2013年11月10日 東京・芝公園 東京グランドホテル
市進ウイングネット 2013年後期
~Web指導研修セミナー開催
去る11月10日(日)、東京・芝公園にある東京グランドホテルにおいて(株)市進ウイングネット主催による勉強会、「市進ウイングネット2013 後期Web指導研究セミナー」が開催された。
参加したのは全国の導入塾の責任者200名余り。いかにして映像授業を集客に結びつけるか、同社運営推進本部の担当者によるアイデアや、導入塾の実例などを真剣な眼差しで聴講していた。
セミナーは、同社、守屋厚志代表取締役社長による開会の挨拶で始まり、第1部「集客力強化」、第2部「指導力強化」、第3部「商品力強化」、第4部「運営年間マスタープラン」という構成で進行された。
同セミナーがいかに具体的な顧客獲得に向けたセミナーであったか。例えば第1部では、「そのうち客」を動かすための具体的な集客方法論が論じられた。「そのうち客」という切り口が大変興味深く、そのターゲットの絞り込み、その層を顧客にするアプローチ、具体的なチラシ、DMについてもヒントを公開した。また第2部では「自立学習ができる生徒」に育てる指導力について論じられた。その概念は学習計画が立てられる、計画に添って学習を実行できる、実行のプロセスを自分で管理できる、成果をもとに計画の修正ができる生徒であるという。
同勉強会は、すべてこのように現場の実践から語られ、豊富なアイデアを公開する、実に有意義な勉強会で、ウイングネット導入塾なら必聴のセミナーであろう。
閉会の挨拶で、市進ホールディングスの下屋俊裕代表取締役社長は次のように語った。「ウイングネットは発売以来6年になりました。内容は進化しつつあり、かなりご満足いただけるものになってきたと思います。塾業界は映像、個別など業態に徹している塾、そして地域だけにこだわった塾さんが調子がいいようです。映像授業は手間をかける必要があります。信頼してきちんとやれば十分映像だけでやっていけます。ウイングネット、ベーシックウイングが1人でも多くの生徒さんの自立学習に役立てるよう、これからも努力してまいります」。
また、市進ウイングネットの守屋厚志社長は、最後の閉めの挨拶で次のように語った。「本日はありがとうございました。社会では教育行政に様々な動きがあります。大学センター試験廃止などとも言われます。塾様も不安になられ、どんな対策が必要かと考えておられるかもしれませんが、まだまだ道筋は見えません。情報に振り回されないよう、もう少し先を見据えて動かれた方が得策だと思います。一方で試験は必要だと私学の担当者は言います。私たちは、では何をすればよいのか。今まで通りだと思います。大学教育を受ける、それに値する基礎学力をしっかりつけさせるべきではないでしょうか。私どもはできるだけサポートさせていただきます。大学生のチューターを皆様方の塾に差し向ける、あるいは普段教えている先生が映像に出る、そんなイベントもできるかもしれません。ぜひ皆さんの伴走者になりたいと思います。これからもどうかよろしくお願いいたします」。