10年連続、算数オリンピック入賞者を出した塾長が教える
「算数力」は小3までに育てなさい
田邉亨 著 ダイヤモンド社 刊
1,760円(税込)
本書で言う「算数力」とは、論理的思考力や情報処理能力に秀でているのはもちろん、未知の問題に挑み、考え続けることを楽しめる力を指す。「算数力」がある子は、中学受験などの受験に超有利なのはもちろん、人生のどんな難題にも果敢に立ち向かっていくことができるという。
どうすれば、そんな「算数力」がある子を育てることができるのか? そのカギは、算数や勉強への苦手意識がつきやすくなる小4になる前に徹底的に考えることの楽しさを教えること。独自のパズル教材や先取り学習、声かけで天才児を育ててきた彦根発の塾「りんご塾」のメソッドを初公開。
「中学受験で有利になるように算数を得意にさせたい」「全然やる気がない子どもに、やる気を出してほしい」「子どもはまだ小さいけど、今のうちに何かしらの才能を伸ばしてあげたい」「子どもに勉強を好きになってほしい」「子どもを今後の社会で活躍できる人間にしたい」と思う塾関係者や保護者にはお勧めの1冊だ。
「学校では成績がよくても、進学塾に入ると全然解けないからくり」「幼少期に質の高い教育を受けると、学習意欲が高まる」「数がイメージできない子は『そろばん』を習うといい」「『教育熱心』と『教育虐待』の違い」など、子どもや保護者とのコミュニケーションにも役に立つことばかりだ。