3年後から英語教育改革がスタートし、「英語で話す力」を重視した教育へと変わります。
目の前にいる相手に英語で自分の気持ちを伝え、対話し、お互いに協力して活動する。
そんな社会へと変わっていくことに対応した改訂です。
従来の「読む」「書く」「聞く」に「話す」が加わり、大学入試は4技能化へ変わります。
すでに中学、高校、大学入試は「伝わる英語」を重視していて、「覚えて学ぶ」から、「口に出し、使って学ぶ」へ英語学習はその方向を転換しています。
2018年度の中学校では、「英語の授業は、英語で行うことを基本とする」という指導方針が採用される予定です。
定期テストでは、リスニングやスピーキングの実施が増える可能性もあります。
また高校は、すでに13年度施行の新学習指導要領より、英語の授業は英語で実施することが基本となっています。
2020年度には、英語で発表や討論をする授業へと変わる予定です。
ペアワークやプレゼンテーションなど「話す」ための方法も中学校よりレベルアップし、その手法は多岐にわたってきます。
そして小学校では、2020年度の完全実施に向け、小3から英語活動は必修化、小5・6は成績がつく「教科」へと変わります。
現状では、各小学校によって授業内容や生徒の習熟度にかなりの差が生じています。
このように大きく英語教育が変わる中、逆に言うと、学習塾の飛躍のチャンスが到来しているとも言えるでしょう。
ベネッセの英語商品・サービスなどを活用して英語教育改革に対応していただきたいと思います。

「地域で支持される塾」 講師 高橋豊明 専務

ステップ
高橋豊明 専務

私たちステップは、神奈川県内に130のスクール(高校受験部門115、大学受験部門14、個別指導部門1)を展開しております。
すべて神奈川県内にあり、今後神奈川を出るつもりはございません。
売上げに占める広告宣伝費が非常に少ないのが特長で、現在は3~4%です。
最も大きなポリシーは、「教師に営業活動をいっさいさせないこと」。
授業こそが営業活動であり、広告宣伝活動だと考えているからです。
従業員は約600名ですが、95%が正社員です。
入社後1~2年の「新人研修」、各地域ごとの「ブロック研修」、課題を抱えている先生方の「フォローアップ」研修があり、効果も上げています。
しかし10年目、20年目の先生方にとっては刺激が少なく、どのようにブラッシュアップするかという課題が残っています。
そこで、現在実施しているのは「授業ビデオ研修」です。
実際の授業を撮影し、それをあとで検証します。
先生と一緒に授業を見ながら、具体的に改善点を探っていきます。
特に40代くらいの先生方をどのようにブラッシュアップしていくかがテーマです。
生徒にとっては、目の前にいる先生がわかりやすい授業をしてくれるかどうか、ただそれだけです。
私たちはそれを真摯に受け止めて、少しでもいい授業を提供できるように、努力していく所存です。

「学びの現場に立ち返る。」

研修大会では、各テーマごとに組と班に分かれ、他塾や他校の現場の状況を知り、話し合いなどが行われた。
そして最後に、「ふりかえり」として、次のような成果発表と決意表明が行われた。

●1組 何を使ってどう教えているのか?

  • ○1組1班 小学生が集まる現場。そして、小学校英語。
    「様々な塾の方と問題点を共有することができて、非常に楽しい研修会でした。
    今年は、チラシ、イベント、保護者面談など、1つずつ確実に実行して小学生を増やし、楽しい塾という評判をつくっていきたいと思います」。
  • ○1組2班 中学生 上位層をさらなる上位校に合格させる。
    「原点には自分自身が向上心を持って勉強し続ける必要を感じました。
    与えてあげる、教えてあげるというのではなく、自分自身も一緒に学ぶ意識を持ちます」。
  • ○1組3班 中学生 中堅層、下位層を伸ばす。
    「今回初めて参加させていただき、とても勉強になりました。
    もう一度原点に返り、子どもたちのわからないところをしっかり指導していきたいと思います」。
  • ○1組4班 高校生指導
    「当たり前のことにとことん付き合っていくことと、足下をきちんと見て、内容のある勉強を教えていきます」。

● 2組 生徒のモチベーションアップ・心づくり・イベント

「子どもたちは褒められることで伸びていくのはわかっていますが、自分自身、本心から褒めることは少なかったと思います。
次の授業から、再度生徒たちを本当に見て授業を行います」。

●3組 保護者とのコミュニケーション。面談・保護者会・DTSほか。

「子どもとのコミュニケーションをどうするか、子どもにどうやって味方だと思ってもらえるか。
それが保護者とコミュニケーションをとる上でも絶対必要だと確認しました。
今後は時間をとって、さらに子どもたちとの距離を縮めていきたいと思います」。

●4組 個別指導

「結論は出ませんが、アクティブラーニングをどのように個別指導の中に導入するかということで話は進みました。
またモチベーションをアップさせるには、小さな目標を持たせて、クリアできたら褒めることを繰り返すのが効果的です」。

●5組 いま支持されている教育現場とは?環境・サービス・工夫

「中身で勝負し、それがすぐに結果に結びつくのが塾だと思います。
学校も負けないように頑張ります」。


ベネッセコーポレーション


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