子どものスマホで「困った!」を防ぐ
スマホの与え方・使い方の教科書
野本一真 著 産業能率大学出版部 刊
1,760円(税込)
本書の著者は子育て共育アドバイザー/学習塾塾長(個別学習のセルモ戸塚けやき通り教室)の野本一真氏。職種を変えた転職を経験する中で、多くのドロップアウト社員の対応を経験。学習を通じて、子どもの自己効力感・自己肯定感を育み、急激な変化の時代に「自らが主人公の自らの物語」を歩むことができる力の育成、すなわち、現状を受け入れた上で「自らで考え・行動できる大人へと成長する一助」となることを「指導理念」として塾を開校。コーチング・心理学を駆使した指導で10年以上指導している。
また、子どもの成長には親の関わりが不可欠。親と子が共に育つ「共育」、子育て共育アドバイザーとしても活動している。
一つ質問します。あなたは保護者面談で「子どもがスマホばかりやっていて困っているんですよね」と言われたことはありませんか? 子育てだけではなく、塾での指導においても新たな問題となっている子どものスマホ。本書では、その与え方「スマホルールのテンプレート」を含め、スマホルールだけでなく、スマホ利用の実態・ゲームにハマる理由・SNS・推し活・依存・親子コミュニケーション法・子育て共育7つの法則も紹介。そして全国学力テストで出題された「フィルターバブル現象」に関しても述べている。
塾人として本書を読むことで、保護者面談における会話の幅が広がることは間違いない。