
学研教室 5つのひみつ
「夢中になって勉強する子」はどう育つ?
宮原博昭 著 Gakken 1,980円(税込)
著者の宮原博昭氏は、株式会社学研ホールディングスの代表取締役社長。少しだけ経歴を紹介すると、1959年生まれで広島県呉市出身。防衛大学卒業後、貿易商社を経て、1986年に株式会社学習研究社(現 学研ホールディングス)入社。2010年12月、学研HD 代表取締役社長に就任。
「学研教室って楽しいの?」「どんなことを勉強するの?」「恥ずかしがり屋の子でも大丈夫?」「先生はどんな人?」「困ったとき、相談にのってくれる?」など、この本を読めば学研教室のすべてがわかる。
学研が理想とする「夢中になって勉強する子」には、次の5つの要素が関わっているという。
① 自分の意志で学び続ける「自学自習」
② 学校で習ったことを着実に身につける「教材・カリキュラム」
③ 粘り強く問題に取り組む「考える力」
④ 先生や友だちを尊重し、礼儀正しくふるまえる「コミュニケーション」
⑤ 自信を持って勉強に集中できる「心の安定」
5つのひみつの詳細は本書を読んでいただければわかるが、「日本の教育を支え、そして世界に通じる子どもたちを輩出していく存在として、いまこそ、学研教室の役割を一人でも多くの人に伝えたい」と、宮原社長は本書の「あとがき」で述べている。学習塾関係者には特にお奨めの1冊。